大学生アルバイトの探し方の基準。時給や勤務地で決めたらダメ?

学費や生活費、娯楽費のなどのために、または社会経験を積むためなど、様々な理由から大学生になったらアルバイトをしようと考えている人も多いでしょう。高校まではアルバイトが禁止されている学校も多く、また採用してくれるところも限られていましたが、大学生になればその選択肢が一気に広がります。

 

どんな仕事にチャレンジしてみようか。また稼いだお金をどんな風に使おうか。そんなことを考えるだけでも楽しいものですよね。ただ、どうせやるならより有意義な時間やものにしたいはず。

 

今回は大学生アルバイトの探し方のコツや考え方に関して、新しい手法を含めて解説していきます。

 

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従来の大学生のアルバイトの探し方

まずは従来の、多くの大学生がしているアルバイトの探し方、選び方に関して見ていきましょう。もちろん、人それぞれ重要とするポイントや求める環境というのは様々で、必ずしもすべての人の当てはまるというわけではありません。まずは参考として、自分以外の多くの人がどんな感じでアルバイト先を決めているのか確認してみてください。

 

時給や勤務地といった条件面から探す人が多い

 

当然と言えば当然なのですが、アルバイトを選ぶ基準として「時給の高さ」や「勤務地」といった条件面を重視する方は多いようです。まずは生活費を稼ぐため、遊ぶお金を稼ぐため、という風に考えてアルバイトをするのであれば、短い時間でどれだけたくさんの給料が貰えるかというのは、ある意味最重要ポイントと言っても差支えはないでしょう。

 

また週に何回も通うことになるでしょうから、勤務地も重要視する傾向も強いようです。確かに家や下宿から何十分もかかるようなところに連日行き来をして、だと体力的にも厳しいものがありますからね。また学生の本分はあくまで学業。学校に行く時間もしっかり確保しながらアルバイトをしないと、そもそも何のために働いているのかという目的があいまいになってしまいます。

 

時給と勤務地。まずはその2つから条件を絞っていくのが、大学生アルバイトのオーソドックスな決め方と言えるでしょう。

 

初めては、コンビニや居酒屋などの接客系バイトが主流

 

また、実際に初めてチャレンジするアルバイトとしては、コンビニやレストラン、居酒屋といった接客系バイトが多い傾向があります。これらは募集そのものが多いというのもありますし、特別なスキルを求められることが少ないので、誰でも挑戦しやすいのが魅力。

 

時給の部分でも比較的高単価なものが多く、また家から通いやすい位置に必ず何店舗かはあるはずなので、そこも人気の理由でしょうね。自分が客としても利用する機会が多い仕事は比較的イメージしやすいですし、安心して応募できるというのも理由の一つとしてあるでしょう。

 

接客業ならではの、お客様や同じところで働くスタッフとの交流を期待して、この仕事にチャレンジする人も多いようで、実際、働いた上で感じた魅力にそのポイントをあげる人も多くいます。

 

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見直したい!アルバイトに対する考え方

さて、ここまでは、今までのアルバイトに対する考え方に関して見てきました。実際、それそのものが間違いであるとは言いませんし、事実として得られるものもたくさんあるでしょう。しかし、少し目線を変えて考えると、アルバイトの選び方やそこに求めるもの、というのも違ってきます。ここからは、新しいアルバイトに対する考え方を紹介します。

 

4年間バイトを続けると2,880時間分の実務経験が得られる

 

大学生の平均的なアルバイト時間は週当たり15時間程度。日数で言えば週3日~5日程度が普通です。それだけみると大した時間ではないように感じるかもしれませんが、それを継続して続ければ、1年で720時間。大学4年間で2,880時間にもなります。一日数時間のアルバイトでも、長い時間軸で考えると相当なものになるということがわかるでしょう。

 

もちろん、お金を稼ぐため、と割り切って考えることも間違いではありませんが、それだけ長い期間を使うのであれば、より有意義な時間にすべきという考え方も出てくるはず。目先のことだけを考えるのではなく、もっと俯瞰で、全体像を見るようにすると、アルバイトに求める要素というのも変わってくるのではないでしょうか。

 

将来の就活を見越した活動として考えるべき

 

そうして、貴重な大学生活の中の2,880時間を費やすと考えると、より将来に役立つ経験をすべき。と考えることができるはずです。その一つの目標となるのが就職活動。例えばコンビニなどは、アルバイトでは人気の仕事ではありますが、いざ就職活動が始まると、その業界での就職を希望する人はグッと減ります。アルバイトとしては人気なのに、就職先としては不人気、というのはよく考えれば面白い現象ですよね。

 

多くの大学生が、大学卒業後は一般企業への就職を目指します。言い換えれば、良い就職をするために大学生活を行っているとも言えるでしょう。そう考えると、アルバイトはもっと将来の就活を見越した選択をすべきとも考えられはしませんか?

 

逆の発想で、就職したり、社会人になってからはできないことにチャレンジしてみる、というのも正解ではありますが、そこまで考えてアルバイトを決定している学生もそこまで多くはないでしょう。

 

将来どんな企業で働きたいのか。そしてそこで働くためにはどんなスキルや経験が必要とされるのか。そこをしっかり考えて、それを元にしてバイト先を決めるのは、とても意味のある行動です。なんといっても4年間で2,880時間です。やっている人とやっていない人でそれだけの差が生まれると考えれば、就活のためにバイトを考えるというのは、非常に効果的な経験値の貯め方であると言えるでしょう。

 

アルバイト代わりのインターンシップもOK

 

将来を見越してアルバイトを考えた場合、インターンシップへの参加というのも一つの手です。長期のインターンであれば、大学一年生の時から参加できるものも多く、また給与の支払いがある有給インターンであるケースがほとんど。そうなれば、アルバイト代わりにお金を稼ぎながら、一方で実際の企業勤めの人が身につけることができる経験やスキルを身につけることも可能になります。

 

実際、そんな風にインターンを活用している学生も増えてきていますし、就活においても実際の企業で働いた経験がある、というのはとても優遇されるポイントになりますから、まさに一石二鳥の体験と言えるでしょう。

 

大学3年生用の、就活の準備としてのインターンという考えはもう古い、と言っても過言ではないかもしれませんね。

 

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まとめ

従来は、アルバイトは単なるお金を稼ぐための一つの方法として、時給や通いやすさ、また場合によっては仕事そのものの簡単さなどで決められるケースが多くありました。もちろん、その考え方自体が間違いであるとは言いませんが、大学4年間で考えれば約3000時間も費やすことになるアルバイトですから、もっと将来の、特に就職活動という大きな戦いに向けた準備として考えることも非常に大切だと思います。

 

そう考えた際に、インターンシップの利用というのは非常に効果的。企業の中で実務経験を積みながら、かつ給料も貰えるこの制度は、学生にとってのデメリットがほぼ無いと言っても良いでしょう。

 

大学生になったばかりのころは、あまり深く将来のことを考える余裕もないかもしれませんが、みんながそんな状態のときに、一人しっかり考えることでライバルとの差を生むことができるもの。

 

一度じっくり、自分の将来のことを考える時間をとってみるのもおすすめですよ。