この企業で募集中の長期インターン
参加したインターン先企業名: 株式会社WILLCO
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: Y・H
大学名: 明治大学
学年(取材時): 大学2年生
インターンを始めたのは大学1年生の11月頃です。もうすぐスタートしてから1年が経ちます。 僕は沖縄出身で、大学進学をきっかけに東京で一人暮らしを始めました。新しい土地での生活が始まり、「どうせなら全部全力でやってみたい」という気持ちが日を追うごとに強くなっていったんです。 授業にサークル、さらにアルバイトまで予定を入れていたので、スケジュールは常にパンパンな状態でした。でも、動いている時間が好きなタイプなので「忙しい=楽しい」と感じていて、毎日がとても充実していました。 ただその一方で、将来に対する不安もありました。大学を卒業してすぐ社会に出て働く自分の姿がうまく想像できず、「このままで本当に社会で通用するのかな?」というモヤモヤをずっと抱えていたんです。 だからこそ、“社会を知る”ための一歩として、実際に会社で働いてみたいと考えるようになりました。学生のうちから社会人の方々と一緒に働くことで、授業だけでは身につかない“リアルなスキル”が得られるはずだと思い、長期インターンに挑戦することを決めました。
今ちょうど大学2年生で、法学部の中でも一番忙しいと言われる時期なんです。授業は週4〜5日びっしり入っていて、課題も多く、スケジュール管理はかなりシビアです。 インターンは週3日ほど勤務しています。授業がある日は、朝の空きコマや授業後の時間を使って働いていて、学校に行く前の1〜2時間だけ出勤することもあります。 ただ、授業が増えてきたタイミングで「このままだとシフトを満たせないかもしれない」と感じることがあり、社員の方に相談しました。すると「リモートでも大丈夫だよ」と柔軟に働き方を調整していただけて、そこからオンライン中心の勤務スタイルも取り入れるようになりました。 今では、大学の空き時間や帰宅後の時間を使って自宅から業務を進めています。授業前に少しだけ作業してから講義に向かったり、講義が終わってすぐPCを開いて続きを進めたりと、時間を細かく切り替えながら働いているイメージです。 学生の予定に合わせてシフトを柔軟に調整してくれる環境は本当にありがたく、「授業も頑張りながら、社会経験も積みたい」という気持ちにしっかり寄り添ってくれる会社だなと感じています。
僕がインターンしているのは、株式会社WILLCOという人材系の会社です。 一番メインとなる事業は「リーガルジョブボード」という士業専門の転職サイトの運営で、弁護士や司法書士などの専門職の方と、法律事務所・企業をつなぐサービスを展開しています。 そのほかにも、医療業界向けの転職サービスや、M&A関連の事業など、複数の分野で人材サービスを手がけています。いわば、“専門職のキャリアを支える会社”というイメージです。
僕は営業アシスタントチームに所属しています。 インターン生の中では「サブリーダー」というポジションを任せてもらっていて、他のメンバーをまとめたり、業務改善の提案をしたりといった役割も担っています。 具体的な業務内容としては、司法書士や調査士チームの社員の方から依頼を受けて、会員プロフィールの作成や求人票の作成などを担当しています。営業の方々が商談や面談で忙しく動いている中で、僕たちアシスタントチームがそのサポート業務を引き受け、スムーズに情報共有ができるようにする。そんな“裏方の支え役”のようなポジションです。 任せてもらっていることは本当に幅広いですが、その分、毎日新しい学びがありますし、良い意味で「飽きる暇がない」と感じています。その日の状況や業務の優先度に応じて、自分から「今これをやります!」と手を挙げて動ける環境なので、責任感もどんどん鍛えられていると実感しています。
