参加したインターン先企業名: 株式会社Step House
参加したインターン: 営業
名前: 村上和希
大学名: 大阪大学
学年(取材時): 大学1年生
私は理系の学部に所属していたこともあり、大学の授業と配属された研究室で研究することを繰り返す日々を送っていました。 そして将来は、技術職への就職を考えていました。 私は元々、分析することが好きという理系ならではの強みを持っていたと思います。 どうすれば課題を解決できるのか、その作業効率をどうすれば向上できるのかなどを考えることが得意でした。 ただその反面、感情に訴えることは苦手だと感じていたのです。 いくら技術職を希望しているとはいえ、社会に出るとなればコミュニケーション力やビジネススキルは必須となります。 そのような実情の中、相手に自分の表情や気持ちを伝えることが苦手なままの自分に不安を抱くようになりました。
就職する前に、自分に今足りない「営業力」や「プレゼン能力」を身につけて磨いていきたいと考えたからです。 実際、技術職は研究がメインの業務となりますが、職場での何気ない会話にも営業力は必要になります。 ただもくもくと研究したり製品を作ったりするだけではなく、そこに付加価値をつけたいと思ったのです。 どこにでも通用する営業力は、学生のうちに身につけておいて絶対に損はありません。 いつか使う日が必ず来ます。 私は、その営業力を身につける手段として、就業経験を得られる長期インターンシップを選びました。 そして長期インターンシップを調べる中で行きついたのが、このStepHouseのインターンシップです。 ホームページを見て、「日本一の学生の成長環境を作る」という私たち学生の成長にフォーカスを当てた事業内容に惹かれました。 自分もここで一緒に成長したいと強く思い、応募に至ったのです。
インターンシップを通じて1番成長を実感したことは、「人の感情を動かすのは理論だけではない」と考えられるようになったことです。 インターンシップを始める前は、話し方はどうであれ、そこに揺るがない理由があれば相手に納得してもらえると考えていました。 しかしこれは、実際の現場では決して通用することはありません。 納得してもらうには、感情に訴えかける要素が重要だったのです。 また、実際に業務に携わる中でチームワークの重要性も再認識することができました。 朝礼や終礼でチームのみんなと会話をしたり反省したりする中で、課題へのアプローチを考えられたと思います。
成長できた1番の理由は、根拠立てて論理的に話すだけでは伝わらないという事実を、実践を通して知ることができたからです。 インターンシップに参加した当初は、感情に訴えることなく論理的な会話だけをひたすら繰り広げていました。 そのため、失敗が続き上手くいきませんでした。 私は今までの人生を振り返っても最初から上手くいく経験は少なかったように思います。 野球を例で挙げるとするならばベンチからスタメンへ成長するような形で、スタートが遅いことが多かったのです。 今回も同様に、いきなり上手くいくわけではありませんでした。 しかし、だからといって今も昔も「辞めたい」と思うことはありません。 それは、私の負けず嫌いな性格があるからです。 最初いくら劣っている状況でも、「あいつもできるなら自分もできる!」と落ち込まずに頑張れたことも成長に繋がった1つ要因だと思います。
私はインターンシップに参加してから、まだ契約があがっていません。 そのため、まずは初契約をしっかりあげ、コンスタントに契約をあげ続けられる人になりたいと思います。 定性的なところでいうと、相手の感情を動かすにはどうしたら良いか、自分の中で理由を考えて相手にわかりやすく伝えられるようになりたいです。 インターンシップ卒業後は、1つのスキルだけに囚われず、営業スキルと理系の研究スキルをうまく掛け合わせて応用させたいと思います。 その結果、自分の市場価値を高めていきます。 さらに色々なことを学び、新たなことにも果敢に挑戦していきたいです。
私にとってインターンシップとは、楽しみながら自分の価値を高められる場所です。 苦しい時はもちろんありますが、たくさんの仲間たちとお互い助け合いながら乗り越えることができます。 このような成長環境や仲間との出会いは大学生になってから減る一方であるので、感謝しかありません。 スキル部分はまだまだ未熟ですが、考え方や話し方は前より格段に変化を遂げました。 この環境に身を置くことができなければ、根拠立てて話すだけのつまらない人間になっていたかもしれません。 それほど、感情に訴えることの大切さを学べました。