就職先やインターンシップ先として、営業職を希望している人も多いでしょう。会社の顔として、自分の実力次第でいくらでも上が目指せる営業職は、若手にこそ挑戦して欲しい職種の一つでもあります。
そしてその営業職で最も重要になってくるのがアポイントの獲得です。どれだけ良い商品やサービスを持っていても、どれだけ類まれな営業力を持っていたとしても、そもそものアポイントが貰えなければその効果を発揮することはできません。アポイントの獲得がすべての営業のスタート地点であり、ある意味一番のゴールとも言えるのです。
そこで今回は、できる営業マンが実践している、効果的な営業メールの作り方について解説していきましょう。ともすれば地味で効果も薄そうなメール戦術ですが、うまく活用することができれば無限の可能性を秘めています。
今回紹介する記事を、自分が営業活動をする際の参考にしてみて下さいね。
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この記事の目次
テレアポは必ずしも万能ではない?
アポイントの獲得手段として、真っ先にイメージするのは電話、テレアポでしょう。確かにどこの会社の営業もテレアポはするはずですし、言葉で直接コミュニケーションを取るからこそ、話を聞いてもらいやすく、次のアクションにつなげやすいという特徴があります。
しかしその一方で、テレアポならではの弱みもあります。その最たるものがアプローチ量。当然のことながら、テレアポは一件一件行わなければなりません。聖徳太子でもない限り、同時に複数人にテレアポをすることはできないでしょう。そうなるとどうしても時間のロスが大きくなり、中には目的の人に繋がらなかったり、しっかり話はしたもののアポイントを貰えなかったり、どんどん時間を浪費してしまうこともままあります。
また最初のうちは良いですが、クライアントが増えてくればそれだけ電話を掛けなければいけない人も増えるわけですから、やればやるほど他のことに手を回す時間がなくなってしまうのです。ともすればお客様が増えれば増えるほど、効率が下がってしまうと言っても過言ではありません。
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テレアポよりも効果的?読まれる営業メールのコツとは
そんな時に活用したいのが営業メールです。営業メールを上手く活用すれば、自分の労力は最小限に、かつ時間も短い中で、数多くのクライアントに同時に営業活動をすることが可能になります。場合によっては、テレアポ100件よりもメール100件の方が大きな効果を出すことができるかもしれません。
それではここからは、実際にメールを送る際、それを効果の高い営業メールにするためのコツについて解説していきましょう。どんな商品・サービスであっても、最低以下の2つは必ず意識するようにしてください。
1.件名は短くシンプルに、インパクト性を重視して
実際に働いてみればわかりますが、会社員はほとんどメールを読みません。実際には読んでいるのですが、そのほとんどが流し読みで、内容まで頭に入っているケースはほとんどないのです。人によっては一日に数百件のメールが届く人もいますから、当然と言えば当然ですね。ましてや営業メールに関しては、読まずに捨てられてしまうこともたくさんあるでしょう。
だからこそ、いかに件名で「このメールを読みたい」という気持ちにさせられるかが重要なのです。ダラダラと長い件名を書いても無駄。流し読みをしてる時でもサッと読み切れて、かつ「おっ?」っと思えるインパクト性の強いタイトルを模索してください。具体的には16文字以内が良いとされています。かなり短く感じるかもしれませんが、逆に言えばその文字数で気になると思わせることができれば、本文まで一気に読んでもらえる可能性もグッと上がるでしょう。
2.本文も短めに、かつ伝えたいことを明確に
タイトルで注意を引いて、やっとの思いでメールを開いてもらっても、開いた先の本分がダラダラと長くなってしまっていては無意味です。パッとみて「長い」と感じた文章は、それだけで相手の読む気を失わせてしまうので、本文も短く作るようにしてください。
その際、自分たちの商品やサービスの特性・強みを伝えることはもちろんですが、それがもたらすメリットに関しても言及すると良いでしょう。結局のところ、人は自分にメリットのあることに興味を持つものです。例えば化粧品を宣伝する時、「こんな高級な素材を使ってる」なんてことをいくら声高に言っても、相手からすると「だから?」という感じです。「高級な素材を使ってるから、使うことで肌が良い綺麗になる」「男性からの注目度が上がる」と言ったように、その自分にとって何がメリットなのかも伝えることで、初めて相手は購買意欲が上がるのです。
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こんなメールは自分の評価を下げるかも?
ここまでは、営業メールの中でぜひとも盛り込んでいきたい内容や気を付けておきたいポイントについて解説してきましたが、今度は逆に送ることであなたの評価を下げることにも繋がってしまうようなNG営業メールに関して紹介していきましょう。
NG例その1.意味のない件名
件名に最大限こだわるべき、という話は先ほどさせて頂きましたが、ここで失敗をしてしまうと逆に評価を下げることにも繋がりかねません。よく見かけるのが「○○会社の△△です」というような、ただの自己紹介しか書かれていないメール。それはメールの差出人のところを見ればわかる内容ですし、見る側からすれば「それがどうした?」「本題は?」という感じです。自分の名前を相手に伝えたいわけじゃないでしょう。件名には本題となる内容をしっかり盛り込むことが大切です。
また開封してもらうために、「必見!」「緊急!」と言ったようないたずらに煽るような文章も避けるべきです。それこそ、何か危険な内容なのかもしれないと捨てられてしまうこともあれば、危険だからこそ読もうとして、それが営業メールだと知った時のガッカリ感は相当です。「くだらないメールを送ってきて…」なんて風に思われてしまったら最悪ですから、こういう文句は絶対に避けるようにしましょう。
2.結論までがとにかく長い
営業メールだからこそ、丁寧に話さなければならない、情報の不足があってはならない、という想いは誰しも持つものでしょう。しかしそれによって本文が長くなり、結局何が言いたいのかわからない文章になってしまっては意味がありません。
商品やサービスをこの場で買って欲しいのか、それともまずはアポイントが欲しいのか、送り主のしたいことが明確になっていないメールは、読む側も混乱してしまいます。まずはそのメールを送る本来の目的を早めに伝えた後で、補足があれば盛り込んでいくようにしましょう。
ビジネスの世界では結論が最初です。回りくどい導入や脇道にそれた話は必要ありません。
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営業メールを使いこなすと、仕事の効率は一気に加速する
営業先が増えれば増えるほど、一つひとつの案件に避ける時間やマンパワーはどうしても少なくなっていってしまうものです。そうして手が回らなくなってしまい、サポートがおろそかになってくると、昔なじみのお客さんですら、他社に取られてしまうかもしれません。
だからこそ活用したいのが営業メール。これを正しく運用できれば、ほとんど自分の手を煩わせることなく、案件が向こうからやってくる、なんて状況を作ることもできるようになります。そうすれば営業効率が上がるのはもちろんですが、営業成績もそれに紐づいて上がって行くことになるでしょう。
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