百貨店業界の業界研究!現状や今後の展望は?

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三越、伊勢丹、高島屋など、、、、小さい頃から馴染み深い百貨店業界。

良いものを買うときは百貨店ですよね。

しかし数続く合併や統合の影響、百貨店の撤退など、百貨店業界は危ないのでは?と思う就活生は多いと思います。

ここでは百貨店業界の現状や、今後の展開、売上ランキングなどをまとめました。

 

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百貨店業界の現状

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そもそも百貨店とは?

まず、経済産業省が実施する商業統計調査の基準によれば、百貨店の定義は下記のように定められています。

衣・食・住の商品群の販売額がいずれも10%以上70%未満の範囲内にあると同時に、従業者が常時50人以上おり、かつ売り場面積の50%以上において対面販売を行う業態

要するに、多くの商品を取り扱っていて、多くの従業員をかかえる商業施設ということです。

対して、ショッピングセンターの定義は、日本ショッピングセンター協会によって下記のように定められています。

「ショッピングセンターとは、一つの単位として計画、開発、所有、管理運営される商業・サービス施設の集合体で、駐車場を備えるものをいう。」

このように若干の差が出てきます。

ここでの業界研究は、百貨店業界に限定して見ていきたいと思います。

 

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では百貨店業界の現状は?

百貨店業界は衰退してるのでは?地元の百貨店も撤退したし、、、という意見を持つ就職活動中の大学生は多いはず。

しかし実際の業績規模は2016年度で7兆7511億円で昨年のから2.3%伸びているという結果が。

百貨店業界の現状をまとめました。

  • 訪日外国人の増加

最近上り調子の日本の海外旅行業界。

旅行に出かける人はもちろん、旅行に来る、訪日外国人の数はうなぎ上り。

そういった観光目的で来る訪日外国人の消費量が増えていることから百貨店の売上も上がっていると考えられています。

  • 景気の影響

百貨店業界は国民の消費行動に左右される業界です。

国民の消費は経済や景気の変動に左右されますね。

安部政権になり、アベノミクスが行われたことで消費量が増えていることが、百貨店業界の売り上げに貢献していると言われています。

  • 若年層の百貨店離れ

アマゾンや服のネット通販が当たり前になった現代。

若者は直接モノを買うという文化から離れ、ネットでモノを買うという文化に移行しつつあります。

そういった現代の流れを受け、百貨店に若者が減っていることが問題視されています。

  • 再編やリニューアルの増加

百貨店離れは今に始まったことではなく、百貨店業界もそれに応じて再編やリニューアル、統合を行ってきました。

松坂屋ホールディングスと大丸が平成19年に統合し、Jフロントリティングになったり、三越と伊勢丹が平成20年に統合、三越伊勢丹HDになっています。

こうした統合を通して生き残っているという現状があるようです。

 

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気になる売上ランキング

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百貨店業界、合併や統合が続くけれど、どこの売上がいいのだろう?

そんな疑問に答え、ランキングをまとめました。

10位 小田急電鉄           2,221億円

9位 丸井グループ       2,458 億円

8位 近鉄百貨店           2,707億円

7位 パルコ    2,763億円

6位 東京急行電鉄       6,314  億円

5位 セブン&アイ・HD            8,818  億円

4位 エイチ・ツー・オーリテイリング   9,156 億円

3位 高島屋    9,295億円

2位 J.フロントリテイリング    1兆1,635億円

1位 三越伊勢丹HD    1兆2,872億円

三越伊勢丹はクレジット金融・不動産業、Jフロントリティングは人材派遣、高島屋は不動産・金融・健装など百貨店業務以外にも活躍している企業が売り上げを伸ばしているようですね。

5位のセブン&アイもセブンイレブンで有名な会社です。

百貨店業界で売上を出すには、百貨店業務だけでなく、他業務でも幅広く活動していることが重要なようです。

 

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気になる百貨店業界の年収ランキング

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最近は業界成長をしているといっても国民の消費行動に左右される不安定な業界、全体としては衰退している業界ともいえる百貨店業界。

就活生が気になるであろう百貨店業界大手5社の年収ランキングはこちらです。

5位 高島屋

年収695万 連続勤続年数23年 平均年齢45.7歳

4位 セブン&アイ・HD

年収713万円 連続勤続年数18.5年 平均年齢44.1歳

3位 J.フロントリテイリング

年収814万円 連続勤続年数21.2年 平均年齢45.2歳

2位 三越伊勢丹HD

年収851万 連続勤続年数22.4年 平均年齢46.4歳

1位 エイチ・ツー・オーリテイリング

年収891万円 連続勤続年数23.6 年 平均年齢46.2歳

印象としては平均年収は少し高いイメージですね。

しかしこれはあくまでも大手5社の年収なので、業界全体よりは高くなっているでしょう。

年収以外の点では連続勤続年数が他業界より少し長めな点が挙げられます。

長く働けるという点では社風や環境がいいのかもしれませんね。

 

 

百貨店業界の業務

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百貨店業界には大きく分けて3つの業務があります。

  • 販売業務

新入社員に販売業務から始めさせるという企業は多いようです。

販売業務は消費者に直接にコミュニケ―ションを取ることで商品を販売するお仕事です。

  • バイヤー

バイヤーのお仕事は百貨店に置く商品を世界各地から集めてくるお仕事です。

どんな商品が売れるか、マーケティングや分析力が必要な仕事です。

  • 店舗企画

店舗企画とは百貨店内のフェアやイベントの企画をしたり、商品展開を検討したりします。

バイヤーと協力してどんな商品を押し出すか、などを考えるお仕事ですね。

 

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どんな風に志望動機を書けばいいか

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親しみやすい百貨店業界に行きたいけれど、どんな風に志望動機を書いたらいいか分からない!とお困りの就活生はいませんか?

百貨店業界の主な仕事はやはり、「売ること」です。

志望動機にはアルバイトや大学祭の「お客様に売った経験」を踏まえて、どんな商品をどんな風にお客様に届けたいのか、また自分にはどんな接客スキルがあるのかをアピールすることが必要です。

また国際展開をしつつある百貨店業界。

留学や国際ボランティア、英語力など、国際的な面をアピールすることも利点になるかもしれません。

 

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百貨店業界の気になる展望

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現状は説明しましたが、やはり就活生が気になっているのは今後ですよね。

現状を受けて、百貨店がどんな対策をしているのかを紹介します。

  • 都市に集中する

一般的に百貨店は地方で撤退しやすく、都市では成立しやすいと言われています。

実際地方の売上は少なく、百貨店の数を減らしていますが、都市では景気に合わせて売上が上がることも多いようです。

その現状を受け、都市に百貨店業務を集中させるという対策を打っているようです。

  • アジア展開に積極的な姿勢

進むインターネットショッピング化でなかなか難しい百貨店業界。

需要の低下を受けて、日本国外の需要に対して展開したい姿勢があります。

百貨店業界が注目しているのはアジア地域。

アジアに向けて百貨店を進出しようという動きがあるようです。

 

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さいごに

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百貨店業界のまとめ、いかがでしたでしょうか?

インターネットショッピング化による若者離れや経済・景気の影響を受けやすい業界ではありますが、

都市化や国際化、訪日外国人をターゲットにし、再編や統合、他の事業にも手を伸ばすことで生き残っているようです。

細かい業務や社風が気になる就活生は企業研究をしてみてはいかがでしょうか?

 

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