【プロフィール】
Retty株式会社 代表取締役 武田和也
1983年、愛媛県生まれ。地元の高校卒業後に青山学院大学へ進学。
大学時代には複数のインターンシップに参加し、楽天やビッダーズなどを中心にECサイトの運営をはじめる。その後、ネットエイジ(現ユナイテッド)に入社。
同社を退社後に渡米し、そこで培った経験をもとに、2011年にRetty株式会社を設立。現在、実名口コミNo1グルメサービス「Retty」を運営、2016年は海外展開も予定している。
実名口コミNo1グルメサービス「Retty」を運営する武田氏。起業を視野に入れ、学生時代には積極的にインターンシップへ参加したり、複数のECサイトを立ち上げを行った。
その行動力の原点に迫るとともに、学生が成長するために「今、何をすべきなのか?」いろいろとお話を伺った。
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インターンシップは、気づきを与えてくれる場所。
質問:学生がインターンを経験するメリットとは何でしょうか?
インターンでもアルバイトでも、普通にお金がもらえる時代じゃないですか。そうなると、比較してどっちがいいか?の判断になると思います。
もしバイトをする目的がお金なのであれば、ビジネスをより近い場所で体感できるインターンの方が、圧倒的にいいんじゃないでしょうか。
学生時代は、「将来、何をしたいのかわからない」と悩んでいる方もたくさんいるはずです。インターンなら、お金を得ることに加えて、「自分が何に向いていて、何ができないのか」、そのことに気がつける確率が上がりますから。成長の度合いはまったく違います。
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質問:武田様自身が、学生時代にインターンの経験で得たことを教えてください。
まずは起業志望者向けのインターンに申し込み、たまたま募集をしていた人材サービス系の営業職として参加しました。負けず嫌いなので、社員の方に負けたくない一心でやりましたね。
ここで感じたのは、働く人によってモチベーションが全然違うということです。それまで働いたことがなかった自分にとっては、新鮮に映りました。
みんな同じ場所で同じ仕事をやっているはずなのに、楽しんでいる人とそうでない人がいる。それはどうしてなのか?社会という構造の複雑さを知り、組織について深く考えるきっかけになりましたね。この経験は今につながっていると思います。
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今何が必要か?常に目的意識を持って行動する。
質問:起業を意識しはじめたのは、いつ頃からなのでしょうか?
親が自営業をやっていたこともあり、物心がついた頃には漠然と起業への意識がありました。
ただ実際に、はっきりと意識するようになったのは、大学時代に純粋な好奇心から海外へ行くようになったことがはじまりですかね。自分の知らない世界を知りたいと思い、まずは時代の最先端をゆく国を見ようとニューヨークへ一人旅に。その次は、同じ理由から途上国などへも行きました。
いまも、あのときインドで目の当たりにした光景は忘れられません。あまりの生活水準の違いに衝撃を受けました。海外の諸国と日本を比較することで、「なんで自分はこんなに恵まれてるんだっけ?」と、思いを馳せるようになったんです。
自分の生まれた国が、現在へ至るまでにたどった軌跡を考えていくうちに、「先代の人たちがつくりあげたこの国を、今度は自分たちがもっと良くしていかなければならない」と。そこからは、一気に起業への思いが高まりました。
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質問:そこから得た経験を、その先どのように活かしていったのですか?
一人旅を終えたあとは、起業という目的に向かうために何が必要かを考え続けました。当時は起業家の方の話を聞いたり、本はよく読んでいましたね。
そして考え抜いた結果、ECサイトの運営をはじめました。仕入れから販売まで、商売の全体像を見るのに最適だと思ったからです。立ち上げから1年後には、月商数百万まで伸びました。今振り返っても、ECサイト運営はやっておいてよかったと感じています。商売の基礎をやりながら学べました。
ただ、それはあくまで大きな目的に向かうための過程なので、その後当時有力なネット起業家が集まっていたベンチャー企業、ネットエイジ(現ユナイテッド株式会社)という会社に入社しました。モバイルの広告代理店としての立ち上げのフェーズを経験できる、というのが狙いでした。
3年後に起業すると決意を固めたうえで、もうひたすら結果を出すことにコミットしましたね。「3年後に辞めて起業する」という当初の目的を忘れてしまうくらい、とにかく本気でやってました(笑)。
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質問:武田さんは、常に目的を定めてから行動されるんですね?
そうですね。常に目的意識を持って行動しています。ネットエイジを辞めたあとも、すぐには起業をせず、事業内容を決めるため、1年間渡米したんです。
その段階では、どの事業領域で起業するかは決めていませんでしたが、いずれにしてもグローバルで戦える会社にしたいという思いは当初からありました。そのためには、自分の目で世界のビジネスに触れる必要があると感じたんです。
実際に、海外に身を置き、海外と日本の商習慣を比較していくことで沢山の気づきがありました。そこから日本が世界をリードできる「食」というキーワードに絞り込まれていき、Rettyの構想が徐々にカタチになっていった感じですかね。
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「今やっていることを好きになれる人」は強い。
質問:貴社のインターン生で、活躍されている方の共通点はありますか?
そもそも何でインターンを積極的に採用するかというと、優秀な学生は社員とレベルが変わらないからです。はじめは成果が出ず苦戦している子も、きっかけさえあれば半年で大きく成長します。
そういう成長する子たちの共通点は、素直であるということですかね。「好きなことだからやる」じゃなくて、「今やっていることを好きになれる」ような子は強いですね。後々、必ず伸びていきます。
あとは、しっかり目的意識を持って来ている子です。なんとなく、「就活のためだけに時間を過ごす」のではもったいない。「なぜ、インターンを頑張るのか?」が自分の中でしっかり腹落ちしているほうが、本人にとって有意義な時間になるはずです。
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質問:はじめてインターンに参加しようと考える学生に、メッセージをお願いします!
まずは気軽にやってみることが大切です。
お金をもらいながら、実際の仕事を通して成長できるインターンでの経験は、就職活動だけでなく、必ず今後の人生に役立つはずです。
当社のインターンシップでも、社員が「何ができていて、何ができていないのか」をしっかりとフィードバックするようにしています。そこで得た発見は、成長を後押ししてくれます。
また、将来的に起業などを考えている方なら、スタートアップの会社に参加した方がいいですよ。より経営に近いところでリアルな仕事を経験でき、社員と同じように活躍することができます。
経験がない分、不安はあるかもしれませんが、とにかく飛び込んでみましょう。挑戦することで見えてくるものが、絶対にありますよ。
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