【プロフィール】
平尾 悠太朗
早稲田大学大学院1年生。学部時代からVR・MR分野の研究に従事。自身が所属する早稲田大学の研究室の他、東京大学を初めとする複数の研究室の活動にも精力的に参加。大学4年生の8月から、株式会社南国ソフトの長期インターンシップをスタートした。
VR・AR・MR(VR×AR)分野の最先端テクノロジーを活用したコンサルティングや、コンテンツ開発を行っている株式会社南国ソフト。元Microsoftのメンバーが集まり立ち上がった同社では、現在、エンジニア・デザイナーのインターンシップ生を積極的に採用している。
大学・大学院でVR分野の研究に励む平尾さんは、MR分野の最先端をいく南国ソフトでどのような経験を積んでいるのか、お話を伺ってみた。
VR・AR・MRでこれまでに無い新しい体験を生み出したい。
質問:平尾さんは学部時代からVR分野の研究をされてたみたいですね。具体的には、どんな研究をしているんですか?
すごいざっくり説明すると、今あるVR技術をもっと進化させて、現実世界を融合させるためにどうしたらいいか、という研究をしています。
VRアトラクション等の普及で、実際にバーチャル空間を体験したことがある人は増えてきたと思うんですが、テクノロジー的には、まだまだ現実とバーチャルを近づけられる余地って多いと思うんですよね。
中でも、触覚や力覚という感覚をVRの世界に投影できないか、っていうテーマには非常に関心を持っています。
例えば、ヘッドマウントディスプレイをつけて仮想現実上の物体を触ると、その物体の手触りが分かる、とか、物体を持つとその重みが感じられる、とかですね。
マトリックスの世界を作りたいって言えばイメージ湧きますかね。笑
質問:まさに今注目されている領域ですね。平尾さんが長期インターンシップに参加したきっかけは何だったんですか?
生活や研究のためにはお金が必要だけど、お金を稼ぐためだけに不毛な時間を過ごしたくはないっていうのをずっと思ってたんですね。
自分の研究テーマを活かしながら稼げる仕事って何かないかなって探している時に見つけたのが、南国ソフトの有給インターンでした。
VRやAR、MRのコンテンツ開発ということに加えて、ハプティクスと呼ばれる触覚技術やAI・人工知能等の技術を複合的に扱いながら面白い体験を創り出していこうというコンセプトが非常に魅力的で、見つけた瞬間にすぐ応募しました。
MR最先端企業Microsoftの海外研修へ。
質問:南国ソフトに入って10ヶ月が経ったと伺いました。インターンシップでは具体的にどのような仕事をしているんですか?
主に、MRの研究開発プロジェクトを担当しています。初めはエンジニアインターンとしての入社だったんですが、開発以外にもっと研究内容を活かした企画部分もやりたいという思いを汲み取って頂き、企画やサービスのブラッシュアップを中心に行なっています。
また、大手企業との共同プロジェクトも多くあって、お客様との打ち合わせに同席させて頂くこともありますね。
質問:聞くところによると、長期インターン入社直後にはMicrosoftの海外研修に行ったとか。
そうなんですよ。丁度、僕が入社したタイミングでたまたまMicrosoft本社が主催する研修があって、一緒に連れて行ってもらいました。凄いですよね。笑
研修は、各国の提携企業が集まって、数日間のハッカソンを行い、Microsoftのメイン開発チームからフィードバックをしてもらうという内容で。
しっかりと収益をあげるための考え方や、プロジェクトを円滑に進めていくための方法等、実用的なスキルや考え方を色々と教えてもらいました。
本当に実りある時間でしたね。
質問:それは貴重な経験ですね。平尾さんが考える南国ソフトインターンの魅力って何だと思いますか?
インターン生の成長のために先輩方が色々とサポートしてくれる点ですね。例えば、南国ソフトは、様々な外部イベント展示や面白いプロジェクトをたくさん行っているため、企画会議がとても多いんです。
会議では、気軽に意見を言えるような雰囲気を作って下さるので、インターンでも自由に自分の意見を話すことができるんですよね。
最新VR・AR・MR技術を駆使したコンテンツ開発等、クリエイティブな要素も強く、皆で真剣にアイデアを出し合って決めていくこの会議はとにかく楽しいです。
インターンシップ生の突拍子のないアイデアでも真剣に取り合ってくれるので、本当に活発な会議になりますよ。
質問:自分達の意見を尊重していただけるのは嬉しいですね。
はい。他にも、先輩マネージャーが毎月インターン生一人一人と面談の機会を作ってくださって、「何か困っていることはないか?」とか「今後はどういったことに取り組んでいきたい?」といったことを聞いてくれるんです。
面談後は、僕らのやりたい方向に合わせて、参加プロジェクトを選んでくれるんですが、中々そこまでしてくれる会社はないんじゃないかなと思います。
研究者志望の学生にもインターンシップはおすすめ。
質問:平尾さんは将来研究者を目指しているということでしたが、インターンを通じて、何かキャリアに繋がる学びはありましたか?
やっぱり研究成果をビジネスとして成立させることや、社会的にも実用性のある製品に落とし込む重要性や難しさはすごく勉強になりましたね。
研究者目線だと、具体的に日常生活のどういった場面で成果が活かされるのか、どうしたら持続的にビジネスとして成立できるのか、という視点が抜け落ちがちなので。
南国ソフトの先輩からも収益化まで見越してサービスをデザインする重要性をお話頂きました。研究成果をもとに社会にインパクトを与える人間になるためには、ビジネス的な視点も必要不可欠だと、有給インターンを通じてひしひしと感じています。
質問:研究とインターンシップを本当に並行で出来るか不安な大学生・大学院生も多いと思いますがそのあたりはいかがでしたか?
全く問題無かったですよ。
南国ソフトは、大学生に対する理解が非常に深く、当然のように学業を第一に優先させてくれます。
学会の発表前や試験期間中など、忙しい時期は無理をしなくていいと言って休ませて頂くことも出来ますし、とても助かっています。
質問:これから長期インターン参加を考えている理系学生に一言お願いします。
今、VR・AR・MRに興味がある、もしくは近い研究をしているのであれば、間違いなく南国ソフトの長期インターンはオススメです。
本当にMR最先端をいく会社なので、ここでしっかり経験を積めば、MR業界の第一線で活躍できる人材になれると思いますよ。
少しでも興味を持ったのであれば、ぜひ一度、遊びにだけでも来てください。そして、もし一緒に働けることになったら、VRやMRのことに関して、色々とディスカッションもできればいいなと個人的に思っています。
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