この業界ってどんな仕事をするの?業界別の基礎知識を身につける

就職活動をしていく中で絶対に行っておかなければならないのが業界研究です。社会にはどんな業界があるのかを知り、その中から自分の興味があるものを絞り、説明会に参加し、面接を受けて。就活は業界研究から始まると言っても過言ではないでしょう。

 

とはいえ、実際に働いていない中で、業界の特徴をイメージしようと思っても、なかなか難しいのではないでしょうか。実際、就活生の中には「そもそもどんな業界があるのかわからない」「職種はある程度決めているけど、業界までは特に考えていない」という人も多くいます。

 

そこで今回は、そんな業界の基本的な情報を解説していきます。ここで紹介するものがすべてではないですが、ざっくりとしたイメージを掴むことはできるはず。そこから自分がより興味を持てそうな分野を絞り、就活の参考にしてみてくださいね。

 

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業界知識を身につけよう!各業界の基本情報

今回は学生からの人気も高く、また全体の中の割合としても多い、メイン業界5つをご紹介していきます。それぞれの特徴やメインとなる仕事など、どういった環境で働いていくのか、イメージしながら見てみてください。

 

IT業界

近年最も成長している業界と言っても過言ではないのがこのIT業界。身近なところで言えばインターネットやスマホが代表的ですが、それ以外にもコンビニのATMや駅の自動改札など、生活のあらゆる場面でITの力は活用されています。最近ではIoTという、ITの新たな使い方に関する取り組みもかなり本格化してきました。これからもますますニーズが高まっていく業界と言えるでしょう。

 

メインの職種となるのはエンジニアです。さまざまなプログラムやシステムを開発していくエンジニアこそ、IT業界の花形職種です。まずはそこを基礎として経験させる会社も多く、経験を積んだあとは営業やコンサルタント、企画といった職種にステップアップしていくのが一般的なキャリアになるでしょう。自分自身のスキルや知識を増やし、一つずつステップアップをしていくイメージです。

 

基本的に、常に新しい技術や情報が出てくる業界ですから、常に学ぶ姿勢を持ち続けられるかどうかが大切。学びを苦にしない人ならば、自然と活躍の場も拡がっていくはずです。刺激的な環境ですから、新しいことにチャレンジするのが好きな人には最適かもしれませんね。

 

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コンサルティング業界

お客様に対して、アドバイスや提案を行っていきながら、課題解決のサポートをしていくのがこの業界。人材に関する悩みであれば人材コンサルが、お金に関する悩みであれば金融コンサルが、といった形で、お客様の課題に合わせて、その業界も枝分かれしていきます。

 

メインの職種は文字通りコンサルタント。他の営業職と近しい業務をしていくことになりますが、売り込みではなくアドバイスの側面がより強くなるイメージです。ですから、自分たちのサービスや商品の知識だけでなく、幅広い知識や見聞を求められる仕事とも言えるでしょう。物事を冷静に俯瞰し、あくまでも中立的な立場で解決策を提案することができるかどうか。コンサルタントとして成長していくためには必須の能力です。

 

仕事相手は主に会社の経営層になってくるので、さまざまな刺激的な出会いに期待できる環境です。経営者たちと対等な立場で、場合によっては頼られる存在として、格好良い仕事をしてみたいと思っている方は、チャレンジしてみると良いのではないでしょうか。

 

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広告・出版業界

学生からの人気が高い業界の代名詞といえば広告・出版業界。どちらも、広く社会に自分の制作物を公開し、価値ある情報を届けていく、という点では似た業界と言えるでしょう。日々のトレンドや街中で見かける面白い広告手法など、日常生活でもアンテナを高く張り、新しいこと、面白いことを常に考え続けなければなりません。

 

メインとなる仕事は広告業界ならばディレクター、出版業界ならば編集者という肩書になるでしょう。どちらも自分自身のアイデアで制作物を生み出していかなければいけないので、アイデア力は非常に重要になります。また同時に文章力もあるとより活躍の幅が広がるかもしれません。そういったスキルに自信がある人や、今後伸ばしていきたいと考えている方は、ぜひ目指してみると良いでしょう。

 

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商社業界

商社とは、輸出入貿易や日本国内での物資の販売業務を中心に行う会社です。その中でも特に幅広い商品やサービスを取り扱っているのが「総合商社」、ある特定の分野に特化しているのが「専門商社」という形で分かれます。7大商社と呼ばれる『三菱商事』『伊藤忠商事』『丸紅』『三井物産』『住友商事』『豊田通商』『双日』が有名ですね。

 

仕事としては、営業とコンサルを合わせたようなイメージを持っておくと良いでしょう。売り込んでいくガツガツとした営業力も必要ですし、一方で全体を見渡し、冷静で適切な判断が必要となるケースも往々にしてあります。

 

まずは自分が総合商社で色んな分野の仕事をやってみたいと思っているのか、それともある程度絞った分野で、それに特化しながら働きたいと思っているのか、考えを整理しておいた方が良いでしょう。それぞれメリットデメリットがあり、総合商社であれば規模が大きな仕事ができる分、必要とされるスキルやのしかかる責任も大きくなってきます。逆に専門商社であれば、自分の得意分野を活かしやすくなる分、それ以上のことやそれ以外のことに対しての進出は難しくなるかもしれません。

 

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メーカー業界

メーカーは一言でいえば「何かを作る」仕事です。製造業というとよりイメージしやすいのではないでしょうか。何を作るかは会社によってさまざま有名どころではトヨタなどの自動車メーカーや、パナソニックなどの家電メーカーが挙げられます。

 

仕事の種類はかなり多く、市場の動向を調査したりそれに合わせて戦略を立てるマーケティングの仕事や、実際にどんな新商品を作るのかを考える企画、そしてそれを組み立てていく開発など、それぞれの特技や強みを活かした部門で活躍することを求められるケースが多いでしょう。

 

自分たちで商品を作ることができる会社ですので、比較的規模が大きく、安定したところが多いのが特徴です。それが学生から根強い人気を獲得できている理由の一つでもありますね。大手メーカーともなると、就職の倍率はかなり高くなりがちですから、インターンに参加するなど、できる限りたくさんの手法を用いて、選考にのぞんだ方が得策です。

 

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まとめ

職種にこだわりを持つ学生は多くても、業界まではこだわらないという人は多いのではないでしょうか。しかし、業界が変われば同じ営業職でもその仕事内容は大きく変わっていくものです。一つ言えるのは、サービスであれ製品であれ、必ずその会社や業界ならではの「売り物」が存在します。その売り物を自分自身で好きになれるかどうかが、今後その仕事を長く続けていけるかどうかの基準になるでしょう。いくら仕事そのものが面白くても、そもそも自分が扱う売り物に誇りを持てていなければ、何かしらの困難にぶつかった時、心は簡単に折れてしまいます。

 

自分はどんな売り物で、世の中や人に貢献していきたいと思うか。それを考えることが、業界研究の第一歩といえるかもしれませんね。そうしてざっくりとでも自分の売りたい物が決まれば、あとはその業界に属する会社のそれぞれの強みを探し、自分に最も合うと思うところを選んでいくようにすると、入社後のミスマッチも減らすことができるでしょ

 

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