参加したインターン先企業名: 株式会社LITALICO
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: 菅谷 秀道
大学名: 東邦大学
学年(取材時): 大学4年生
大学1年生から色々なインターンやコミュニティに参加する中で、多くの人にお世話になったので、今度は自分がサービスの提供者側として働いてみたいと思い、インターンを探し始めました。
主に2つの時期に分けて説明します! ①津田沼の教室にてメンター 1ヶ月間程度、メンターとしてお子さんといっしょに、プログラミングでゲームやアニメーションをつくったり、ロボットをつくって動かしたりしていました。 (※1)メンター業務とは:お子さんの自発的な学び、創造力を育むサポートをするお仕事 LITALICOワンダーでは、各生徒の興味・関心や個性にあわせてカリキュラムをつくっています。 つまり、お子さんたちそれぞれで目標も、その日の授業で何をつくるか、どのようにつくるかが異なり、毎回の授業ごとに担当メンターが授業内容を企画し、提案をします。 この授業内容の企画から、振り返り、それを活かした次の授業の提案や、半年ごとの計画づくりまで、一貫して担当していました。 ②成城学園・自由が丘教室での教室立ち上げメンバー 現在も行っているのですが、成城学園と自由が丘の2つの新たな教室の立ち上げメンバーとして、メンター業務とセールス業務(※2)を担当しています。 (※2)セールス業務とは:顧客が顕在化、言語化できていない困りごと(問題・ニーズ)に対し、解決策を提示し可能性を広げていくお仕事 セールスの活動としては、LITALICOワンダーに興味を持ったお子さんに対する体験授業の提供や、保護者様へのサービスの説明、保護者様自身の期待や願いなどをお聞きし、ワンダーのサービスのなかでどのようにその願いに応えていくことができるかの提案にに携わらせていただいています。
動画視聴やワークを通じた研修(2週間程度)と、集合型の研修(1日)を通じて、サービス理解やお子さんへの関わり方を学びました。 研修の段階としては3つに分かれています。 ①プログラミング研修 お子さんにプログラミングを使ったゲーム作りやロボット作りを教えていくため、基礎スキルを確認するためのワークを行います。 ②特性対応に関する研修 この研修では、お子さんの特性やタイプ(性格)に応じた声掛けの仕方、導き方、成長を促すような接し方などを学びます。 ③保護者様との関わりに関する研修 授業後のフィードバックの方法など、保護者様と長期的な関係を築くために必要なことを学びます。
出社後、過去の授業記録などを確認し、同じ教室の社員と一緒にその日に提供する授業内容の擦り合わせを行います。その後、実際にお子さんと日常会話をしながら緊張をほぐしつつ、その日にやることの説明を行い、授業に移ります。 僕はこの導入の部分に特に時間をかけるようにしていて、ただこちらから一方的に説明するのではなく、お子さんと双方向的に対話を行うことを意識しています。 授業が終わると、今度はお子さんの保護者様に対してその日の授業内容やお子さんの様子を報告しています。 最後に社員とのミーティングで、その日の良かった点・改善点を話し合って1日は終わりです。
元々はお子さんと関わってきた経験はなく、どちらかというと年上の方と関わる方が得意でした。 ただ、今後社会人になって働くことを見据えたとき、今まで関わったことがない方と関わることで、自分にはない価値観や考え方を積極的に取り入れていきたいと考えました。 特にメンター業務では、お子さんだけでなくその保護者様との関わりも重要になってきます。 そのため、幅広い年齢層の方とコミュニケーションを取ることができ、相手の視点に立って物事を考え行動に移す力が鍛えられました。
体験授業のメンターやセールスに関わる中で、実際にご入塾を決断していただき、そこでのお子さんの成長に感動していただいているのを目にすることがあります。 そういった場面で、プログラミングを通じて、お子さん一人一人の将来の可能性に繋がるきっかけ作りに自分が関わることができている実感が湧き、やりがいを感じます。
2つあります。 1つ目は主観を捨てることです。 自分自身の考えていることがお子さんにとっての正解とは限らないため、まずは相手がどんなことを考えているのか、どうしたいのかを相手目線で考えるようにしています。 2つ目は仮説検証を繰り返すことです。 「この子にはこの勉強法が適しているかもしれない」という仮説を自分の中で立てて、実際に試してみるんです。結果的に上手くいったら自分の立てた仮説は合っていたことになりますし、上手くいかなくても学びになり、また新たな仮説構築に繋がります。 これを繰り返すことによって、最終的には自分の仮説と実態とのギャップが埋まっていくと思います。 そのため、仮説思考を持つことは常に意識しています。
ビジネスの泥臭く地道な部分も多く経験しました。 例えば、教室の立ち上げに関してもゼロから作り上げていくので、届いた備品を開封し、運び、設置する作業も担当しました。また、新規拠点では初めは入塾者がいないため、近隣の家にポスティングをしたり、出店を行ったりもしました。 ビジネスを立ち上げ利益を生み出すためには、地道な業務もコツコツと行う必要があるということを身をもって実感できました。
前述の通り、先入観や主観を捨てて人と向き合う力が身につきました。 お子さんにとって自分の提案が正解とは限りませんし、教育業界においては教える側の1つの提案によってお子さんの未来が大きく変わってしまうこともあると感じています。 そのため、自分の価値観だけで判断せず、相手の目線に立って寄り添う力は本当に大切だと思います。
会社全体として他者利益を追求する精神が強いのが魅力の1つだと思います。 ゼロワンインターンで求人を見た際には、一般的な学習塾のような形式でお子さんにプログラミングを教えるだけだと思っていました。しかし、実際は一人一人の個性を伸ばすことを最大の目的としており、その手段としてプログラミングを活用しているのだと知りました。 そうした会社の姿勢がインターン生に対する研修の手厚さにも繋がっていると感じています。
特に就職活動が忙しかった時期のスケジュールは以下のような流れでした。 月曜日:休日明けで企業が動き始めるため、1日就活の面接や対策に費やしていました。 火曜日、木曜日、金曜日:大学が入っているため、その曜日に関してはインターンを入れません。 水曜日、日曜日:LITALICOで働き、土曜日は就活やアルバイトなどを入れるようにしていました。
仕組み化が大事だと思います! 僕自身はモチベーションの起伏があまりないので、自分をやらなければいけない状況に追い込むための仕組みを作るようにしています。 例えば、曜日ごとにやるべきタスクを決め、それらを習慣化することで、モチベーションに関係なく各活動を継続できています。
怖い・不安という気持ちがありながら実際に行動に移す、移さないでは得られるものに雲泥の差が出ると思っています。 一度始めてみて壁に当たったとしても、周囲に頼ったり別の道を探すこともできます。 そのため、まずはやってみるということを僕は大切にしています。 また、インターンシップに参加する際には、長期的に何がしたいかが大事になってくると思います。 インターンに参加するのはあくまで1つの手段なので、その先にどのように成長したいのか、どのような力をつけたいのかといった目的を明確にしておく必要があります。 その目的を達成するために長期インターンという手段が最適であれば、今すぐにでも始めてみてほしいです。応援しています!