参加したインターン先企業名: 株式会社Step House
参加したインターン: 営業
名前: 堀池 晴稀
大学名: 静岡大学
学年(取材時): 大学3年生
インターンシップを始める前は、まるで絵に書いたようなどん底の大学生活を送っていました。 人付き合いが大の苦手で、大学では友達すらいない状況でした。 空きコマや休日があっても何をしていいかが分からず、5つ掛け持ちしていたアルバイトに明け暮れる日々を送っていました。 2年生に進学しても何一つ状況は変わらず、将来に対する不安は大きくなるばかりです。 さらには当時付き合っていた彼女にも振られてしまい、自己嫌悪に陥る一方でした。
当時付き合っていた社会人の彼女からのアドバイスがきっかけになりました。 私自身、元々インターンシップに参加したいという想いはあったものの、なかなか決め手に欠けていたのです。 そんな私を見兼ねて、彼女は就活を振り返り「インターンシップは早めに経験した方がいい」と私の背中を押してくれました。 その矢先に彼女から振られたこともあり、「自分を本格的に変え、人として成長したい」と考えるようになったのです。 その目的を果たすべくネットでインターンシップを探していると、学業と両立できるようなインターンシップを見つけました。 それがStepHouseだったのです。 業務内容を見てみると、人見知りで引っ込み思案の自分には到底考えられない営業職でした。 無我夢中でアルバイトに没頭していた当時の自分だったら確実に見向きもしなかったと思います。 しかし自分を一変させたいと強く思っていた私は、静岡住まいでありながらも毎週東京に通うつもりでインターンシップへの応募を決意しました。
毎日が学びの連続ですが、特に成長したと感じる点は問題発見能力と問題解決能力です。 インターンシップ先の上長から学んだことですが、営業の本質はこの2点にあると考えます。 今までの私はというと、自分の行動に対して「責任」を持つことはありませんでした。 加えて、自分の行動への振り返りはもちろん、そこから問題点や改善点などを探すことすらしてきませんでした。 しかし、インターンシップでは自分対お客様という状況で業務が進んでいきます。 お客様とした会話すら振り返ることができないようだと、成果が出ないのは当たり前です。 「ここが良かったから継続しよう、悪かったところはどこだろう」と常に問題を見つけようとする姿勢が特に大切になってくるでしょう。 また、そこからどうしたらさらに良くなるかを解決していく姿勢も必要になってきます。 今まで「振り返り」という概念すらなかった私ですが、今では毎週のように自分の行いを振り返るようになりました。 今後も継続する点と改善していきたい点、またそのために何をしていくべきかを考えて行動していきます。
成長できた要因は、何よりも「仲間の支え」だと思います。 私はインターンシップを始めた当初、自ら学びに行く姿勢を見せることに恥ずかしさを感じていました。 しかし、周りの先輩や上長は、人見知りを発揮していた自分をも気にかけてくれて、たくさんのアドバイスや成長する機会を与えてくれたのです。 先輩や上長のほとんどが同じ学生にもかかわらず、それを感じさせないくらい営業スキルに長けており人として大きい存在に思えます。 そんな仲間に囲まれながらインターンシップができることに誇りを感じるとともに、その背中から良い刺激を受けることができます。 インターンシップを続ける中で、頑張る理由を見失ってしまい「自分は何のために頑張っているんだろう」と悩む時もありました。 そんな時には、すかさず上長をはじめとする仲間が「チームや支部の結果のために」と私の頑張る理由と存在意義を見出してくれました。 このような環境に身を置き、このような素晴らしい仲間に出会えたことが、私が成長できた大きな要因だと思っています。
これから挑戦したいことは、主に2つあります。 1つ目として、まずはさらに結果を残すことです。 そのためには、自分から学ぶ姿勢をもっと全面に出していくことが求められるでしょう。 周りの優しさや配慮に頼っているだけでは、今以上の結果は得られません。 日常の大学生活では接点のない先輩学生と交流を持てているありがたみを理解し、結果に繋がる本質的な行動力を伸ばしていきます。 2つ目として、ゆくゆくはチームリーダーを目指したいです。 私の上長は、「お前の人生を変えたい」と熱く言ってくれるほど本気で私と向き合ってくれています。 正直、ここまで自分に向き合ってくれる人と出会ったのは初めてだったので、感謝でいっぱいです。 部下の人生を色付けようと努力でき、マネジメントもしてくれる、そんな上長を越えられるチームリーダーになれるよう尽力します。
私にとってインターンシップとは、身を投げ込んで経験してみないとわからない景色がある場所です。 インターンシップに参加する理由も一人ひとりバラバラで多種多様な人がいます。 今までにない出会いの連続でしょう。 大学生であれば、将来への漠然とした不安や自分を変えなきゃいけないという焦りを感じる時が誰しもあるはずです。 このような気持ちを感じているのであれば、とりあえず経験することに損はないと思います。 新しいことに踏み出せないのはただ経験したことがないから最初はわからないだけで、時間は平等に過ぎていきます。 悩んでいる間に動き出している人は数えきれないほどいるでしょう。 何も行動を起こせていないと感じているのであれば、学生時代にしかできない貴重な経験に一歩踏み出すことをお勧めします。