就職活動やインターンシップの面接では、男性はスーツにネクタイが基本スタイルです。
でも、普段スーツを着慣れていない方はどんなネクタイを選べばいいか迷ってしまうでしょう。
実は、ネクタイは色や柄によって与える印象が大きく左右されるので、戦略的に何を身につけるかを選ぶことが重要になります。
ここでは、就活やインターンの面接で好印象を与えるネクタイの選び方について解説いたします。
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ネクタイの色が与える印象
スーツ販売店のネクタイコーナーに行けば、あらゆる色のネクタイが売られています。
自分の好きな色を選んでテンションを上げるのも大切ですが、「面接官にどのような印象を与えたいか」という視点を持つことも重要です。
赤色は情熱的、青色は冷静といったように、色が人に与える印象の効果は絶大なものがあり、「イメージ効果」と呼ばれて心理学的にも研究が進んでいます。
政治家を見ても、選挙のときは力強さをアピールするために赤色のネクタイをつけている方が多いものです。
ここからは、代表的な色がどのような印象を与えるかを紹介しますので、自分のイメージに適したネクタイを選んでみてください。
赤色
赤色は「情熱」「やる気」「勝利」といったイメージを与えます。自信がある印象を与えたり、熱意を感じてもらいたかったりする場合は、赤色のネクタイを選ぶとよいでしょう。
就活やインターンの面接でも人気の高い赤色のネクタイですが、色の選び方には少し注意が必要です。
同じ赤色でも、原色に近い赤は少々安っぽく軽い印象を与えてしまいます。一方、ワインレッドやえんじ色のように暗めのトーンの赤色であれば、ビジネスマンとしても信頼できる相手として印象付けることができます。
青色
赤色と並んで人気の高いネクタイの色が、青です。
青色は「誠実」「真面目」「勤勉」といった印象を与えるため、知的でロジカルなイメージや誠実な印象を持ってもらいたい場合におすすめです。
勤勉と言われる日本人は青色を好む傾向が強く、社会人になってからも青色のネクタイを身につける人は多いもの。ある意味、無難な色とも言えます。
日本人の肌色にもなじみやすい色なので、ネクタイの色に迷ったらまずは青色を検討してみてはいかがでしょうか。
水色
青色の中でもトーンの明るい水色のネクタイは、「爽やか」「清潔感」といったイメージを与えます。
とくに夏場は涼しげな印象を与えるので、季節に合わせて選んでみてもいいかもしれません。
フレッシュで爽やかなイメージを持ってもらいたい場合は、水色のネクタイがおすすめです。
黄色
「活発」「陽気」「個性的」な印象を与える黄色のネクタイ。
快活でコミュニケーション能力の高さをアピールしたい場合や、他の人とは違う個性を演出したい場合は黄色のネクタイを選んでみてください。
ただ、原色や蛍光に近い黄色だと派手すぎて軽い印象になってしまうので注意が必要です。
また、黄色のネクタイをシャツやスーツに合わせるのはオシャレ難易度が高いので、トータルコーディネートをよく考えて選ぶようにしましょう。
灰色
グレーは「上品」「協調性」といった印象を与えます。
黒のリクルートスーツにもなじみやすく、落ち着いた印象を与えられるので使い勝手のいいネクタイになるでしょう。
しかし、無地の灰色だと印象が控えめになりすぎてしまうので、柄やワンポイント入ったものを選ぶとセンスがよく見えます。
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ネクタイの柄が与える印象
あまり気に留めていないかもしれませんが、ネクタイの柄には代表的なパターンがあります。
同じ色であっても、どのような柄であるかによってネクタイの印象は大きく変わります。
ここからはネクタイの柄と与える印象について、具体的に見ていきましょう。
ストライプ
縞々模様のストライプは、日本人にも人気の高い柄の一つです。
フォーマルな場でもカジュアルな場でもなじみやすいので、使い勝手のいい柄と言えるでしょう。
なお、右斜めに線の入ったものを「レジメンタル」、左斜めに線の入ったものを「リバース」と言います。
赤色に薄いグレー、青色に薄い黄色といったように、色の濃淡のバランスがとれたものを選ぶと印象がよくなります。
原色に近い色同士のストライプだと派手すぎる印象になり、薄い色同士だとあまり印象に残りません。
また、ストライプの線の太さによっても印象は変わります。太いものだと力強い印象に、細いものだとまとまりがよく誠実な印象になります。
ビジネスシーンにふさわしく、色と線の太さのバランスがとれた一品を選ぶとよいでしょう。
ドット
規則正しく配置された小さな点が柄となっているのが、ドットです。
灰色や水色といった薄い色をベースに、濃いめの色のドットが入っているネクタイは、かわいらしくオシャレな印象になります。
単色だとぼんやりした印象になるネクタイの色の場合は、ドット柄が入ったものも選択肢に入れてみてください。
ただ、ドットが水玉模様並みに大きくなると、面接にしては派手な印象になってしまうので不向きです。
チェック
線が交差した柄がチェックです。
親しみやすく、安定感のある印象を与えるので就活やインターンの面接にも向いています。
落ち着いた色の組み合わせのものが大半ですが、中には個性が強すぎるものもあります。
個性が求められる職種や業界であれば受け入れられるかもしれませんが、お堅い業界や一般的な企業では面食らわれてしまう可能性があるので気をつけましょう。
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就活にふさわしくないネクタイの種類
ネクタイはTPOに応じたものを選ぶのが、大人としてのマナーです。
就活やインターンの面接で、あまりにも奇抜な配色や柄のネクタイを結んでいると、TPOが読めない人だとあきれられてしまうかもしれません。
また、キャラクターのイラストや写真が目立つようにプリントされた、ネタ的なネクタイも存在します。こういったものは、あくまでパーティや舞台のようなカジュアルな場で結ぶことが想定されています。
あなたの個性はネクタイではなく、話す内容でアピールすることができるのです。
就活やビジネスシーンにふさわしく、センスのいいネクタイを選ぶようにしてください。
その他にも、黒や白のネクタイも避けるようにしてください。
黒はお葬式や法事で使用するネクタイであり、白は結婚式で用いられます。
就活は冠婚葬祭ではないので注意しましょう。
ただし、黒色でも素材感や柄次第ではスタイリッシュな印象を与えることもできます。喪服らしさが出ない自信があれば、戦略的に選んでみてもいいでしょう。
また、ネクタイピンについては付けても付けなくてもどちらでも問題ありません。
ネクタイピンはネクタイを固定することができますが、最近は本来の用途というよりかはファッション性重視で付けられることが多いです。
さりげないネクタイピンはセンスのいい印象を与えられますが、ごてごてして派手なものはビジネスにふさわしくないので注意が必要です。
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まとめ
ネクタイの色や柄が人に与える印象について、分かっていただけたかと思います。
ネクタイ売り場に行くと種類がありすぎて迷ってしまうこともあるでしょうが、選ぶ基準は「ビジネスの場にふさわしいかどうか」を重視し、「相手にどのような印象を与えたいか」を考慮するようにしましょう。
就活やインターンの面接は、おしゃれ披露会ではなくビジネスの交渉の場です。
自分好みの色や柄でテンションを上げるのも大切なことですが、それ以上に相手の事を考えて戦略的にネクタイを選ぶようにしましょう。
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