広告業界の業界研究!現状や仕事内容、売上ランキング

ハイタッチ

クリエイティブで華やかなイメージが強い広告業界。

就職活動中の学生に人気の業界の一つですね。

しかし記憶に新しい、新入社員の電通社での過労自殺などを受けて、その激務っぷりが話題になっています。

広告業界の現状や売上ランキング、激務っぷりも含め、まとめました。

 

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そもそも広告業界とはどういうもの?

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広告業界といえば、電通や博報堂ですよね。

この二つの企業は「総合広告代理店」と呼ばれるものです。

総合広告代理店は、新聞からテレビ、電車での広告や看板などありとあらゆる広告を担当します。

一方の「専門広告代理店」は、専門分野となる広告を絞って取り扱います。例えば、CMだけを扱う広告店は専門広告代理店と呼ばれます。

最近業績が伸びているインターネット広告もこの専門広告代理店に当たります。オプト、サイバーエージェント、デジタルアドバ―タイジングコンソーシアムが有名ですね。

これらの企業はアプリやホームページに載せる広告を専門に扱っています。

ハウスエージェンシー」と呼ばれる広告会社は広告主やグループ企業の広報部門として設立された企業です。JR東日本企画や読売広告社がこのハウスエージェンシーにあたります。

その他にもPR会社、広告制作会社など一定の仕事に専門化している企業もあります。

 

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広告業界の気になる現状

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華やかなイメージの広告業界。気になる現状を見ていきましょう。

電通の調査によると、2016年の日本の広告費は6兆2880億円です。

これは前年と比べると、101.9%の伸びですね。

広告業界は長い間安定した業績を持っていましたが、ここ5年は連続でプラス成長を記録しています。

媒体別にみると、

「新聞広告費」(前年比95.6%)

「雑誌広告費」(同91.0%)

「ラジオ広告費」(同102.5%)

「インターネット広告費」(同113.0%)

です。

特に目を見張るのはインターネット広告費の成長です。モバイル広告市場の成長や動画広告、新しいアドテクノロジーを活用した広告配信の浸透などが成長の理由ですね。

このインターネット広告費は2016年に初の1兆円超えをしています。

現状として、既存の広告スタイルの売上は減っているものの、デジタルの伸びによって全体売上は伸びています。

 

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広告業界 売上ランキング

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広告業界といえば電通と博報堂。その他にはどんな企業があるか、知らない大学生は多いかと思います。

ここでは2015年の売上に合わせ、2016年の年収も含めて売上ランキングを発表します。

 

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5位 デジタル・アドバ―タイジング・コンソーシアム(1449億円)

1996年に博報堂・アサツーディ・ケイ・読売広告社などの共同出資で設立されたデジタル・アドバ―タイジング・コンソーシアム社。

インターネット広告を専門に取り扱っている広告代理店で、勢いよい成長率を記録している企業です。

広告を必要をする企業と広告代理店のマッチング業務も行っているようです。

年収は602万円でした。(平均年齢31.7歳 連続勤続年数3.8年)

 

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4位 サイバーエージェント(2543億円)

国内最大のインターネット広告代理店との呼び声も高いサイバーエージェント。

1998年に設立されました。

広告業務だけでなく、ゲーム事業やAbema TV, Amebloなどのコンテンツ業務も行っています。

広告業務ではスマートフォンアプリ広告で大きな利益をあげています。

年収は779万円でした。(平均年齢31.7歳 連続勤続年数4.9年)

3位 アサツーディ・ケイ(3068億円)

こちらも長い間広告業界で3位を保つ、総合広告代理店のアサツーディ・ケイ。

特徴としてはアニメとラグジュアリーの二本柱を掲げているということです。

アニメーションを積極的に使うと同時に、外資系高級ブランドにラグジュアリーな広告を提供しています。

年収は756万円でした。(平均年齢42.1歳 連続勤続年数13.9年)

 

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2位 博報堂 (6693億円)

こちらも不動の2位、博報堂。

売上は電通の半分で、その差は大きいようです。

社風は電通とは大きく異なるようで、個人主義・センスの高い広告を売りにしているようです。

博報堂も電通同様、海外展開を積極的に行う方針を持っています。

年収は1056万円でした。(平均年齢42.2歳 連続勤続年数15.6年)

1位 電通 (1兆5601億円)

広告業界の絶対的王者、電通。

世界の広告業界でもトップ5に入る大手広告企業です。

日本の広告業界で50パーセント程度のシェア率を誇るとも言われています。

英国の広告代理店を買収するなど、世界にも目を向けていて、世界124か国に事業を展開しています。

社風は体育会系として有名であり、その激務が問題視されています。

年収は1247万円でした。(平均年齢40.3歳 平均勤続年数 14.1歳)

 

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広告業界の特徴

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広告業界といえば、華やか、しかし激務で、、、、といった色々なイメージがありますね。

特徴に合わせて広告業界の良い面と、問題になった激務っぷりを見ていきましょう。

 

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広告業界の良いところは?

