この企業で募集中の長期インターン

参加したインターン先企業名: 株式会社LITALICO
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: たくみん
大学名: 武蔵大学
学年(取材時): 大学3年生
僕は現在文系の学部に所属しているのですが、もともとパソコンが好きで、中学時代に独学で少しプログラミングに触れていたことがありました。 そのため、大学では「プログラミング×ものづくり」で何か面白いアルバイトができたらいいなと思うようになり、求人サイトで探していたところ、LITALICOワンダーを見つけ興味を持ち応募しました。
お子さんへの関わりや、コースの内容について研修を受講した後、お子さんへの授業実施を担当しています。授業後には、お子さん一人ひとりの様子を振り返り、中長期的な目標を踏まえ、次回に向けた内容などを指導記録として作成しています。 授業内容としては、レゴのモーターやセンサーを使ったロボット作りやプログラミングによる動作制御、またScratch(スクラッチ)というプログラミング学習サイトを用いたゲーム制作など、子どもたちと一緒にITものづくりの授業を行っています。 担当するお子さんは毎回固定ではありませんが、授業後にスタッフ同士で情報共有を行い、チームとしてそれぞれのお子さんの得意なことや苦手なことに合わせたサポート方針を話し合い、次のステップに向けた目標を設定しています。 また、授業の実施以外にも、保護者の方との面談サポートや、面談記録の作成、授業内で使用する3Dプリンターのメンテナンス補助など、教室運営に関わるサポート全般も担当しています。
まずプログラミングに関する基礎知識を身につけるために、自分自身でゲームを作ってみたり、ロボットを組み立てる体験をしました。実際に手を動かしてみることで、授業でお子さんたちにどのように教えたらよいかを具体的にイメージできるようになりました。 また、プログラミングの技術面だけでなく、お子さんとの関わり方についても学びました。お子さん一人ひとりの特性に合わせた接し方やアプローチ方法について研修時に学べたことは、実際にお子さんと関わる現場でも大いに役立っています。 特に印象に残っているのは、同期と一緒に行ったロールプレイング研修です。インターン生同士でお子さん役と先生役に分かれてロープレをすることで、お子さん側の目線や気持ちを体感することができました。 研修を通じて常にお子さんの立場に立って考える大切さを実感し、今も業務の中で意識して取り組んでいます。
自分自身が子どもの頃を振り返っても、楽しいと思えないと、なかなか前向きに取り組めなかった記憶があるので、お子さんのモチベーションには特に気を配っています。 中には、上手く言葉にできない気持ちを抱えているお子さんもいると思うので、できるだけ気持ちに寄り添いながら、今どのようなことを感じているのかを汲み取るよう心がけています。 関わり方としては、先生と生徒という上下関係でなく、「友達のように対等に接する」というLITALICOワンダーの考え方を踏まえつつ、僕自身は「近所のお兄さん」のような存在でいられるよう意識しています。 自分も子どもの頃に大学生のお兄さんと話していて楽しかった記憶があるので、そういった実体験が今の関わり方に活きていると思います。 少し年上で、親や兄弟とも違う、でも話しやすくて親しみのある距離感だからこそ、お子さんが本音を話してくれたり、自然とモチベーションが上がったりすることも多いです。
LITALICOワンダーでインターンを始めてから2年ほど経ちますが、同じお子さんと継続して関わる中で、成長を間近で見られるところにとてもやりがいを感じます。 スモールステップを積み重ねながら、一人ひとりが自分のペースでできることを増やしていく姿を見ると、自分も本当に嬉しくなりますし、この仕事を続けていて良かったなと心から思います。 また、お子さん一人ひとりが本当に個性豊かで、まさに金の卵だなと感じています。それぞれ異なる才能や感性を持っていて、日々の関わりの中でこちらが刺激を受けることも多く、気づかされることがたくさんあります。そうした意味でも、毎回の授業が新鮮で楽しいです。 一方で、お子さんの気持ちを汲み取ることの難しさも感じます。お子さんによっては自分の気持ちを適切に言語化できないことも多いので、反応や表情を細かく観察したり、たくさん話を聞いたりしながら、何が好き/苦手なのかを少しずつ探っています。 一度で上手くいくとは限らず、何度もトライアンドエラーを重ねることもありますが、そうした過程も含めて向き合っていく姿勢が自分たちには求められていると思います。
