就職活動をしている中で、スケジュールの調整というのは必須のスキルになってきますが、ただ単に時間を上手く使い、たくさんの日程を詰め込むのだけがテクニックではありません。特に面接に関して言えば、行うタイミングをいかに調整するかで、合否の結果すらも変えうる可能性があるのです。ここでは、面接の予定を入れる際におすすめの時間帯についてご紹介していきましょう。
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この記事の目次
採用選考は基本的には減点方式
まず、最初に覚えておかなければいけないのが、面接を始めとした採用選考は、基本的には減点方式だということです。スーツをちゃんと着こなせている。挨拶がきちんとできている。といった要素は、あくまでもできていて当然のことであり、それをきちんと完璧にこなせたからといって、加点されることはほとんどありません。むしろ、それができていない時に原点をされてしまう形になっているのがほとんど。
つまり、採用選考においては、100点を目指して特典を積み重ねていくのではなく、100点の持ち点を以下に減らさずに進めるかが重要になってくるということです。もちろん、よく練られた自己PRや、下調べをしっかり行った上で作られた志望動機は、面接官の心証を良くすることはできるでしょう。しかし、だからといって他の部分がダメであれば、どうしてもあなたに対するポイントは下げられてしまいます。挨拶ができなかったからマイナス50点だけど、志望動機はちゃんとしていたからプラス50点、ということにはならず、挨拶ができなかったマイナス50点の方が根強く残ってしまいます。
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評価の方法は相対評価
また採用に関しては、これができていれば絶対に合格、というような絶対的な評価基準がありません。もちろん、筆記テストなどはある程度指標があるでしょうが、それが最終的な内定を左右する要素で使われることは極めてまれでしょう。
つまりあなたに対する評価は極めて相対的であり、面接を担当する人物によってはもちろん、自分の前に面接を受けた学生や、自分の後に面接を受けた学生によっても大きく左右されてしまうということです。
それが、面接の突破法に100%正解と呼べるものはない、と言われる所以でもありますね。いずれにしても、人間と人間とでコミュニケーションを取るわけですから、どうしても数字や形にできない要素というのはついて回るものです。だからこそ、ありとあらゆることに配慮してもしすぎることはありませんし、むしろそういった努力こそが相手の気持ちを動かす要素になる可能性もあるのです。
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面接は早く受けた方が良い
さて、そうした採用の裏事情、本音の部分が明らかになってくると、面接を受ける時間帯というのも自然に導き出せるようになります。皆さまもある程度想像できていると思いますが、答えは「朝一・午前中」です。ここからは、その理由についてより詳しく解説していきましょう。
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比べる相手がいないため、評価の基準になれる
先ほどもお伝えしたように、面接などの選考は相対評価で行われるため、自分よりも前に優れた人がいればいるほど、自分に対する評価も低くなりがちです。そうした事態を避けるために、できるだけ早い時間帯で面接を受けた方が良いのです。
また、学生時代に頑張ったことや、会社への志望動機など、ある程度フォーマット化された質問をされた場合、どんなにオリジナリティのある回答を用意していたとしても、どこかで他の候補者と被ってしまうことはあるもので、そうすると聞き手としては「またか」という印象になってしまうことは否めません。想像してみて欲しいのですが、あなたが面接官だったとして、最初に回答したA君と、最後に回答したB君が全く同じ回答内容で、かつそれ以外の部分ではA君とB君に差がないとなった場合、どちらを採用するでしょうか。間違いなく先に回答したA君でしょう。後から答えるということは、それだけ相手にインパクトを与えることが難しくなり、良い評価を貰いにくくなってしまうのです。
また、もし自分の能力や回答が、その会社の選考に十分に合格できるだけのものを有していたとしましょう。いわば100点の才能です。しかし、面接官が自分より前に150点や200点の才能を持つ人と面接してしまっていてはどうでしょうか。その場合、この人は200点の才能を持つ人だ、とはならず、あくまでもこの人が100点の基準、という風になってしまいます。そうすると、あなたに対する評価も100点から50点くらいへと下げられてしまうかもしれません。
こうなると本当に運の要素になってしまうのですが、実際にそういったことは普通にあり得る世界ですし、そういったことも含めて、面接対策というのはしておかなければならないものなのです。
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夕方は面接官の体力も落ちる
また、採用シーズンも佳境になってくると、面接官は一日でかなりの人数の学生と合うことにあります。それこそ朝から晩まで10人以上の学生と合わなければならない、なんて状況もザラにあるでしょう。
そうすると、どうしても後半は疲れが出てきます。疲れが出れば、相手の話もなかなか集中して聞けなくなるでしょうし、印象にも残りにくくなってしまいます。失敗した部分の印象が薄れてしまう分にはありがたいことかもしれませんが、せっかく用意した100点の回答まで薄れてしまっては悲しいですよね。
さらにつらいことに、選考の合否を決める際、基本的には印象に残っている人物から合格を出していくものです。それもそのはず。どんな会社でも採用の人数には制限があり、全員に合格を出すことは絶対にできません。だからこそ、良い人から順に合格を決めていき、「この子はどんなこと言っていたかな、なんとなく覚えているけど、ちょっと判断がつかない。」なんてことになった場合、その多くは落とされてしまうのです。
だからこそ、できるだけ相手の体力があり、脳の働きもフレッシュなうちに会っておくことが大切なのです。そうして印象に残ることができれば、その後に優秀な人が現れたとしても、対等かそれ以上に有利な状態で戦っていくことができるでしょう。
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面接をするならなるべく早く!相手の体力も考えてスケジュールを組もう
とにかく多くの予定を入れることができれば良いと思われがちなスケジュール調整ですが、本当の意味で内定を近づけていくためには、面接時間をいつ取るか、ということも視野に入れて考えなければなりません。
こと面接においては、絶対的な評価基準はなく、あくまでも相対的にあなたの評価が決まるものですから、なるべく早く面接をして、他の候補者の基準になる存在を目指した方が良いでしょう。後に受ければ受けるほど、あなたの話す内容のインパクト性は薄れてしまいますし、良くない部分、足りない部分への注目度も高まってしまいます。
また面接官もあくまでも人間です。体力的な疲れもあれば、精神的な不安定さもあるものです。一日の終盤になればその傾向はますます強まりますから、志望度が高い会社ほど、早めの時間で面接を組んだ方が効果的なのです。
繰り返しになりますが、面接と言うのは人と人とのコミュニケーションによって成立するものです。自分が面接官だったらどうか、ということを常に意識しながら行動すれば、より内定を近づけることができるかもしれませんね。
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