就職活動をしていると、一度は必ず「体育会系有利」の情報を聞いたことがあると思います。会社によっては、体育会系学生限定のイベントを行うなどして、体育会系学生の囲い込みをしているところもあるほどです。
しかし一方で、なぜそこまで体育会系学生が重宝されるのか、その理由まで知っている学生はそこまで多くはありません。そこで今回は、就職市場において体育会系学生が重宝される理由について解説していきます。この情報をもとに、企業が何を求めているのかをしっかりと理解し、自分自身が磨くべきポイントというのを事前に把握しておきましょう。
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この記事の目次
体育会系が就活に有利な理由
先に結論からお伝えさせて頂きますが、体育会系学生は、運動部に所属しているから就活で有利になっているわけではありません。運動部に所属しているからこそ身につくスキルやマインドの部分が評価され、就活に有利になっているのです。この事実を知らない人は意外に多いもので、決して運動部に所属さえしていれば良いというものではありません。逆に言えば、運動部に所属することによって得られるスキルが何かというのを理解しておけば、体育会系でなくても同等の強みを発揮できるということでもあります。ここからは、体育会系学生が身に付けやすく、かつ評価されやすいスキルを具体的に解説していきます。
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有利ポイント1:体力がある
凄くシンプルな理由ですが、意外とどの企業でも重宝されるのが、基礎体力がある人です。どんなに優秀でスキルが高い人でも、3日に1回休まれてしまっては、その能力を最大限に活かすことはできません。1日で100の力を発揮する人よりも、1日で出せる力は50だけど、1週間休まず働けて、350の力を発揮できる人の方が、会社としては置いておきたい人材となるのです。
運動部と言えば基本的には身体が資本な世界ですから、当然スタミナ面の強化はしていくことになるでしょう。そして仕事というのも基本的には肉体労働です。例え事務職であったとしても、1日8時間、パソコンに向かって作業をするのは決して楽なことではありません。そうした基礎体力の有る無しが、採用する側にとって重要な選考基準となっているのです。
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有利ポイント2:上下関係への意識が強い
新入社員時代というのは、基本的に仕事で成果を残すことはほとんどできません。いくら勉強ができても、いくら類まれな才能を持っていたとしても、仕事で活躍できるかは別の話です。まずは先輩や上司の指示やアドバイスをしっかりと聞き、その通りに行動することが成功の近道であることは間違いありません。
上司の言うことを妄信する奴隷になれ、ということではないのですが、その道で長年経験を積んできた人には、その経験からしか見出せない独自のメソッドや成功法というのを持っているもので、ここを真摯に受け止められるかどうかが重要なのです。大して経験を積んでいない段階から、こうあるべきだ、この方が良いはずだ、という風に持論を展開しても、良い結果を導くことはできません。
その点、体育会系であればかなり厳しい上下関係のもと、先輩や監督の指示を聞いてきた人が多いでしょう。時には不満を抱くこともあったはずですが、それでもグッと耐え、目標達成に向けて努力をできた経験というのは何物にも代えがたいものです。
自分なりの成功法を見つけるまでは、まずは上の人の意見をしっかりと聞けることができる人材。それこそが最も早く会社に成果をもたらしてくれる人材であり、結果的に求められる人材となるのです。
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有利ポイント3:目標達成意識が強い
企業というのは、基本的には慈善事業を行っているわけではなく、利益という目標をもとに活動をしているものです。どんな職種、どんな役職でも、その事実を無視して活動することは認められません。だからこそ、自分たちの行動にしっかりと責任を持ち、何のために働くのかということを明確に意識できる人間を欲しいと思うのです。
体育会系の場合、大会や練習試合といった背景の違いこそあれ、勝つという大目標がどんな時にもついて回るもの。勝つためにはどうすれば良いか、今すべきことは何か、ということを常に意識しながら行動しているため、目標達成意識が自然と強くなる傾向があるのです。
極論、仕事というのは手を抜こうと思えばいつでも手を抜けるものです。それは部活動でも同じことが言えるでしょう。しかし、そんな中でもしっかりと目標を持ち、その達成のために努力を重ねることができるというのは、当たり前のように見えて、類まれなるスキルと言っても過言ではありません。
目標を定め、それに向かって努力をし、それを達成に導けることこそ、体育会系学生に求める素養と言えるのです。
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有利ポイント4:コミュニケーション能力が高い
どんな職種においても有効に活用できる唯一のスキル、それがコミュニケーション能力です。どのタイプの仕事でも、一人で始まり一人で完結するものはありません。その先には必ずクライアントや社内の仲間がおり、お互いに協力しあいながら進めることができなければ、決してより結果を導くことはできません。
その点体育会系学生であれば、普段の練習はもちろん、試合の際などでも、多くの人とコミュニケーションを取る機会が多くなるでしょう。そうした経験は非常に貴重で、相手の気持ちを推し量り、また効果的に自分の感情を伝える方法を自然と磨いてくれます。チーム競技ならばなおさらですが、個人種目であっても必ず何かしらのコミュニケーションが発生するものですから、そのスキルを買われて高い評価を受けることができているのです。
すごく極端な言い方かもしれませんが、大きく元気な声で挨拶できる、というのも立派なコミュニケーション能力です。ボソボソと、目も合わせずに挨拶をする人と、ハキハキと活発に挨拶をしてくれる人がいたとして、どちらの方がより良い印象を持てるでしょうか。
すごく簡単なことかもしれませんが、そうした小さな要素の積み重ねこそが、大きな信頼を生むきっかけになるものなのです。
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体育会系学生が得やすいスキルを身に付ければ、同等の活躍ができる
体育会系学生が就活に有利な理由を解説してきましたが、それらの理由は体育会系学生でしか身に付けることができないものかというと、決してそんなことはありません。普段の生活の中でも、少し意識を変えて行動するだけで、楽々達成できる目標と言っても過言ではないでしょう。しかし逆に言えば、それを意識せずに行動してしまっていては、例え運動部に所属をしていたとしても、就活を有利に運ぶことはできなくなってしまいます。
目標意識を高く持ち、しっかりと先輩上司の指示を聞き、誰とも分け隔てなく積極的にコミュニケーション取れる。ともすれば簡単そうに見えるポイントですが、いざ実践できるかというと必ずしもそうではありません。だからこそ、意識的にそれらに取り組んでいる人たちは、就活市場において優遇されやすくなるのです。
今回の記事を参考に、体育会系の方はより意識的な行動を、逆に体育会系でない方は、普段の生活の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。そうすることで、きっとどんな人でもより自分の強みをアピールしやすくなり、結果として就活を成功に導ける確率が高くなるはずです。
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