この企業のインターン参加者の体験談

大学3回生の秋から長期インターンシップを始めました。法学部に進んだものの、将来の進路はまだぼんやりしていて、「弁護士になるわけじゃないし、自分はどんな仕事に就けるんだろう」とモヤモヤしていたんです。 そんなときに出会ったのが、杠司法書士法人のインターン募集でした。法学部で学んだ知識を活かせそうだし、求人に書かれていた「社員を大切にする」という会社の姿勢に惹かれました。「ここなら安心して学べそうだな」と直感的に感じたのをよく覚えています。 そうしてインターンとして経験を重ねる中で、「この場所で働き続けたい」という思いが強くなり、ご縁をいただいて新卒で入社。現在は正社員として関連グループ法人で法務業務に携わっています。
インターン生だった頃は週3日、1日7時間ほど出社して働いていました。コロナ禍で大学の授業がオンライン中心だったため、通学の負担がなくなり、その分インターンの時間をしっかり確保できていました。 業務内容は、社員の方のサポートや、制度利用・法的手続きに関する書類の作成が中心。文面には専門用語が多く、最初は「これ、日本語なのかな……?」と思うほど難しくて。でも、自分なりにノートを取り、わからない言葉をかみ砕いて覚えることを繰り返すうちに、少しずつ理解できるようになりました。
ある日、社員の方から「この英文の内容、ちょっと要約してもらえる?」と頼まれたことがありました。業務で必要になった資料だったのですが、少し難解で、周囲の方もどう解釈するか少し悩んでいたようでした。私は英語を趣味の延長で少し勉強していたこともあり、「やってみます!」と手を挙げたんです。自分なりに英文を読み解いて、わかりやすく要約して提出したところ、「助かった!すごくわかりやすいよ」と言っていただけて。本当に嬉しかったのを覚えています。 それまで「自分にできることってあるのかな?」と手探りでやっていた部分もありましたが、この経験をきっかけに、「たとえ小さなスキルでも、誰かの役に立てるんだ」と感じられて、自信につながりました。
ある日、社員の方から「うちで働かない?」と声をかけていただいたんです。その瞬間、とても嬉しかったのを覚えています。「自分の頑張りが見てもらえていたんだ」と実感できた出来事でした。 就職活動は、長期インターンと並行して進めていて、他の業界や企業も幅広く見ていたのですが、最終的に「絶対にここで働きたい」と思えたのは、インターンを通じてこの会社の雰囲気や仕事のリアルを肌で感じていたからだと思います。業務の中で社員の方々との信頼関係が少しずつ築けているのも感じていて。「この場所でもっと成長していきたい」という気持ちが、自然と芽生えていました。 また、女性社員が多い職場だったこともあり、子育てをしながら働く方の話や、ライフスタイルとの向き合い方について聞ける機会も多くありました。「こういう働き方もあるんだ」と視野が広がったのと同時に、自分が将来どんなふうに働いていきたいかを考えるヒントにもなりました。実際に長く働いている方の姿を間近で見ることで、「ここなら、自分も長く働いていけそうだな」という安心感も持てました。
学生のうちに社会の現場に飛び込めたことは、本当に大きな経験だったと思います。特に、日々の業務の中で「自分の小さな行動が、誰かの支えになっている」と実感できたとき、インターンをしてよかったと心から感じました。 最初は右も左もわからなかったけれど、社員の方々が根気強く教えてくださって、少しずつ任せてもらえる仕事も増えていって。小さな成功体験の積み重ねが、「自分にもできることがある」という自信に変わっていきました。 それに、学生という立場でありながら、社会人の方々と肩を並べて仕事ができたのは、長期インターンならではの貴重な機会だったと思います。働くとはどういうことなのか、人と一緒に何かを成し遂げるとはどういうことかを、実感として学ぶことができました。 職場の雰囲気があたたかく、誰かが困っていれば自然に声をかけ合える文化があったのも、学生として社会に飛び込むうえで心強かったです。インターンという形でこの職場と出会えたことが、自分の将来を考えるうえでも、大きな軸になったと思います。
長期インターンを通じて一番大きかったのは、「自分の将来に向けた目標を持てるようになったこと」だと思います。実務の中で法律と向き合う経験を重ねるうちに、「もっと深く知りたい」「もっと力になれる存在になりたい」という思いが強くなっていきました。今は行政書士の資格取得を目指して勉強していて、いつかは司法書士の資格にも挑戦したいと思っています。 私にとってこの長期インターンは、ただの“職業体験”ではありませんでした。実際の仕事や人との関わりを通じて、「働くことの意味」や「自分がどんなふうに社会と関わっていきたいのか」が見えてきた、そんな人生の軸をつくってくれた経験だったと思います。
法律の仕事って、なんとなく難しそうに感じるかもしれません。実際、私も最初は知識が足りなくて戸惑いました。でも、最初から全部わかっていなくても大丈夫。インターンを通じて、少しずつ覚えていけば、自然と身についていきます。 もし少しでも興味があるなら、まずは飛び込んでみてください。法律に強い関心がなくても、「社会を知りたい」「現場を見てみたい」という気持ちさえあれば、得られるものはたくさんあると思います。 とくに、将来に迷っている法学部の学生には杠司法書士法人でのインターンをおすすめしたいです。短期インターンではわかりづらい、職場の空気感や、実際の仕事の手触りまで体験できるのが、長期インターンシップの魅力。迷っているときこそ、一歩踏み出してみてほしいなと思います。