就職活動の面接では、質問される内容がある程度は決まっています。
そのためか、本屋さんに行くと対策本なども販売されていますよね。
しかし、面接官が本当に知りたいことは他にもあるのです。
それは、通常のコミュニケーションを円滑に行える対話能力です。
ただ、この能力を測るためには用意した答えを返すだけでは十分ではありません。ある程度、スムーズに受け答えを行う力が必要です。
そこで採用されているのが「雑談面接」です。
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この記事の目次
雑談メインの面接にも意味がある
学生の人間性を知るためにも雑談面接はとても重要です。
ではなぜ企業は雑談面接を行うのでしょうか。
雑談がメインの面接を行う理由は、以下の2つが挙げられます。
- その学生の対話力を見たいから
- 面接という緊張する場面でも、円滑にコミュニケーションをとれるかどうかを見たいから
大きく分けるとこの2つになります。
質問に答えるだけが面接ではない
ほとんどの採用面接は、皆さんも経験してるかと思いますが、対話形式です。
しかし質問に答えるだけでは不十分なのです。
たとえば・・・・
面接官:「趣味は何ですか?」
学生:「テニスです。」
面接官も「そうですか。」で会話は終わるでしょう。
聞かれたことに対して正確に返答することは大切です。
しかし面接は、「企業に入社して貢献したい」気持ちや「自分をアピール」する場です。
以下のように少しアレンジするとどうでしょう。
学生:「テニスです。中学生から始め、全国大会に出場経験もあります。現在はテニスサークルで週3回練習しています。」
面接官:「サークルは何人くらいいるのですか?」
聞かれたことをただ答えるだけではなく
自分を知ってもらう努力をし、企業に貢献できる人材であることを意識することで次の会話につなげることができます。
咄嗟の雑談力まで企業は見ている
咄嗟の雑談力と聞くと何だか難しいような気がしてしまいますよね?
しかし、これは簡単に言えば会話ができるかどうかなのです。
普段、友人や家族と会話する際も何を聞かれるかは事前に把握していませんよね?
面接官は難しいことは要求していないのです。
聞かれたことに的確に応えることが重要なのです。
雑談で日頃のコミュニケーション力がわかる
普段会話をする時でも、相手のことを知りたければたくさん会話しますよね?
それと同じで面接官も雑談で学生について知ろうとしているのです。
雑談こそ学生の本当の性格がわかるのです。
そして、会話や表情から学生の日頃からのコミュニケーションの仕方を見ているのです。
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そもそもなぜ就活で雑談力が大事なのか?
企業が採用選考にあたって重視する点として「コミュニケーション能力」はここ数年上位にランクインしています。
その理由は・・・
- 情報化やグローバル化によって、人々の価値観が多様化し、異なる価値観を持った相手とのコミュニケーションの必要性が出てきた。
- 核家族化や地域空洞化などによって、他世代や他者との交流の機会が減り、コミュニケーション能力の格差が拡大した。
- 機械の進化や産業構造の変化、第三次産業の発展によって、いわゆる感情労働が重要になった。
以上の理由が挙げられます。
何気ないコミュニケーションが仕事に影響するから
仕事は個人で成し遂げることもありますが、組織である以上チームで成し遂げる必要があります。
その際、報告、連絡、相談などの基本的なコミュニケーションが取れないと仕事も円滑に進みません。
日々の会話が仕事に大きな影響を及ぼすのです。
雑談でしかわらかない人の言葉遣いや性格がわかるから
就職活動の面接では「志望動機」や「学生時代に力を入れたこと」
などの内容についてはキャリアカウンセラーとの相談などで暗記して面接に臨む人も多いです。
これでは、面接官が学生の本来の言葉遣いや性格を知ることは難しいです。
そこで雑談面接では、敢えて用意ができないような雑談をし、言葉使いや性格についてしっかりと見ています。
面接に慣れていない就活生だと、志望動機や自己PRはしっかりと言えるのに雑談となると普段の言葉遣いが出てしまい、面接官が大人として社会で働く学生を想像することがしにくくなってしまう可能性もあります。
報告や連絡、営業全てに直結する力であるから
報告や連絡ができないと営業において重大な問題になることが多くあります。
その結果、無駄なコストや労力の浪費
さらにはクライアントとの信頼関係にも大きな亀裂が入る可能性があります。
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面接で雑談力をアピールするには
以上のことから面接ではぜひ雑談力をアピールしたいですよね?
そこでアピールする方法を見ていきましょう。
自然な言葉のキャッチボールを意識する
普段の会話でいいのです。
多くは深く考えさせるような質問ではありません。
レスポンス速度を意識して自然な会話を心がけましょう。
自分が持っている感情や考えまで話してみる
質問に対して一言で終わるのではなく
会話になるように心がけましょう。
自分の考えも加えて話すと会話になりやすいです。
プライベートに関しての質問は素直に答える
ありのままの自分を伝えればいいのです。
無理に答える必要はありませんが雑談だからといって手を抜かず
自分のことをアピールしてください。
そうすることでお互いのことを知ることができ
マッチングがうまくいくのです。
自分を知ってもらうことを第一に考えましょう。
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まとめ
雑談力は今後の仕事のやり取りにまで影響します。
雑談力は抑えて面接につなげましょう。
ポイントは・・・・
- 返答には一言アレンジを加える
- レスポンス速度を重視した会話をする
- 言葉遣いやマナーに気をつける
以上のポイントに気をつけ雑談でも自分を売り込みましょう。
答えを用意していない咄嗟の質問にも落ち着いて会話を心がけて話しましょう。
面接官に自分のコミュニケーション能力をアピールして採用を勝ち取りましょう!
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