特に印象に残っているお子さんが2人います。 1人目は、ある高学年のお子さんです。もともと黙々と作業を進めるタイプで、最初の頃はほとんど会話もありませんでした。 ただ、回数を重ねて関わっていくうちに、少しずつ話しかけてくれるようになったり、自己開示してくれる機会が増えてきたんです。それが本当に嬉しくて、もっと楽しんでもらえる授業を提供したいと思いました。 もう1人は、年長の頃から関わっている低学年のお子さんです。最初は授業中もなかなか集中が続かない様子だったのですが、途中からやりたいことがどんどんあふれてくるようになり、集中力がぐっと増していったんです。 興味のあることを通じて少しずつ取り組み方が変化していき、今では発表会などにも意欲的に参加してくれて、成長を間近で感じられることに大きな喜びを感じています。 どちらのお子さんと関わる際にも共通して意識していたのは、それぞれのペースや興味に寄り添うことです。 特に高学年のお子さんには、近所のお兄さんのように、距離を保ちつつも親しみのある関わり方を心がけました。無理に踏み込まず、「こんなことしてみたらどうかな?」とさりげなく声をかけていくことで、自然と距離が縮まっていきました。 低学年のお子さんに対しては、やることを押しつけず、好きなことから入ってもらうようにしました。好きなことに夢中になる体験を通じて、やるべきこととの両立も自然とできるようになり、徐々に楽しみながら集中する姿勢が身についていったように思います。
1番伸びたと感じるのは観察力です。お子さん一人ひとりの様子を注意深く見て、どのような行動をしているか、どのような気持ちなのかを読み取ろうとする中で、自然と相手をよく見る力が養われました。 また、業務を通じてPCスキルも身についてきました。授業ではお子さんに教える立場になるため、自分でも実際にツールを使ってみたり、ゲームやプログラムを作ったりして、より深く理解するようにしています。 その過程で、トラブルシューティングやエラーへの対応も経験できたので、日々の問題解決力も大きく成長したと感じます。 実際に、サークル活動など他の場面でも、問題が起きたときに問題の原因や対処法を段階的に考えて動けるようになり、落ち着いて対応できるようになりました。
インターンを通して自分の中で大きく変化したのは、まず行動してみることの大切さに気づけたことです。 もともと自分は、状況を観察することはできても、実際に行動に移すところまではなかなかできていませんでした。しかし、実際に子どもたちと関わる中で、観察や想像だけでは分からないことがたくさんあると感じました。 今では、相手に直接話しかけてみたり、様子を見ながら少し踏み込んでみることで初めて相手について理解できる部分があるなと思います。 もちろん観察する力も大切なのですが、当たって砕けろの精神で、自分から動いてみることの大切さも学べたのは、インターンを通じて得られた価値観の変化です。
社員の皆さんともフランクにコミュニケーションがとれますし、インターン生同士や他のスタッフともまるで友達のような関係性で、温かい職場です。 お子さんにとって楽しい場所であることはもちろん、私たちスタッフにとっても、ここで働けてよかったと思えるような温かさがあります。
お子さんと関わるという経験は、学生生活の中ではなかなか得られない貴重な機会だと思います。 最初は慣れないことばかりかもしれませんが、その分学びもあり、お子さんと一緒に自分自身も成長できる場だと思います。授業を通してやりがいを感じられますし、何より本当に楽しくて、気づけばあっという間に時間が過ぎている、そんな充実感があります。 少しでも興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと身になる体験ができると思います!