[プロフィール]
株式会社リアルネット 代表取締役社長 松本剛徹
慶應義塾大学環境情報学部卒業。大学時代は体育会の野球部に所属。新卒で大手メーカーに入社。営業やSEとして勤務した後、株式会社DeNAを経て、株式会社リアルネットを設立。
スマホマーケティング事業を中心に、オリジナルコスメ販売や研修サービスなど次々と新規事業を立ち上げる株式会社リアルネット。20代社長が牽引する急成長ベンチャーとして、注目を浴びてる話題の企業だ。
慶應大学卒業後、弱冠24歳の若さで起業した松本さん。一見、華々しい若手起業家人生に見えるが、その道のりは決して順風満帆と言えるものではなかったという。
そんな松本さんは一体いかにして現在に辿り着いたのか。お話を聞かせてもらった。
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マネージャーや役員の給与を見て、サラリーマンの限界を知る
質問:松本さんが、起業しようと思ったきっかけって何ですか?
大手メーカー新卒2年目の頃、とあるテレビ局の人事給与システム案件に携わる機会がありました。
人事給与システムなので、社員の給与や残業時間、年間休日といった情報が全て見えてしまうんですね。新卒の初任給や勤務時間だけでなく、マネージャーや役員の給与も知ってしまって、愕然としました。
「何十年もその会社で働いて役員になっても、これだけしか稼げないのか・・・!」それまであまり給与や年収に興味をもったことがなかったので、実際の数字を見た時に驚愕しました。会社で一番給与を貰ってる人でこの金額なら、どんなに成果をあげても、これ以上は稼げないんだな、と。
業界は違いますが、このまま自分が同じ会社にいた時に、十年後、二十年後の自分がどういう生活してるかも、何となく想像出来てしまって、全く将来にワクワク出来なくなってしまったんです。
具体的にいくら稼ぎたいという目標があったわけではありませんが、自分で稼ぐことにチャレンジしてみたいという気持ちが沸々と湧いてきました。起業を意識し始めたのはその頃からです。
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質問:24歳という若さで起業に踏み切ったのは、何かきっかけがあったんでしょうか。
新卒で入社したメーカーを辞めた後は、当時急成長してたDeNAに転職しました。転職した理由は、大手とは違った実力主義の環境を経験してみたかったから。起業という選択肢はあったものの、具体的にいつまでにと決めてたわけではないんです。
その頃から、DeNAで働きつつ、情報収集を兼ねて起業セミナーに行ったり、経営者の講演に足を運ぶようになりました。
とある日、起業セミナーで講師をしてた経営者の話がすごく面白くて、思い切ってセミナー終わりにその経営者の方に話しかけに行ったんです。
「起業を考えてるんですけど、何から始めればいいですかね?」と質問したら一言、「じゃあ会社辞めて、今すぐ起業してみればいいじゃん。」と。
予期してなかった言葉が返ってきて、面食らいました。ただ、実際に成功してる経営者の方のアドバイスだったので、まずはそのアドバイス通りにやってみようと決めました。
それで、数週間後に会社を辞め、独立しました。その方の一言がなかったら、起業してたかは分かりません。
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貯金20万円で起業、2ヶ月目には資金が底をつく
質問:はじめから上手くいく自信はあったんですか?
全然です。出来るかどうかっていうよりも、きっかけがあったから飛び込んでみたという感じです。なので、最初は本当に上手くいかず失敗ばかりでした。
起業した時もビジネスアイデアがあったわけではないので、まずは、その経営者がセミナーで話してたWEBサービスをやってみることにしたんです。
起業当時の貯金は20万円。プログラミング経験もない。もちろん、仲間もいない。市販のソフトや大量の本を購入し、家にこもって1人で黙々とパソコンに向かう毎日でした。
数ヶ月後、サイトは一応完成したものの、およそビジネスにはならず。売り上げは0。あっという間に、資金が底をつきました。
そうなると、事業よりも生活が苦しくなるんですね。日々の食事すら満足に摂れない状態でした。にっちもさっちもいかなくなって、新婚生活中の大学時代の親友の家に転がり込んで、数日間、飯を食べさせてもらったこともあります。
本業で稼げないので、仕方なく引っ越しや清掃など日雇いのバイトを始めました。日雇いバイトで稼いだのわずかな給料を事業に回し、またバイトで稼いで事業に回し、といった生活を1年続けたんです。それでも、事業は思うように伸びませんでした。
想像してたほど、起業は甘くない。自分の実力不足と不甲斐なさを痛感させられましたね。
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質問:壮絶ですね。。。その後、どうやって立ち直ったんですか?
