「最後に、何か質問はありますか?」
面接の最後に聞かれる、いわゆる「逆質問」の答えにつまってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
質問を用意しておらず「とくにありません」と答えてしまったり、休日数や残業についてばかり質問して面接官に微妙な表情をされてしまったり…。
後から後悔することを避けて、逆面接で自己PRにつなげるためにも、逆質問の考え方やいい質問例、NG質問例を解説いたします。
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この記事の目次
逆質問の考え方
そもそも、逆質問はどのような観点から考えるべきなのでしょうか。逆質問を準備するためにもおさえておきたいポイントを見てみましょう。
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1.目的を考える
逆質問の目的は主に2つあります。
まず、意欲や志望度をアピールすること。就活は転職者とは異なり、スキルや経験値は基本的に一律の学生を採用します。そのため、人柄やポテンシャルを重視する採用になるのですが、最終的な決め手となるのは何と言っても「入社への意欲」となります。
逆質問は、意欲や志望度をアピールできる絶好の機会です。仕事内容や働き方をイメージするための具体的な質問は、入社への強い意思を伝えることができるでしょう。
次に、企業との相性を見極めること。いくら労働条件のいい企業でも、社風や企業文化、仕事の進め方などの相性が合わなければ、働くのは苦痛になってしまいます。
仕事の評価基準ややりがいなど、相性を見極める質問をすることで、長くイキイキと働ける企業を選別することが可能になります。
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2.面接者の立場によって質問を変える
一次面接は人事担当者、最終面接は役員や社長といったように、回数を重ねる中で面接者が変わることはよくあります。
例えば、人事担当者に営業の仕事内容を具体的に質問してもうまく答えられないでしょうし、役員や社長に現場の仕事の進め方を質問するのもお門違い。
面接者の立場によって答えられる内容は異なるので、相手に合わせた質問内容を考える必要があります。そうすることで、有益な回答を聞くことができ、あなた自身の入社先選びにも役立つことでしょう。
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自己PRにつながる逆質問例5選
逆質問は、目的と面接官の立場に合わせて考える必要があると理解いただけたかと思います。それでは、自己PRにつながる逆質問の例を5つご紹介していきます。
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1.意欲や志望度をアピールする質問
入社後にどのような仕事に取り組むのか、どのような人が活躍しているのかなど、具体的な仕事の中身について質問することで、意欲や志望度をアピールすることが可能です。面接者の回答に対して「ぜひ前向きに取り組ませていただきたい」と伝えることで、さらにアピールできるでしょう。
なお、「私は〇〇というプロジェクトに参加できますか?」といったような、内定前提の印象を与える質問の仕方は、図々しく映ってしまう可能性があるので避けるべきです。
質問例
- 入社後にすぐ貢献できる仕事はどのようなものがありますか?
- 営業チームの一日の仕事内容を、具体的に教えていただきたいです。
- 活躍する新入社員は、どのような強みや特徴がありますか?
- 入社までに勉強すべきことがあれば教えてください。
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2.企業との相性を見極める質問
自己分析やインターンの経験を通して、入社先には譲れない条件を明確にしておきます。それらに関する質問をすることで、企業との相性を見極めることが可能です。
就活は企業から選ばれるだけでなく、あなたが企業を選ぶ場でもあるのです。相性のいい企業に入社して、気持ちよく働くためにも疑問点は洗い出しておきましょう。
質問例
- 仕事の成果はどのような観点から評価されますか?
- 会社の魅力や仕事のやりがいは何ですか?
- 入社後の行動で意識しておくべき事はありますか?
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3.人事担当者への質問
人事担当者は、普段社員の評価や労務管理を行っています。また、採用活動を通して企業理念や文化についてはよく理解しています。そのため、人事担当者には「どのような人材が活躍しているのか」「企業らしさはどのような点にあるか」といった側面からの質問をすることをオススメします。
場合によっては、様々な職種を経験して人事部署へ配属されている可能性もあるので、人事担当者の経歴を把握しているのであれば、その部署や職種についての質問をするのもいいでしょう。
質問例
- この企業で活躍している人材の特徴は何ですか?
- 企業理念に共感したのですが、実践のために取り組んでいることはありますか?
- 人事から見た、御社らしさは何ですか?
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4.現場社員・責任者への質問
現場社員や責任者は、その部署や職種のスペシャリストです。仕事内容や部署の雰囲気、仕事の進め方について具体的に質問し、働くイメージを醸成できるようにしましょう。
質問例
- 部署では、何を大切にして仕事に取り組まれていますか?
- 受注から納品まで、どのようなスケジュールで仕事を進めていますか?
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5.役員・社長への質問
企業を経営している役員や社長には、より高い視点からの質問が適切です。企業全体のことや、経営者から考える活躍する人材など、役員や社長だからこそ分かる質問を投げかけましょう。
質問例
- 経営者から見た活躍する人材はどのような特徴がありますか?
- 企業理念に共感したのですが、どのような背景で設定されたのですか?
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逆質問のNG例4選
逆質問は入社への熱意を伝える自己PRにつながりますが、次にあげるような質問をしてしまうと印象を悪くしてしまう可能性があります。逆質問のNG例を見ていきましょう。
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1.「ありません」と回答する
逆質問を準備しておらず「とくにありません」と回答してしまうと、「企業に興味がないのかな」と思われてしまいます。また、自発的でなくコミュニケーション能力に乏しいとみなされてしまう可能性があります。
逆質問はほぼすべての企業で行われるものなので、しっかりと事前に準備して何らかの質問ができるようにしておいてください。
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2.募集要項や企業ホームページを読めば分かる質問、細かすぎる質問
募集要項や企業ホームページに掲載されているような、あまりにも基本的すぎる質問は絶対にNG。企業研究が一切できていないと思われ、非常に悪印象です。逆質問を考える際は、疑問点が企業ホームページなどに記載されていないか、まず確認するようにしましょう。
また、企業ホームページや四季報、IR情報に掲載されているような、あまりにも細かすぎる点に関する質問も相手を困らせてしまうので注意が必要です。
NG質問例
- 主力商品を教えてください。
- 企業理念はなんですか?
- IR資料に記載されている、この数字についてですが…。
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3.「はい/いいえ」で回答できてしまう質問
はい、いいえで回答できてしまう質問も、話が広がりにくく自己PRにつながらないので避けるべきです。ただし、その質問をきっかけに話を展開していけるのであれば、うまく活用してもよいでしょう。
NG質問例
- 仕事にやりがいはありますか?
- 新入社員はまず〇〇部署に配属されるとありますが、本当ですか?
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4.待遇を気にしすぎる質問
残業時間や休日数、給与などの待遇については非常に気になるところでしょう。もちろん、疑問点があれば解決しておくべきですが、逆質問の際にその点についてばかり質問してしまうと悪印象。
例えば合コンやお見合いで、あなたの人柄や魅力に興味を示さず、学歴や年収などのスペックばかり質問されたら嫌な気分になりますよね。
まずは企業の魅力を問う質問をして自己PRをしてから、最後に待遇面の質問をするようにしておきましょう。
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まとめ
逆質問を上手く活用すれば、内定の可能性がグッと高まる絶好の機会となります。目的や面接官の立場に応じて、事前にしっかりと質問内容を考えて、自己PRにつなげてください。
また、NG質問例であげた点には注意しましょう。特に、「質問はありません」と回答してしまうのはやる気がないと思われてしまい、非常に損です。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき、逆質問のチャンスを生かして、就活を成功させましょう。
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