就職活動やインターンシップの選考では、必ず受けなければならない面接。
人事や現場の社員が担当する「一次面接」、人事や現場の責任者が担当する「二次面接」、社長や役員など経営者が担当する「最終面接」というステップに分けて行われることが一般的です。
それぞれの面接は特徴や見られるポイントが異なりますので、面接を突破するためにはステップに応じて対策をとることが重要になります。
ここでは、一次面接と二次面接、最終面接それぞれの特徴と対策法をご紹介します。
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この記事の目次
一次面接:人事や現場の社員が担当
最初の関門となる一次面接は、人事や現場の社員が担当することが大半。応募者が多い場合はグループ面接の形をとることもあり、独特の緊張感があるものです。
多くの学生をふるいにかけるために行う一次面接は、どのような特徴があるのでしょうか。
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一次面接の特徴
一次面接では、第一印象やビジネスマナーなど基本的な部分をチェックされます。2人以上の面接官によって、応募者が企業の採用基準を最低限満たしているかを確認されるのが一般的。
質問内容は自己PRや志望動機など基本的な項目が中心になります。
応募者が多いと4~5人の学生によるグループ面接になるため、一人当たりの回答時間は約10分程度と非常に短いのが特徴です。その中で自分をアピールしなければならないので、自己PRや志望動機は分かりやすく簡潔にまとめておかなければなりません。
二次面接に通す学生をふるいにかけるので、最初の面接ですが合格率は決して高くないと言えるでしょう。しかし、悪いわけではないから二次面接に通して責任者に見てもらおうと、少し後ろ向きな理由で通過させることも往々にしてあるため、選考通過しても油断は禁物です。
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一次面接突破の対策法
一次面接では身だしなみや振る舞い、言葉づかいといった第一印象に関わる部分をとくに注意するようにしてください。身だしなみに清潔感がなかったり、振る舞いがおどおどしていたり、基本的な敬語など言葉づかいがなっていなかったりと、基本的な部分できちんとできていなかったら評価を下げることにつながり、合否にも大きく影響してしまいます。
質問内容は自己PRや志望動機などが中心で、イレギュラーな質問がふられることはあまりありません。しかし、企業理解があまりにも浅すぎると意欲がないとみなされて落とされてしまいます。そのため、しっかり企業研究に取り組んだ上で、よくある質問の回答は簡潔に分かりやすく回答できるよう、徹底的にブラッシュアップしておきましょう。そして、礼儀正しく堂々と、ハキハキと回答できるように練習すると選考通過率はグッと高まります。
グループ面接が実施される場合は、他の就活生に圧倒されて自分のペースが乱れないように注意してください。中には緊張して異様にテンションが高くなったり、口ごもってしまったりする就活生もいますが、それにつられて普段の自分を発揮できなくなってはもったいないです。他の就活生が回答中は適度にリアクションしながら、心の中では自分のことに集中しておけば大丈夫ですよ。
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二次面接:人事や現場の責任者が担当
二次面接は、人事や現場の責任者が担当するケースが多いです。一次面接よりも深い質問をされることになるので、万全に対策しておかなければうまく答えられなくなってしまいます。
では、二次面接の特徴と対策法を見ていきましょう。
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二次面接の特徴
二次面接では、一次面接を通過した学生を吟味していきます。入社後に活躍してくれる人材であるかを、経験豊富な責任者クラスの社員が判断することになるので、質問内容もより深く鋭くなります。
質問自体は一次面接と似た内容になることが多いですが、具体的な回答を求められ、何に対しても理由を問われることが多いので、生半可な対策では通用しません。質問に対して具体的に答えられるよう事前対策を入念に行い、自分なりの言葉で考えを伝えられるようにしておくことが重要です。
また、二次面接の面接官は「社長や役員に見てもらっても問題ない学生か?」という基準で応募者のことを見ています。二次面接でどのような学生を通過させるかが、責任者の評価にもつながることになるので、その目はとてもシビアだということを理解しておきましょう。
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二次面接突破の対策法
二次面接では、本気で志望している熱意をアピールすることが大切です。企業理解が不十分で回答が具体的でなかったり、志望動機がどの企業でも通用する内容であったりすると、熱意が不十分だと判断されて落とされてしまう可能性が高いです。
「なぜ他の企業ではなくて我が社を志望するのか」ということを重視していますので、売り上げ規模、商品の差別化ポイント、社風などといった競合他社との違いや強みは徹底的に分析しておいてください。
心構えとしては、「社長面接にあげてもらえるか」を意識するとよいでしょう。面接官も、やる気がなかったり理解が不十分だったりする学生を、社長に見てもらおうとは思いません。それだけの評価に耐えうる回答ができているか、意識しながら二次面接に挑みましょう。
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最終面接:社長や役員など経営者が担当
最終面接に通過したらいよいよ内定です。企業として応募者を入社させるかを判断することになるので、面接官も社長や役員といった経営者が行うのが一般的です。
最終面接はどのような点に注意して臨めばよいのでしょうか。詳しく解説していきます。
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最終面接の特徴
最終面接では、経営者が「応募者を採用するに足る人材か」ということを判断します。
新入社員を1人採用すると、給与やボーナスの他に、保険料や退職金の積み立て、パソコンなどの業務用機器などの費用を企業が負担することになります。その金額は年間で平均約460万円。実際に社員が給与として手にする金額の1.5~2倍を会社は負担するのですね。費用面だけでなく、上司による教育のコストも考えなければなりません。採用には想像以上のコストがかかるのです。
最終面接は、経営者からそれだけの出費をしてでも採用すべきかという視点で見られることになります。そのため、意思確認程度だろうと侮ってはいけません。事実、最終面接の通過率は約50%とも言われています。最後まで気を抜かず、自信を持って自分の強みや熱意をアピールしましょう。
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最終面接突破の対策法
最終面接では、入社後のビジョンなど働くことを前提とした質問をされることが多いです。仕事理解が十分か、希望と実際に乖離がないか、ミスマッチですぐに辞めてしまわないかといったことを判断されます。
最終面接まで残ったということは、基本的なビジネスマナーや人柄、能力には問題がないと判断されたということです。相手が役員だからといって過度に緊張せず、今までの面接と同じように自分の良さを見せてください。
場合によっては、採用担当者から事前に質問内容や対策法をアドバイスしてもらえることがあります。というのも、採用担当者としても自分が選んだ人材を役員に評価してもらいたいからです。アドバイスをもらえたら、その内容についてしっかりと対策するようにしましょう。
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まとめ
面接にはそれぞれ特徴があり、見られるポイントも異なります。
一次面接は応募者のふるい分けという側面が強いので、基本的なビジネスマナーや第一印象が重視されます。二次面接は最終面接にあげて問題ない人材かを判断するので、企業理解が十分であるか、熱意はあるかといった観点からチェックされます。最終面接は、採用するに足る人材かを判断する場なので、自分の強みや熱意を最大限にアピールしてください。
特徴に応じて適切な対策を取ることで、選考通過率を高めることができるはずです。
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