一番印象に残っているのは、司法書士向けイベントの動画編集を任せてもらったときのことです。 正直、入社したばかりの頃は、そんなクリエイティブな仕事を自分が担当するなんて思ってもいませんでした。「ちょっとやってみる?」と声をかけてもらったのがきっかけだったのですが、動画編集はほぼ未経験。最初は「本当に自分にできるのかな……」と不安もありました。 それでも、WILLCOにはマニュアルがかなり整っていて、分からないことがあればすぐ周りに聞ける環境があります。実際に作業を進めていく中でも、社員の方が丁寧にフィードバックをしてくださり、修正を重ねていくうちに、少しずつ自分の手で形になっていく感覚がありました。 完成した動画が実際にイベントで使われて、「すごく良かったよ!」と声をかけてもらえたときは本当にうれしかったです。それまで「自分が関わった成果物が誰かの目に触れる」という経験がほとんどなかったので、純粋に大きな達成感がありました。 WILLCOでは、“やってみたいという気持ち”を大事にしてもらえます。僕自身、動画編集以外にも本当にいろいろな業務に挑戦させてもらっていて、「未経験だから無理」と構えるのではなく、「まずやってみよう」と思えるようになりました。
自分から手を挙げて取り組ませてもらったのが、架電業務です。 もともとは、他のインターン生が架電営業を行っているのを見て「自分もやってみたい」と感じたのがきっかけでした。ちょうどその頃に社員の方との1on1があり、その気持ちを伝えたところ、すぐに任せてもらえることになったんです。 とはいえ電話営業は人生で初めての経験。最初は本当に緊張しましたし、敬語にあまり自信がなかったこともあって、最初の数回は話すたびに手が震えるほどでした。笑 それでも、WILLCOには業務フローやスクリプトがしっかり整備されていて、教育担当の方がすぐ隣でサポートしてくれました。「ここの言い回しはこうすると伝わりやすいよ」「声のトーンを少し柔らかくしてみよう」といった具体的なフィードバックをいただき、それを一つひとつ意識していくうちに、次第に電話にも慣れていきました。 実際に、自分の架電からアポイントにつながった時は本当にうれしかったです。「自分の声で相手の心が少しでも動いたんだ」と感じられて、大きな達成感がありました。
はい、あります。むしろ、そこがWILLCOのインターンで僕が一番好きだと感じているポイントかもしれません。 社員さんとの距離が本当に近くて、仕事の相談はもちろん、ちょっとした雑談も含めて日常的に会話する機会が多いんです。その象徴的な制度が「達成ランチ」です。社員の方が月の目標を達成したときに、チーム全員で会社負担のランチに行ける仕組みになっていて、僕も一度その機会に誘っていただき、オフィス近くの焼肉屋さんに行きました。 おいしいご飯を食べながら、リーダーの方が前職での経験や転職を決めた背景、海外での話などをしてくださって、普段の業務中にはなかなか聞くことのない人生のエピソードをたくさん伺うことができました。“働く大人”の考え方に触れられる、とても貴重な時間だったと思います。 ほかにも、就活を終えた4年生のインターン生と話す機会も多いです。実際の選考の流れや企業選びの基準を教えてもらったり、自分の悩みを相談したりしながら、「少し先を走る先輩」のリアルな声を聞けています。 社員さんも先輩インターンも本当に話しかけやすくて、いわゆる“上下関係”というよりは、同じ目標に向かって一緒に走る“チームの仲間”という感覚に近いです。
「営業ノウハウ共有グループ」というチャットがあるのですが、これが本当にすごいんです。 社員の方が「今日の日経の注目ニュースです」といった情報をまとめて投稿してくださったり、読んだ本の感想や学びを共有してくださったりしていて、それを読むだけでもかなり勉強になります。業界のトレンドやビジネス思考が自然と身についていく感覚がありますし、インターン生も全員このグループに参加しているので、誰でも自由に読むことができます。 僕自身はまだ投稿したことはないのですが、同じチームの先輩が読んだ本を要約して、「ここが特に勉強になった」「業務にこう生かせそう」といった形でまとめてくれていて、それを読んで「自分もこの本を読んでみよう」と思うことも多いです。 WILLCOには、“会社全体で学び合う文化”が根付いていて、このチャットを通じて自然と知識が入ってくる環境があります。その姿勢に刺激を受けて、「自分ももっと成長したい」と思えるようになりましたし、おかげで時事ネタにも強くなりました。営業やビジネスに関する視野も、大きく広がったと感じています。