1人で続けていくことに限界を感じ、一度立て直しを図ることにしました。起業のきっかけになった経営者に頼み込み、アルバイトとして働きながら、事業立ち上げのアドバイスを貰うことにしたんです。
その時にビジネスモデルをガラっと変え、スマホマーケティング事業に舵を切りました。
当時、スマホは徐々に広まりつつあったものの、以前ガラケーが主流で、スマホを使ったビジネスをしてる会社はほとんどありませんでした。当の僕もガラケーを使ってましたし。だからこそ、そこにビジネスの勝機があると思ったんです。
寝る間を惜しんで、スマホの勉強をしました。先駆者が誰もいないので、とにかく自分でスマホを買っていじりまくったり、実際にスマホを使ってる人を探してインタビューしたり、試行錯誤しながら独自のスマホ集客のノウハウを作り上げました。
絶対に二度は失敗できない。そんな思いもあって、その頃はとにかくがむしゃらに働きましたね。
その結果もあってか、実際に来店数がアップするクライアントも出てきました。そうすると、スマホ集客については誰にも負けないノウハウを持ってるという自信も出てくる。
「これはいける!」と感じて、自身のノウハウをまとめたスマホ集客に関する本を出版したところ、様々な企業や店舗から問い合わせが殺到。
さらに、ガラケーからスマホに切り替えるユーザーが急増したことで、爆発的に売り上げが伸びました。
それから、スマホマーケティングを軸にしながら、オリジナルコスメを作って販売したり、スマホマーケティングを身につけたい方向けの研修サービスを始めたり、新しいビジネスを立ち上げていき、一気に拡大していきました。
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ONE PIECEのように、まずは飛び出すことが大事。
質問:御社の長期インターンシップについて教えてください。
リアルネットではインターンシップ経由の新卒採用しか行ってません。僕は長期インターンは、同棲生活だと思ってます。
恋愛でも、いきなり結婚ではなく、まずは同棲してお互いの相性を確かめて、本当にこの人となら!と思ってからの方がギャップは少ないですよね。
なので、まずは長期インターンでリアルネットのことをよく知ってもらって、その上でうちを選んでくれた方と一緒に働きたいと思ってます。
リアルネットの長期インターンは、学生だから、と社員と区別するのではなく、インターン生にもどんどん仕事を任せていきます。
もちろんインターンは社会経験が無いですから、失敗するのは当たり前です。その失敗をいかに早い段階で経験できるかが、成長の鍵だと思ってます。
過去に長期インターンを経験して新卒入社した子は、新卒入社の4月から他の先輩社員と同等の仕事に取り組んだりもしてますよ。
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質問:最後に、松本さんから大学生にエールをお願いします。
失敗を恐れずチャレンジする姿勢を大事にするといいですよ。
僕も24歳で何も分からないまま起業した時は、本当に色々な失敗をしました。
その経験から、起業って人気漫画「ONE PIECE」に似てるなって思うんです。ルフィは、海賊王になる!っていきなり宣言して、海に飛び出しますよね。
そもそも海に出なければトラブルはないんですよ。その代わり、困難にぶち当たることもない。ルフィも海に出たことで多くの強敵と出会うことになりますが、その強敵とぶつかることで強くなっていきますよね。
起業に限らず、興味があるなら何事もまずは経験してみることが大事だと思います。失敗を恐れずチャレンジすれば、たとえ失敗したとしてもそれは必ず自分の糧になりますからね。
もし長期インターンを始めることに不安を感じてる方がいたら、まずは、一度飛び込んでみてください。失敗するのは当たり前です。大事なのは、その失敗をいかに早く経験できるか。社会人になってから失敗するのか、学生の時に失敗しておくのか、どちらが早く成長するかは明確ですよね。みなさんのチャレンジを応援してます。
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