効率的な就活には、業界の絞り込みが必要不可欠?

就職活動をしていく中で、業界の絞り込みや第一志望の決定は早めに行った方が良い、という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。確かにそれらは効率的に就活を進めていくために大切な要素ではありますが、一方でその具体的な理由にまで言及しているものはあまり見かけません。そこで今回は、就職活動において業界を絞り込むことがどのような効果をもたらすのか、そのメリットと具体的な方法に関してご紹介していきます。

 

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なぜ業界を絞り込んだ方が良いのか。

まずは業界を絞り込んだ方が良い具体的な理由に関して見て行きましょう。

 

業界知識や企業知識を吸収しやすい

まず一つ目の大きな理由として、業界を絞り込むことによって業界や企業に対する知見を深めやすくなるという点があります。就職活動の際は、それこそ新卒サイトなどでも数千数万と言った企業が求人を出しており、その中から無作為に会社を選ぼうと思っても、そう簡単にできるものではありません。その一方で就職活動はタイムリミットのあるイベントでもありますから、じっくり一社一社見て行くわけにもいきません。

 

さらに、採用する側の気持ちとして、内定を出したいと思うのは「自分の業界や会社のことをしっかりと理解した上で、働きたい気持ちが強い人」というのはどこの会社も共通ですから、業界や企業に対する理解を深めておかないと就職を成功させることができません。そうした際、業界を絞らずに手広くやろうとしてしまうと、どうしても時間が掛かってしまったり、調べた内容が浅くなってしまったりして、ライバルに差をつけることができなくなってしまうのです。

 

採用というのは基本的には相対評価です。いくら秘めたる能力が高くても、ライバルと比べて勉強不足な印象を持たれてしまっては、そうそう内定を勝ち取ることはできません。その会社や業界のことならなんでも知っている、という状態を目指すためにも、業界の絞りは必須なのです。

 

横の比較で志望先を決めやすい

また内定を取りやすいという理由以外にも、自分自身で会社を決める際にも業界の絞り込みは有効なものです。どれだけ無数の企業があったとしても、就職活動では最終的にその中の一社を決めなければならず、満足度高く、長く働ける「ここぞ」という一社を見つけなければなりません。そうした際、絞り込みを行っていないと企業同士の比較検討がし辛く、どんな強みや弱みがある会社で、それが自分にどんな影響を及ぼすのかを詳しく知ることが難しくなってしまいます。

 

しかし、ある程度業界を絞り込むことができていれば、その会社ならではの強みや弱みがよりはっきりと見えるようになり、自分が重視したいポイントというのもより明確に見えてくるようになるでしょう。そうしてじっくりまでその会社のことを調べ上げ、納得した上で入社ができれば、あなたはきっとその会社で長く活躍することができるはずです。

 

転職などが当たり前の世の中になってはいますが、だからと言って転職活動が楽になったわけではありません。新卒で自分が一番好きだと思える会社に入社する方が、絶対に効率的で負担も少なくなるのは間違いないのです。

 

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正しい業界の絞り方とは

業界を絞り込むのが就活を効率的に進める上で非常に効果的であるということはわかってもらえたと思いますが、では実際どのように業界を絞れば良いのか、迷ってしまっている人も多いのではないでしょうか。ここからは、業界を絞る際のポイントについて解説していきます。

 

早ければ早いほど良い

まずは業界を絞るタイミングに関して。こちらに関しては、早ければ早いほど良いと言えるでしょう。日本の就職市場は3月に一斉スタートとなり、そこから怒涛のように説明会や面接がスケジュールを埋めていきます。そうなるとなかなかじっくり考える時間も取れなくなってしまいますから、就活が本格的にスタートする前には、ある程度の目星を付けておくことをおすすめします。

 

必ずしも1つに絞る必要はない

また業界を絞る際ですが、必ずしも1つに絞る必要はありません。だからと言って10個も20個も候補を作ってしまってはいけませんが、興味のある業界を2~3個作る分には、調べる手間はそこまで変わりませんので、絞り切れないうちは複数の候補を持つようにすると良いでしょう。そうして業界ごとに比べることで、より自分に向いているところや興味を持ちやすいところも見えやすくなってくるはずです。就活は誰のためでもなく、自分のために行うべきものですから、自分が納得できる答えが見つかるように行動することが大切なのです。

 

途中で違和感を感じたら絞り直しもOK

もし仮に、最初に絞った候補で就活を進めていくうちに、その業界に違和感を感じたり、もしかすると自分の興味はもっと他のところにあるような気がすると感じたのであれば、いくらでも絞り直しをしても構いません。もちろん、時間的な余裕は無くなってしまうかもしれませんが、一度業界研究のコツを掴むことができていれば、再びイチからやり直すとしても、最初ほどたくさんの時間は掛からないでしょう。むしろ、後戻りできないからと言って、無理矢理に進めてしまう方がよほど危険です。先ほども解説した通り、就活は自分で納得できる答えを見つけなければなりませんし、疑問を感じながら就活を進めても、その業界や会社を本気で目指す人と戦った場合どうしても不利な立場になりがち。そうすると結果も思うようについてきませんから、やり直しを恐れてしまってはいけないのです。

 

まずは興味を最優先

そして、最初に業界を絞る際は、自分の興味を第一優先に考えてしまって問題ありません。なんとなくでもその業界に興味を持っていたということは、何かしら自分の中で引っかかるものがあったということでしょう。その直感は非常に大切なものなのです。そういう自分の中の感覚を信用せず、友だちが希望しているから、親がすすめるから、社会的な知名度やステータスが高いから、といったような理由で業界を絞っても、後々絶対後悔することになってしまいます。仕事というのは長く続けていかなければならないものです。給料やステータス性というのももちろん大切な要素ではありますが、そうした条件面だけをベースに会社を選んでも、どこかのタイミングで必ず隣の芝が青く見えてしまうものです。そうならないためにも、とても単純な話かもしれませんが、その仕事が好きと思えるかどうか。そうした感情を大切にしていけると良いですね。

 

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好きを仕事に!進むべき道をしっかりと定めて、効率的な就職活動を

就職活動のスピードは早く、油断していると周りが一気に進み、ともすれば置いて行かれたような気持ちになってしまうこともあるでしょう。そうならないためにも、ある程度自分が進むべき道、進みたいと思える道を、就活が本格的にスタートする前から見つけ出しておけると良いですね。その際ですが、周りの情報に惑わされることなく、自分の中の本音とも言える心の声を大切にしましょう。好きなことを仕事にできれば、きっとあなたの満足度や成長度も大きく向上するはずです。誰のためでもない、自分のためにやるからこそ、真剣に将来を考えるようにしてください。

 

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