インターンを始める前と比べると、本当にいろいろな面で変化したと感じています。 言葉遣いやメールの書き方はもちろん、社内での立ち振る舞い方や取引先とのやり取りの仕方など、大学では絶対に学べないことばかりで、一つひとつの経験がそのまま自分の成長につながっている実感があります。 中でも特に大きいのは、ビジネスの現場における言葉の使い方です。インターンを始めたばかりの頃は、電話対応の際に敬語が全然使いこなせず、先輩に何度も言い回しを直してもらっていました。 それが今では、相手に合わせて言葉を選べるようになり、自然と社外の方と話すことにも慣れてきました。このあたりは、間違いなくインターンを通して身についた力だと思っています。 それから、最近ではSNS運用にも少し関わらせてもらっています。X(旧Twitter)の投稿案を考える機会があり、マーケティングチームの社員さんにチェックしてもらいながら、添削を受けています。 「この言い回しだとターゲットが違うかも」「もう少しライトなトーンの方が伝わりやすいよ」といった具体的なアドバイスをいただけるので、営業アシスタントとしての視点だけでなく、マーケティングの視点にも触れられているのが新鮮です。 「発信」や「見せ方」について考える力がついたと思いますし、最近では日常生活の中でも、「この広告はこの層を狙っているんだろうな」とつい分析してしまうようになりました。笑
かなり変わったと思います。 もともと僕の父は、地元・沖縄でずっと同じ会社に勤めていて、営業職として長く働いています。だから僕の中では、「就職=一つの会社に入って、定年まで勤め上げるのが普通」というイメージがずっとあって、正直それ以外の選択肢を考えたことがありませんでした。 でも、WILLCOでいろいろな社会人の方と話す中で、その考え方がガラッと変わりました。社員さんの中には、転職を経験しながらキャリアアップしてきた方もいれば、社内でリーダー職を目指してどんどん挑戦している方もいます。 そういった姿を間近で見て、「キャリアって一つの形だけじゃないんだ」と実感しました。それまでは“安定”を第一に考えていましたが、今は「自分がどんな挑戦をしたいか」「どう成長していきたいか」といった軸で考えるようになっています。 この環境にいると、自然とそういった価値観に刺激を受けるんです。もしインターンをしていなかったら、たぶん今も「大手志向」「安定志向」のままだったと思うので、この経験が自分のキャリア観を柔軟にしてくれたのは間違いないと感じています。
現時点では営業アシスタントとしての業務が中心ですが、これからはマーケティング分野にも挑戦してみたいと考えています。SNS運用などに関わるうちに、「もっと発信の面でも会社に貢献したい」という気持ちが芽生えてきました。 また、現在サブリーダーとしてチームをまとめる立場にいるので、「インターン生の環境を自分たちでより良くしていく」ことにも力を入れています。たとえば、業務フローの改善やAIの活用など、「こうしたらもっと効率が上がるんじゃないか」というアイデアをメンバー同士で話し合って、実際に実行に移しています。 チームの仲間たちは本当に意識が高くて、互いに切磋琢磨できる存在ばかりです。同じ大学生同士でも学年が違うので、就活や将来の話を聞けるのも大きな刺激になっています。このチームで一緒に成長していけることが、今の僕の大きなモチベーションになっています。
僕は長期インターンを、“社会に出るための準備運動”だと捉えています。やるかやらないかで、得られる経験の差は本当に大きいと思います。もし少しでも「挑戦してみたい」と感じているなら、迷わず飛び込んでみてほしいです。 特に、僕と同じように地方から上京してきた学生には、「せっかくここまで来たなら、この環境を最大限に活かそう」と伝えたいです。東京には本当に多くのチャンスがありますし、必要以上に怖がることはないと思っています。 一歩踏み出した先でしか見えない景色が、必ずあります。 インターンを通じて得られるのは、スキルだけではなく、“自分への自信”です。長期インターンでの経験は、将来どんな道を選ぶことになったとしても、自分を支えてくれる土台になると感じています。