参加したインターン先企業名: 株式会社Step House
参加したインターン: 営業
名前: 岩崎 弘樹
大学名: 福岡大学
学年(取材時): 大学3年生
インターンシップを始める前は、ただ毎日をぼんやりと過ごしていたと思います。 というのも、大学受験を失敗してしまったことから希望の大学への入学が叶わず、やりたいことを見出せずにいたからです。 単位を取るものの、学業への意欲は湧かずにいました。 サークルにも所属していましたが、ここでも本気で取り組めることはありません。 第一志望の大学でサッカー部に所属しようと考えていたこともあり、サークルの練習では生ぬるいと感じるばかりでした。 大学生活4年間をこのまま終わらせていいのかという不安が、心の中には消えずにいたのです。
インターンシップを始めたきっかけは、兄の勧めです。 兄は大学4年生から、個人向け商材を取り扱う訪問販売の長期インターンシップを経験していました。 長期インターンシップについて話をしてくれる兄は、いつも充実している様子だったことを覚えています。 話す度に「就活に役立つし、コミュニケーション能力も身につくから絶対に経験した方が良い」と勧めてくれました。 自分よりもっと早期からインターンシップに参加して、その経験を就活に活かしてほしいという想いが兄に強くあったということもあります。 私自身もその勧めを受け、インターンシップや就活について積極的に調べるようになりました。 そこで昨今の就活背景には、「文系学生の8割が営業職に就く」という事実を知ります。 今から営業スキルを身につけることができれば、将来に役立てることができると確信しました。 そして、長期インターンシップを始める決心をしたのです。
インターンシップを通じて成長したことは主に2つあります。 1つ目は、初対面の人でも積極的に自ら話をしようと考え方を変えられたことです。 今までの私は、人とコミュニケーションを取ること自体を面倒だと考えていました。 そのため、初対面の人にはもちろん、自分から話しかけるようなことは全くもってありませんでした。 しかし、私が参加した営業のインターンシップは、学生のうちから実務を任せていただけることから様々な人たちと関わる機会が多いです。 顧客対応から信頼関係を築き、喜びの声や自分自身の成果が得られることに楽しさややりがいを感じ、もっと上を目指そうと向上心が芽生えました。 その結果、自分から積極的に会話を繰り広げたり相手をもっと知ろうとしたり、考え方や行動の変化に繋がりました。 また、インターンシップ生同士も関わる機会が多くあります。 多種多様な人たちと仲を深められ、切磋琢磨できる環境であったことも自分を変えられた1つのきっかけでしょう。 2つ目は課題解決ができるようになったことです。 このインターンシップでは、業務毎にPDCAを回します。 その時に自分のできなかったことや課題を洗い出し、どうすれば解決できるかなど考えを巡らせどんどん実践していきます。 このように目の前の課題にとことん向き合うことで、自分の「できない」を1つ1つ「できる」に変えていくことができました。
成長できた1番の要因は、インターンシップを辞めなかったことです。 インターンシップを始めてから1~2ヶ月の頃の私は、アポイントが全く取れないアポインターでした。 結果も出ず、精神的にも辛いような状況に陥ってしまった時、ほとんどの人がインターンシップを辞めていきます。 しかし、私は、どんなにアポイントが取れない日が続こうとも諦めずに前向きに取り組みました。 自分の意思で始めたインターンシップに対して「成果を出さずに辞めるのは格好悪い、できない自分に打ち勝って何かを残したい」と奮い立たせたのです。 諦めずに努力を重ねた結果、支部全体で2位の結果を残せるまで成長を遂げて大きく前進することができました。
今後もこのインターンシップでは、支部内2位以上の結果を毎月コンスタントにあげられるアポインターになりたいです。 社会に出てからは、インターンシップで身につけたPDCAサイクルを活かし、「できない」ことを「できる」ようにしていくプロセスを繰り返していきます。 また、このインターンシップの実践環境を通して得た、他の人よりも早く営業を経験したアドバンテージを存分に活かそうと思います。 若手のうちから裁量を持って働けるような環境がある企業に就職し、しっかり結果を残していける社会人になりたいです。 そして、新入社員の中でトップの成績を狙っていきます。
私にとってインターンシップとは、自己成長ができる最高の場所です。 大学生活を送る中で、学業以外の経験としてサークルやアルバイトをするのが一般的でしょう。 もちろん、そこでもある程度の経験やスキルを得られるでしょうが、限界があります。 就活や将来を見据えて意識を高く持ち、インターンシップの実践環境下で実際の業務に携わることができれば必ず成長できます。 理想とする自分の姿を叶えることもできるでしょう。 私自身、インターンシップへの参加によって熱中できるものを見つけることができ、大きく成長することができました。 また、意識が高い素敵な仲間との多くの出会いもありました。 私のように受験に失敗した人や腑抜けた学生生活を送っている人、人生に悩んでいる人にこそ挑戦してみてほしいです。