結局どっちが良いの?長期と短期、それぞれのインターン

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就職活動を踏まえてインターンシップに参加する学生も増え、新たにインターンシップを企画・募集する企業も増えてきました。選択肢が広がることは、就活生にとって非常に有益なことですが、一方で悩ましい問題となってくるのが、結局どのインターンに参加すれば良いのかということ。

 

俗にいうインターンシップとは、大きくわけて長期実践型インターンと、短期体験型のインターンに分かれます。その名の通り、参加する期間が一番大きな違いにはなるのですが、それぞれ得られるメリットや、考えておかなければならないデメリットも異なってきます。

 

そこで今回は、長期と短期、それぞれのインターンに関するメリット・デメリットを解説していきます。自分がインターに求めるものは何なのか、そして、何を得たいと思っているのか。一度じっくり考えて、アクションに移してみてくださいね。

 

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長期インターンシップとは?

長期実践型インターンとは、実習期間が数ヶ月~無期限の長期に及ぶインターンのことで、大学1年生や2年生といった早い段階から参加できるのが特徴です。また実習期間中に給与の支払いがある有給インターンである場合が多く、企業内で行うアルバイトと考えても差し支えないかもしれません。

 

近年、参加学生や実施企業が増えてきているとは言うものの、まだまだ短期のものに比べると規模は大きくなく、ある意味レアな経験が積めるインターンといっても過言ではないでしょう。

 

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長期インターンのメリット

 

長期インターンシップの一番の強みは、やはり長期に及ぶ実習で身につけられる「実力」です。インターン生はアルバイトとは違い、あくまでも社員の一員として、そこで働く先輩社員たちと同等の業務を担当していくことになります。ですから、インターン経験を長く積めば積むほど、あなたはその業界や仕事に対する知識・理解を深めていくことができ、学生のうちからその会社でキャリアを積み上げた人と同等のスキルレベルを持てるようになるのです。

 

ポテンシャル重視と言われる新卒採用ですが、それはあくまでも就活生にはスキルがないという前提があってこそ。実際にスキルを身につけた実務経験ありの人材が来てくれれば、高く評価してくれることは間違いありません。就活を有利にするという意味で、これほど確実な手法は他にないとも言えるでしょう。

 

また、長く働くことで、より具体的な仕事のイメージを持つこともできます。ともすれば、その会社や仕事の良くない点や大変な点が見つかることもあるでしょう。もしもそれが自分にとって耐えがたいものだったとき、既に正社員として入社してしまっていては、経歴に傷をつけるのを知りつつも、退職という手段を取るしかありません。しかし、インターンシップで事前にそれらの情報を知ることができていれば、就活本番の際にまた新たな道を探したり、より良い条件の会社を見抜くこともできるようになります。リスクヘッジという意味合いでも、インターンは効果的に活用できるのです。

 

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長期インターンのデメリット

 

一方で、長期になるからこそ、しっかり考えておかなければならない点もあります。長く実習を行っていくのですから、そもそも興味のない会社だったり仕事をしていくのは辛いもの。実習先を探す際は、就活本番の時と同じように慎重に考える必要があるでしょう。

 

また学業との両立もしっかり考えていかなければなりません。有給インターンなどはアルバイトの代わりとしても利用できますが、それに一生懸命になりすぎてしまって単位を落とした、なんてことになっては元も子もありません。スケジュール管理をしっかり行い、かつ仕事と学業どちらもないがしろにしない、高い体力と強い精神力が必要になるのです。

 

そこに確固とした自信があり、ちゃんと努力ができる人であれば、長期インターンでは非常に有意義な時間を送ることができるはずですよ。

 

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短期インターンシップとは?

長期のものに対して、1日~2週間程度の短い期間で実施されるのが。短期体験型インターンシップです。こちらは就活本番がスタートする前の大学3年生を対象に行われるケースが多く、ワークショップ形式で行うものや講義形式で行うものなど、企業によってさまざまな種類に分かれます。

 

インターンと言えばこちらのものを想像する方も多いでしょう。大手からベンチャー企業に至るまで、たくさんの企業が導入・実施をしています。

 

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短期インターンのメリット

 

長期インターンとは逆に、期間が短いからこそ、効率的かつスピーディにたくさんの情報を集めることができるのが一番のメリットと言えるでしょう。開催期間が重複していなければ、色んな企業・タイプの短期インターンに参加することが可能です。複数の会社を同時に見ることで、比較検討がしやすくなりますから、自分が本当に目指したい業界や仕事を見つけやすくなります。

 

もちろん高い志を持って参加することが一番ではあるのですが、逆に短い期間のお試しだからこそ、あえて興味のない分野にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。そこで理解を深めれば、もしかするとそれを転職と思えるようになる可能性もあります。

 

長期インターンシップが狭く浅くやっていくのに対し、短期インターンシップでは広く浅くやれるのが特徴と言えるでしょう。

 

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短期インターンのデメリット

 

ただ、期間が短く、学べることが浅くなりがちだからこそのデメリットもあります。例えばワークショップ型のインターンに参加したとしましょう。「売り上げを二倍にするためには?」などのお題が出され、和気あいあいとした雰囲気で、色々面白いアイデアを出し合いながら楽しむことができると思います。しかし、これはどこの企業でも言えることですが、実際の仕事はそこまで甘くありません。アイデアを活かし、スマートな仕事をしていくためには、同じかそれ以上の泥臭い努力も必要となるでしょう。

 

ある意味、企業にとって学生というのはお客さまです。お客さまだからこそ丁寧に応対しすぎてしまい、会社の輝かしい部分しか見せてくれなかったりすることもあるのです。そうしてキラキラしたイメージだけをもって入社をしてしまい、実際の業務とのギャップに苦しめられる、ということがよくあります。良いところも悪いところも、すべてを知るには、やはり期間が短いのは一番のネックとなってしまうのです。

 

企業の話をそのまま素直に聞くだけでなく、自分自身でもしっかりと調べるクセを付けておきたいですね。

 

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まとめ

長期と短期のインターンシップは、どちらも社会や会社、仕事を学んでいくのに非常に効果的であることは間違いありません。そしてそれぞれ、特に強い部分と若干弱い部分を持ち合わせています。ですから、短期のものが良い、長期のものが良い、といった二極化して考えることは出来ません。

 

今の自分に足りないものはなんなのか?今後身につけたいものはなんなのか?自身の状況に合わせてフレキシブルに選択をしていくのが最も効果的と言えるでしょう。どちらも、参加すること自体のデメリットは一切ありませんから、まずは積極的に行動に移していくことが大切です。逆に行動しなかったときのデメリットは相当大きいということを覚えておきましょう。

 

卒業前に社会を知り、自分のキャリアをより具体的に描いていける機会というのは他にはありません。その恵まれた時間を有意義に使えるよう、改めて自分自身について考えたり、見直したりする時間も設けるのも良いかもしれませんね。

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