  • 実力次第で高収入

広告業界は実力主義なところも多く、残業が多く激務なのもそれが関係していると言われています。

広告業界絶対王者の東電も実力主義を掲げていて、その分年収はダントツで高いという結果があります。

  • やりがい

自分が手掛けた広告が形になって社会に出る。

その瞬間は何物にも代えがたいやりがいを感じる瞬間だと言われています。

  • 週休2日

激務のイメージが強い広告業界ですが、週休2日が基本的な労働条件だと言われています。

サービス業界とは違い、相手が企業になるため土日休みは守られやすい環境があるようです。

 

 

やはり激務なのか

2015年に起きた電通過労自殺事件。

月50時間の残業は当たり前、ひどい時で月100時間の残業というひどい環境が問題視されました。

実際広告業界はもっとも忙しい業界の一つとされています。

話題になった電通の鬼十則を紹介します。

  1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
  2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
  3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
  4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
  5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
  6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
  7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
  8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
  9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
  10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

ではなぜ広告業界はここまで忙しいのでしょうか。

  • スピード業界であるから

広告業界はいかに人の心に残る広告を打つか、ということが重要です。

人の心は流行に左右されやすく、移り変わりが激しいと言われています。

その移り変わりに合わせて、広告業界も常に新しい広告を打たなければなりません。

そんなことからスピード命でありつつ、命が短い広告の性質から激務になりやすいようです。

  • クライアントに影響されやすい

広告業界にとってクライアントはお客様です。

クライアントに寄り添って、その意見を大事に仕事をしなければいけません。

そのためクライアントが突然意見を変えたり、事情が変わった場合、広告代理店もその変化に対応しなければいけません。

クライアントに振り回されやすいという環境も忙しさに繋がっているようです。

  • 入稿期限がある

広告業界には入稿期限というものがあります。

いくらクライアントの事情や、他の関係者の事情が変わっても入稿期限は守らなくてはなりません。

そのため、より働くことで入稿期限に間に合わせるという文化が根強いようです。

 

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広告業界のお仕事

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広告業界の仕事は主に三つだと言われています。

  • 営業

この営業職が大半を占めると考えられています。

営業では、クライアントを見つけ、クライアントとの信頼関係を構築し、どのような方向性で広告を打つか、などを話合います。

  • 企画

広告を打つにあたって、どのような広告が大きな効果を生むか調査をするのが企画の仕事です。

調査から得た情報を元に、広告の大枠を決めていく仕事です。

  • クリエイティブ

憧れる人が多いのはこの分野でしょう。

クリエイティブでは、企画が組んだ広告の大枠に従って、言葉や映像、画を作り上げる仕事です。

センスの問われる一握りが担っている仕事のようです。

 

他にもインターネット広告代理店では欠かせないシステムエンジニアの仕事や、他業種にも存在する経理や人事、総務の仕事が存在します。

 

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広告業界に就職したい!どうすればいいの?

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大人気の花形業界である広告業界。

どんな風にアピールすればいいか、志望動機を組めばいいか迷う就活生は多いはず。

クリエイティブ職に就くには資格が必要なの?と思う学生も多いかもしれませんが、一般的に資格は必要ないと言われています。

なぜなら多くの企業が、新入社員に実践能力ではなく、可能性を求めているからです。

では、どういう分野でアピールすればいいのでしょう?

  • コミュニケーション能力でアピール

広告業界の仕事の半分は営業職です。

営業職で重視されるのはなんといってもコミュニケーション能力。

面接では積極的に面接官と会話したり、話し方やしぐさを気を付けることで、コミュニケーション能力をアピールしましょう。

  • 遂行力や責任感でアピール

広告業界は決められた期限内にいかに仕事を完成させるか、が重要です。

そういった面で重要な遂行力や責任感を、自身の体験に交えてアピールすることが重要です。

バイトでの経験、サークル、大学祭、留学、インターンシップなどの経験が役に立つかもしれません。

  • 発信力でアピール

広告業界でクリエイティブの仕事に就ける人は少ないとお話しましたが、営業職でも発信という仕事に関わっているのは事実。

感銘を受けた広告と話を交えて、「自分も発信したい」「世の中に影響をもたらしたい!」という動機をはっきり伝えるといいかもしれません。

 

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最後に

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華があり、高給取り、でも激務のイメージが強い広告業界。

実際、実力主義的な考えも根強く、激務で残業が多いようです。

しかし、他メディア業界に比べて伸びがあり、デジタル化に移行することで将来性も高い広告業界。

企業ごとにそれぞれの社風があるので、自分に合う企業を調べてみてはいかがでしょうか?

 

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