学業や就活との両立が難しくなったり、新しい長期インターンにチャレンジしたくなったりして、今の長期インターンを辞めたいと考えている方も多いかと思います。
でも、インターンを辞める時ってどうすればいいのか悩みますよね。
インターン先企業に迷惑をかけることなく円満に辞めるためには、いくつかのステップを踏んで進めていく必要があります。
今回は、長期インターンを辞めるときのNG行動と理想の辞め方についてご紹介いたします。
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この記事の目次
インターンを辞めることがベストなのかをしっかり考えよう
長期インターンを辞めたいと思ったあなた。本当に辞めるのがベストな選択肢でしょうか?せっかく縁があって参加することになった長期インターンなので、できる限り長く続けることがあなたの成長にもつながります。
なんとなく嫌になったから、仕事が辛いから、という理由で安易に辞める選択をとってしまうことは避けたいところ。仕事内容や環境を改善してもらえないかなど、先輩社員に相談することで今の悩みが解決する可能性もあります。辞めると決めてしまう前に、まずは今のインターンを辞めることが本当にベストなのかを考えてみてください。
それでもやはり今のインターンを続けていくのが難しい場合は、きちんとしたビジネスマナーに則って、企業に迷惑をかけないよう辞めるための準備を進めていきましょう。
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絶対にやってはいけないインターンの辞め方
インターンで失礼な辞め方をしてしまうと、それまで築き上げた信頼を一度に失うことになります。それに、卒業後に同業界や関係業界に就職した場合、取引上でトラブルが生じてしまう可能性もゼロではありません。
企業に多大な迷惑をかける非常識な行為のため、次にあげるような辞め方は絶対にしないようにしてください。
突然バックレたり音信不通になったりする
先輩社員に辞めることを相談することで、怒られるかもしれないと不安になって、何の相談もせずに突然バックレたり音信不通になったりすることは絶対にNGです。
あなたがインターンを辞めるということは、企業にとって戦力を失うということです。企業はあなたのこなす仕事も見越して今後のスケジュールを立てているので、突然いなくなってしまうと仕事を計画通りに進められなくなり損害がでてしまいます。
インターン生といえども、仕事に関わった限りは立派な社会人として扱われます。ビジネスでは無責任な行動はご法度なので、辞める時にも責任を持った行動をしなければなりません。
それに、辞める相談をして怒られるのは極めて稀なケースです。正社員ではないので、企業もインターン生はいつか辞めることになるだろうと考慮している場合が大半です。正しい手順さえ踏めば、辞める時に怒られることはほぼありませんので安心してください。
メールで辞めることを伝えてインターンに参加しなくなる
何も言わずに辞めるのに比べると幾分マシではありますが、直接相談することなくメールだけで辞めることを伝えて突然参加しなくなるのもNGです。
ビジネスの世界では、重要な事柄は直接話をするのが常識です。また、前述したとおり突然辞めることは企業にとって大きな迷惑となってしまいます。
辞める時は、きちんと事前に直接相談して、辞めるまでのスケジュールをすり合わせる必要があるのです。
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立つ鳥跡を濁さない!上手なインターンの辞め方
今まで頑張ってきた長期インターンなので、最後まで良好な関係を維持したいですよね。立つ鳥跡を濁さず、上手にインターンを辞めるためには次に紹介する点に注意して、手順を踏んで手続きを進めてください。
1か月前に辞める旨を相談する
正社員が退職する場合も、辞める1か月前に上司に相談するのが一般的です。この理由は、抱えている仕事を引き継ぐための調整期間を設けなければならないからです。インターン生であっても仕事を任せられている限り、辞めた後にあなたがしていた仕事を誰が引き継ぐかという問題が発生します。
自分の希望だけを優先して辞めるのではなく、最後まで仕事に責任をもって、企業の都合を考慮した上で辞める手続きを進めましょう。
辞めるまでに実績を作っておく
営業などの成果が数字で表れるインターンであっても、内勤系の数字で表しにくい仕事のインターンであっても、辞めるまでに何か印象に残る実績を作っておくことをおすすめします。
実績を残しておけば、「やりきったので新しいインターンにチャレンジしてみたい」といった理由にも説得力がでます。それに、しっかり仕事をやってくれたから気持ちよく見送ってあげようという心持にもなるものです。
インターンで実績を残せれば、就活での自己PRでも大変有利になりますので、辞めるまでに何か一つやってやろう!という心意気でインターンに取り組んでみてください。
最終出社日まで全力でインターンに取り組む
辞めることに同意を得られて最終出社日が決まったとしても、「どうせもうすぐ辞めるから」とやる気のない態度を示してはいけません。社員はすぐにその態度を見破るので、「所詮そこまでの人か」とあなたの評価を下げることになってしまいます。
仕事は最後まで責任をもって取り組むのが基本です。とくに、時給が発生する有給インターンに参加している場合は、給料分の働きは最後までしっかりとこなさなければなりません。
円満退職には、立つ鳥跡を濁さないことが一番大切です。最終出社日まで全力でインターンに取り組んで、高い評価のまま辞められるようにしましょう。
最終出社日はお世話になった人に挨拶する
最終出社日を迎えたら、お世話になった人に挨拶してまわりましょう。とくに長期インターンの場合ですと、直属の先輩や上司以外にも、他部署の先輩社員など様々な人にお世話になっているはずです。先輩や上司はもちろんのこと、お世話になった人にはできる限り挨拶することで、礼儀正しい人だという評価が高まります。別支社の社員などで直接挨拶できない場合は、メールや電話で挨拶するようにしましょう。
また、とくにお世話になった社員には感謝の気持ちとしてお菓子を配るのもいいかもしれません。その際は、高価なものでなくて全く問題ありませんが、駄菓子のようなあまりにチープなものは避けた方が無難です。個包装された焼き菓子など、餞別の品としてふさわしいお菓子だと好印象です。
インターン選考時に辞めるまでの期間を先に伝えておく
これはインターン参加後には使えない手段ですが、選考時にあらかじめ辞めるまでの期間を伝えておくのも一つの手段です。「まずは3か月間インターンにチャレンジしてみたい」といった相談をしておくことで、「もうすぐ3か月経つけど、来月からはどうする?」と聞いてもらえることになるでしょう。そこでのインターンが性に合い、まだ続けたいという場合は続ければいいですし、やはり辞めたいという場合はその旨を伝えてください。
このような相談を事前に聞き入れてもらえない場合は、よっぽど志望度が高くない限り辞退してしまっても問題ないかもしれません。そういった企業は柔軟性がなく、インターン参加後も何かと苦労する可能性がありそうです。
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まとめ
インターンを辞める時は、1か月ほど余裕をもって直接上司や先輩に相談するようにしてください。突然何の相談もなく辞めてしまうのは絶対にNGです。
インターンを辞めるのは決して悪いことではありません。正しい手順を踏んで企業に迷惑をかけない限りは、自分の可能性を広げるためにも新しいことにチャレンジするのはいいことです。
インターンを辞める場合は企業への感謝の気持ちを忘れずに、企業の都合も最大限考慮して、誠意をもって相談するようにしましょう。