参加したインターン先企業名: ミチビク株式会社
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: 平島詢也
大学名: 南洋理工大学(シンガポール)
学年(取材時): 大学3年生
自分が業務外で蓄えてきた情報科学やAI、数学などの座学的な知識、海外暮らしで培った検索や調査技能を、業務という形で活かしたいと思ったことが動機です。 海外の大学に在籍しており、日本でのテックスタートアップの働き方はどのようなものなのか体感したいと考え、インターンシップを始めました。
数学を道具として扱えるものの中で、一番実世界に身近だと感じたことがきっかけです。 グラフ理論や解析学というものが、身近なコンピュータやプログラム、AIに活かされていることに感動しました。
他の参画メンバーは開発やデザインを担当しておりますが、私は主に新機能の検証・調査活動を行っており、特に機能改善作業を担当しております。 具体的には、音声から文章に書き起こす「音声認識」の精度向上や、ChatGPTの組み込み箇所のプロンプトの改善作業を行っております。
開発業務とは異なり、一つ一つのタスクに明確な工数の見定めや完遂の判断をするのが難しく、小さな達成感を積むということはあまり期待できません。 また、透明性を欠いている状況では、調査結果や状況を言語化することは難しく感じることが多いです。
日本のテックスタートアップの一例として、新機能の設計・実装・改善のスピーディーな流れを自分の目で見ることができたり、自身も尽力できたりして、現場の作業感や空気感を体感できました。 また集団開発における工数の見込み、セキュリティ、誰が見ても同じ理解ができる説明能力、適切な頻度の報連相、などの重要さを学ぶことができました。 業務空間での「問題解決」体験を通して、リソースや効率を考えながら最適な解決策に導くことが以前よりできるようになったと思います。 業務の基本である「報連相」については、特に向上したと思っております。自分と年齢や役職、背景知識が異なる方に相対した際の説明の仕方は、考えることが非常に多いと感じました。 学部生としてはなかなか経験できないR&Dという形態の業務経験ができたことが大きいと考えております。
うまくいきそうな問題解決策が発見できた時、またそれが実際にうまくいくことを確認できた時に楽しさを再確認しています。 例えば、ChatGPTのプロンプト改善業務の際、goal seek promptというテクニックを使うことで、要件に近いプロンプトを仕上げることができたことにとても楽しさを感じました。
自分から進んで物事を吸収する意欲のある学生さんにおすすめします! 先輩エンジニアの方々との面談する機会も多くあり、知りたい技術や仕事のお話が聞けるチャンスも豊富です。 私の場合は、マネジメント側に興味があるので、CTO目線の各部門連携のお話や、レビュー一つ一つの速度感のお話を聞けたことがとても勉強になりました。
環境に身を置いて作業をすれば、図らずとも学べることは非常に多いです。 意欲を携えてさえいれば、インターン経験は必ず実りのあるものになります。 初めてのことは分からなくて当然です。何も材料なく悩むよりは、まずは応募し、面談を通して不透明点を解決してみましょう!