インターンシップを始める前
インターンシップを始める前は、ただ漠然と将来像を思い浮かべていました。
「将来大物になりたい」とか「お金持ちになりたい」、「有名企業に行きたい」などのようにです。
向上心だけは高かったように思います。
また、周囲の優秀な友達がやっていることを真似して、留学に向けた勉強やビジネスコンテストへの参加などもしていました。
ただついていくことに必死になってしまい、その目的を自分の頭で考えることはありませんでした。
学歴コンプレックスを持っていた私は当時、高学歴の大学生に社会で勝るために必要だと思っていたのは長期留学です。
しかしこれに関しても、「就活でなんとなく有利になりそうだから」というように特に行きたい理由を持たずにいました。
インターンシップを始めた経緯
私にいつもアドバイスをしてくれる一つ上の優秀な先輩の存在がきっかけです。
その先輩も留学に行く予定があったものの、新型コロナウイルスの影響で突如中止になってしまいました。
それを聞いて、留学に行けない可能性もあると、初めて自分のことを本気で考えるようになったのです。
次々と変化していく社会や倒産する会社を多く見る中で、流れに身を任せるだけではいけないと悟りました。
改めて、今までの生活や行動を見直し、決断したのは留学に行かないという道でした。
しかし同時に、就活において他の大学生と差がつけられなくなってしまうのではないか不安もありました。
社会に通用する自分だけの武器があるのか、思い悩まされていた時もあります。
その矢先、先輩が長期インターンシップを始めたことを知ったのです。
先輩と懇談し、長期インターンシップのことを聞きました。
話しを聞けば聞くほど、周囲と差をつけたい自分にはぴったりだと感じました。
早速、長期インターンシップについて調べてみると、多種多様な業界・職種が見つかります。
そこで私は人見知りという自分の弱みを克服すべく、営業のインターンシップを始めることを決意したのです。
インターンシップを通じて成長したこと
いざ飛び込んでみたインターンシップは、想像していたよりずっと刺激的なものでした。
成長したことは数えても数え切れません。
中でも一番の成長は、達成したい目標から逆算して立てた計画を実行する習慣がついたことです。
この習慣から、目標達成することの喜びや気持ちよさを知り、向上心もより高まったように思います。
以前の私のままであったなら、目標に対してしっかりコミットすることもなく中途半端になっていたでしょう。
非常に大きな変化です。
また営業という仕事も奥深く、自分の頑張り次第で結果が全く変わっていきます。
実践的な業務にも携われるため、営業力のみならずマネジメント能力なども段違いに成長を遂げました。
そして何より、インターンシップは楽しく充実したものであるということを実感できました。
成長できた要因
成長できた最も大きな理由はインターンシップ先の社内環境にあります。
このインターンシップでは、研修が毎月行われます。
研修ではスキル部分はもちろん、物事における深い考え方やモチベーションが上がるような有益な話もたくさんしてくれるのです。
また、上司や先輩、チームメンバー同士で励まし称え合う雰囲気が作られています。
さらには、普段一緒に仕事をしないインターンシップ生であっても、同じ仲間として応援してくれるのです。
風通りのいい環境で人間関係も温かく、社長や副社長から激励していただくことも多かったです。
全社的にインターンシップ生一人一人を支えてくれるため、つらい時や苦しい時でも前を向いて頑張ることができました。
なかなか巡り合えないこのような恵まれた環境に身を置くことができ、感謝しかありません。
今後挑戦したいこと
クローザーやチームリーダーのポジションを持ち、他のインターンシップ生を支えられるような存在になりたいです。
今はまだ自分の業務だけで手一杯ですが、実現できるようさらに努力を積み重ねてより営業力を磨きます。
そして社会に出た時に、周りを圧倒するくらい活躍できる力もつけていきたいと思います。
このインターンシップに参加してみて、漠然としていた将来像をも明確で鮮明にイメージできるようになったと感じました。
というのも、目標を数値化してそこから逆算し行動するようになったからでしょう。
身についたマネジメント能力や行動力をさらに向上させ、卒業までに全社で一番の成績を残すことも目指します。
インターンシップとは
私にとってインターンシップとは、本気で取り組めば取り組むほど「真の力」を手に入れられる最高の環境です。
正直、インターンシップ参加当初は、就活に役立てるための就業体験程度にしか意義を見出していませんでした。
しかし今では、真の力をつけて社会でも活躍するため、このインターンシップを本気で頑張っています。
大学の授業では、社会で生き抜くために成果を出す能力はダイレクトに教えてくれません。
ビジネス力はもちろん、圧倒的な成長と充実感を得たい方はインターンシップを視野に入れてみてください。
自分の未知なる可能性が広がるはずです。