既卒や第二新卒ってどういう意味?想定されるデメリット

就職活動をしていると、既卒や第二新卒という言葉を聞く機会もあるでしょう。もちろん順調に就活を終え、自分の理想とするキャリアを描けるのが一番ではありますが、必ずしもすべての人が希望を叶えられるわけではありません。

 

場合によっては、内定を獲得せぬまま卒業したり、入社した会社が自分に合わずに退職してしまったり、未来のことは誰にも予想できないものです。

 

そこで今回は、既卒や第二新卒について詳しく解説し、そこから予想されるデメリットと、それを防ぐためにやっておきたいことについてご紹介していきます。

 

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既卒、第二新卒って具体的にはどんな状態?

まずは既卒、第二新卒とはどういった境遇のことを指すのか解説していきます。企業やサイトによって表記のルールに多少のバラつきはあるのですが、一般的な認識として参考にしてみて下さい。

 

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既卒とは?

 

既卒とは、企業への就職をせずに、卒業をしてしまった人のことを指します。似た境遇の中にフリーターというものがありますが、フリーターはどちらかというとアルバイトなどをしながら生活している人を指すことが多く、それに対して既卒はアルバイト経験もない、卒業して間もない人を指すケースが多いでしょう。

 

そういう認識が強くありますので、卒業して半年や1年以上の時間が経っているにも関わらず、アルバイト経験も無いという状態だと、その後の就職活動が不利になりやすくなります。

 

アルバイトとは言え、働くということを経験していることは採用する側にとってはうれしい要素。社会の厳しさや、お金を稼ぐことの難しさを知っているというイメージがありますからね。

 

ですので、既卒になってしまい、アルバイトも出来ればしたくないと考えている人は、なるべく早く就職活動を再開した方が無難です。時間が経てば経つほど、空白期間に何をしていたのか、という部分に焦点が当てられやすくなってしまい、そこで採用担当を納得させられる回答が用意できないと、面接を成功させることが難しくなってしまいます。

 

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第二新卒とは?

 

第二新卒とは、明確な基準があるわけではないのですが、一般的には学校卒業後3年以内の人で、一社以上正社員として働いた経験がある人のことを指します。既卒が働いた経験が無い人を指すのに対し、社会人経験があるのが第二新卒というイメージですね。

 

最近は転職すること自体を悪と考える風習はかなり薄くなってきていますが、それでも3年も経たずに辞めてしまったというのは、転職先企業からすれば嬉しい情報ではありません。

 

採用面接では、往々にして前職に対する不満を語るのはNGとされています。前職が明らかなブラック企業だったとしても、その内容を大っぴらに話すことはできませんから、どうしても辞めてしまった自分の心の弱さを見られるケースが多くなるでしょう。

 

また第二新卒という、新卒と名のつく境遇ではありますが、戦わなければならないのは転職市場です。市場の中には経験を豊富に積んだベテラン勢も数多く存在するため、スキルや能力が磨かれ切っていない早期離職者はどうしても弱くなりがち。

 

早期離職者というレッテルを貼られた状態で、それでも採用したいと思わせるだけの熱意と人柄を磨いていかなければならないのです。

 

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既卒や第二新卒にならないためにするべきこと

正直、既卒や第二新卒という境遇がメリットとして働くケースはほとんどありません。そのため、いかにそのような境遇にならないようにするかを考えることが大切と言えるでしょう。

 

ここからは、既卒や第二新卒にならないために、大学生のうちからやっておくべきことについて解説していきます。

 

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自分と企業の研究に時間を掛ける

 

面接や選考がうまくいかない原因の多くは、自分や会社に対する理解が低いということです。自分が何をやりたいのか、自分は何が得意なのかをしっかり把握できていないからこそ、企業が唸る自己PRを話せなかったり、その企業がどんなことをしているのか、どんな強みを持っているのかを理解しきれていないからこそ、企業が納得する志望動機を話せなくなってしまうのです。

 

自己分析や企業研究にはとにかくたっぷりと時間を掛けるようにしましょう。そうすることで、自分が目指すべき会社も見つかっていくはずですし、その会社が求める能力や人柄などの情報も明らかになっていくはずです。

 

学生にとっては、ある日突然就職活動が始まり、とにかく急いで行動することを求められているような感覚になることもあるでしょう。就職活動のやり方をじっくり解説してもらえる機会もあまりありませんからね。

 

しかし、そこで焦って、闇雲にエントリーして、面接を受けに行っても効果はありません。まずは一度立ち止まり、じっくりと自分と企業を見つめ直す時間を作ってください。落ち着いて考えれば、就職活動には意外と時間的な余裕もあることがわかるはずです。

 

周りに流されず、自分のペースで一歩ずつ歩いていくことが大切です。

 

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インターンシップに参加するのも効果的

 

内定を獲得できない理由の際たるものが、自分や企業に対する認識の甘さだとしたら、インターンシップに参加するのも非常に効果的な戦略であると言えるでしょう。

 

企業内での実習を通し、働くとは何かを学べるこの機会は、自分のやりたい仕事が何なのかという理解はもちろん、業界や会社の特徴も実体験として学ぶことが可能です。そこで培った知識やイメージの世界で想像したものとは精度が違いますので、より具体的なキャリアビジョンを持つことができるようになるはずです。

 

また実務を通して、実際の業務に必要なスキルも磨けます。新卒採用は往々にしてスキルを問わないポテンシャル採用で行われますが、それは新卒学生の多くが未経験だからという前提に基づくもの。そこでしっかりとスキルを磨いた学生がやってくれば、採用担当者として欲しくないはずがありません。

 

仕事や自分に対する理解を深めつつ、一方で採用する側にとってもうれしいスキルを磨いていけるインターンシップは、就活市場においてはもっとも優遇される経験と言っても過言ではないのです。

 

会社のことを深く知っていれば、入社後のミスマッチで早期離職をしてしまう可能性もグッと減らすことができるでしょう。大げさかもしれませんが、メリットしかない体験と言っても過言ではありません。

 

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既卒、第二新卒にならないために、学生のうちからできることをやっていこう

既卒や第二新卒になる人は珍しくありませんが、だからと言ってそれらの人すべてが、何の苦戦もせずに次の職場を見つけられるかと言うと、決してそんなことはありません。場合によってはそれが足かせになってしまい、学生時代の就職活動よりも苦戦をしてしまうこともあるでしょう。

 

だからこそ、そうならないために、学生のうちからできることに全力で取り組む必要があるのです。中でもオススメなのがインターンシップへの参加。実際に働いてみることで、自分の強みや弱みはもちろん、その会社や職種の魅力もより明確にわかってくるはずです。

 

それが理解できている人といない人であれば、企業はどちらを採用したいと思うでしょうか。理解度の高い人であることは間違いありません。就活を有利に、かつ入社後のミスマッチも減らせるインターンシップを活用し、希望の就職を叶える努力を怠らないようにしてください。

 

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