就職活動は、自己アピールの連続です。
とはいえ、なかなかかしこまった自己アピールをする機会も無いですし、いざとなると自分には何があるのか、何を伝えたら良いのか悩んでしまうかもしれません。
具体的な例もお伝えしながらアドバイスしますので、どんな人でも必ず自己アピールが出来るようになりますよ。
事前準備をしっかりとして、自分自身が納得のいく自己アピールをしてくださいね!
この記事の目次
自己アピールをする時に大切なこと
今までにどんなことをしてきたのか
就職活動では、ただ単に趣味や興味のあることを話すのではなく、実際に「何をしてきたのか」というアクションを話すようにしてください。
というと、特に文系の学生は「大きな成果を出したわけでもないし、特に伝えられる行動はしていない…」と悩んでしまうかもしれませんね。
大丈夫、心配いりませんよ!
これまで毎日生活をしてきたのですから、間違いなくあなたは何がしかの行動をしているはずです。
就職活動に向けて今この記事を読んでいることだって、立派なアクションです!
自分にとって些細と思えることでも良いのです。
「やろうと思っていること」や「やりたいこと」ではなく、実際に「やったこと」を伝える。
そうすることで、上辺でない自分だけしか話せないその時の気持ちや、考えを自己アピールに含むことができます。
特に、遊んでいたことを隠すように、上辺の内容を用意してしまうと、逆に誰にでも使えるような薄い内容になってしまいます。
企業の特色などもありますが、胸を張って、これだけの遊びに打ち込みました!と伝えた方が、あなたらしさが十分に伝わります。
誰にでも当てはまる内容、実際のアクションが伴わない内容は使わないようにしましょう!
企業で自分はどんな貢献ができるか
上記で伝えた、あなたが実際に行ってきたアクションですが、入社した場合はどのように生かすことが出来るでしょうか。
もちろん入社してみなければ分からないことだらけですので、ここでは想像を含む話をして問題ありません。
心配しなくても、ほとんどの学生が即戦力として会社に貢献することは難しいものです。
だからこそ、なぜ自分が今までそのようなアクションを起こしてきたのかを考えて、今すぐに出来そうな貢献内容、例えば「笑顔を絶やさない」「体力に自信がある」「行動力がある」と言った普遍的なポイントに置き換えることで、入社後の自分をイメージしてもらってください。
これも、大切な自己アピールの一つです。
将来のビジョン
そして、最後に入社より少し先、将来のビジョンについても触れておくと良いでしょう。
新卒採用の時点で転職を想像させる発言はあまりオススメしませんので、原則その会社に5〜10年勤めた時に、どうなりたいか、を考えるようにしてください。
そうすることで、先方によりあなたの入社意思を伝えることができます。
もし事前に説明会やインターンなどで社員と接する機会があった場合は、具体的に憧れた社員の方を例に出して、○○さんの〜〜のようになりたい、と話してみるのも一つの方法ですね。
自己PRを作る時のポイント
具体的にエピソードを掘り下げて書く
実際に「やったこと」を伝えて下さいと初めにお伝えしましたが、重要なのは具体的なエピソードを盛り込むことです。
そうすることで、あなたにしか書けない、あなたしか話せない自己アピールが完成します。
あなた自身がより伝わるだけでなく、緊張してしまった際にもとても助かります。
というのも、上辺の内容で原稿を用意していくと、その話を面接で振られた時に、頭が真っ白になったりしてどうにもならなくなってしまいます。
一方で、自分の具体的な内容であれば用意した内容と多少それてしまったり、面接官からの想定外の質問にも、あなたの言葉できちんと対応することができます。
面接官はたくさんの学生と面接をすることが前提ですから、大まかな話では他と被ってしまって印象に残ることが難しくなります。
具体的なエピソードを話すことを心に留めるようにしましょう!
論理的に書く
5W1Hを意識して、内容は論理的に書くようにしてください。
大量の自己アピールがある中で、読みにくいものは読み飛ばされてしまったり、印象に残ることなく次の候補者の原稿に行ってしまう可能性が高いです。
まず自己アピールを考える時には、結局一番伝えたいことは何かを決めてください。
とりとめもなく書き進めてしまっては、内容がぼやけてしまったり結論が見えなくなってしまうこともあります。
論理的な内容はそれだけであなたがしっかりした学生であると印象付けることもできますから、気の向くままに書くようなことがないように、注意してくださいね!
意欲を見せる 抱負を重視する
自己アピールと言っても、とにかく自分を売り込むことだけを意識しすぎないようにしましょう。
もちろんあなたがどんな人か知ってもらうことは大切ですが、あなたが主役になるのではなく、これから会社という組織に入社することを忘れてはいけません。
自分はこんな人間です!で話が終わるのではなく、だからこの会社に入社したい、だからこの会社でこんなことがしたい!と、企業での抱負ややる気を感じさせる内容に繋げられればベストです。
自己アピールが用意できたら、自分の話だけで終わっていないか、もう一度読み返すようにしてみましょう。
例文
例1:学業に打ち込んだ場合
私は大学で児童心理学を専攻しました。
もともと子供が好きで成育過程と遊びにどんな関係があるのかに興味を持っていたためです。
子供たちと2週間過ごすボランティアに参加した際に、御社の玩具に目を輝かせる子供たちの姿を見て、絶大な人気がある御社の商品を、より世界に広める手助けがしたいと願うようになりました。
その中で、より一緒に遊びやすい工夫もいくつか編み出せたので、その経験を生かして機会があれば御社で自分の声をあげたいと思っています。
例2:アルバイトに打ち込んだ場合
私は大学4年間、飲食業のアルバイトに力を注ぎました。
もちろん金銭的な理由もありますが、お客様の笑顔が何よりも好きだったからです。
特に辛かったのは、幾度かありましたが深夜に酔ったお客様に怒鳴られた時です。水をかけられたこともありました。でも理不尽な思いを抑えながら頭をさげて、いつも最後は丸く収めることができました。
御社は地方転勤があるかと思いますが、系列店の他店舗にヘルプに入るなど、慣れない環境でコミュニケーションを取ることを苦に感じたことがありませんので、どんな環境でもタフに尽力できる自信があります。
説明会にいらしたマルマル様のように、笑顔あふれる店作りを一手に任されるような人材に成長したいと思っております。
まとめ
いかがだったでしょうか。
何かの賞を受賞したり、大会で優勝したりといった派手な経験がなくても、自己アピールは誰でも作ることができます。
具体的に自分に起こったことを書くことで、他の候補者の中で埋もれないようにすることを心がけましょう。
今回ご紹介したポイントを押さえて、自己アピールから興味を持ってもらえるとその後の面接でも有利ですよ!
ぜひ、あなたらしさが伝わる文面を考えてみてくださいね。
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