OB訪問や面接に行く前にやっておくべき6つのこと

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憧れの企業の社員と直接話すことができるOB訪問や面接。忙しい時間を縫って対応してくれることになるので、失礼なことをしてしまっては絶対にいけません。また、社員と話すことでしか得られない情報を知ることでより深い志望動機が形成できます。そのためにも、事前準備にしっかりと取り組むことが重要になります。

 

今回は、有意義なOB訪問や面接を実現するためにやっておくべきことを6つご紹介します。

 

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企業について事前学習する

もしあなたがOBや面接官の立場で、企業や業界について当たり前のことしか聞かれなければどう感じるでしょうか?「やる気がないな」「なんでこの質問に答えるために時間をとらされたのだろう」と不愉快な気持ちになるでしょう。このように、企業について何も知らない状態でOB訪問や面接に挑むのはご法度です。

 

OB訪問や面接で社員に質問をする一番のメリットは、企業ホームページや就活サイトに掲載されていないリアルな情報を知れることです。そのためにも事前に企業に関する情報をインターネットや書籍などでしっかりと調べておき、調べても分からない情報を洗い出しましょう。

 

1.業界研究する

まずは、業界地図などを活用して企業研究のベースとなる業界研究に取り組みましょう。業界全体の動きを把握することは、仕事を理解する上で極めて重要になります。マーケットの規模や今後の推移、業界内での企業シェア率や関連業界など全体の構造を俯瞰して把握していきましょう。

 

また、ニュースをチェックすることで業界のトレンドを抑えておくことも重要です。その業界はどのような立場に置かれているのか、成長性、安定性はあるのかどうかも見ておくことで、入社後の可能性ややりがいを知ることもできます。

 

2.企業・採用ホームページを確認する

次に、志望する企業について深く知るために企業・採用ホームページを確認しましょう。企業・採用ホームページには、企業の理念や最もアピールしたい情報が掲載されています。主力商品・サービスの強みや他社との差別化ポイント、求める人物像、勤務条件をチェックします。

 

ここに書かれていることは、企業にとって当たり前の情報になります。ホームページに書かれていることを確認せず「主力商品って何なんですか?」「初任給はいくらですか?」と聞いてしまうと、企業について全く調べておらずやる気がないとみなされてしまう可能性が高いです。企業が自ら発信している情報は、きちんと隅々まで事前確認しておきましょう。

 

その上で、より詳しく聞きたい項目があればメモをしておいてください。「ホームページには〇〇と書かれていたのですが、具体的にはどういうことか教えていただけますか?」といったように質問することで、しっかりと調べてきているなという印象を与えることもできます。

 

企業・採用ホームページは企業研究の基本です。OB訪問や面接の前にはしっかりと読み込んで対策するようにしてください。

 

3.IR情報を確認する

上場企業のホームページにはIR情報が公開されています。IRとはインベスター・リレーションズ(Investor Relations)のことで、財務状況や経営状態などといった投資家向けの情報が掲載されています。

 

説明会や企業ホームページでは良いことだけをアピールする傾向があります。IR情報には経営状態に関する客観的な事実が公開されているため、成長性や安定性に関する不安要素を事前に確認することができます。

 

決算報告書の説明会資料は、株主総会などで使用される対外向けのレポートのため分かりやすく編集されているケースが多いです。まずは年間決算の説明会資料を見てみましょう。その際に、以下のポイントに注目してみてください。

 

  • 売上高
  • 営業利益・経常利益
  • 好調/不調な事業
  • 好調/不調の原因をどう捉えて発表しているか
  • 次年度の戦略はどのようなものか

 

売上高が変わらないのに営業利益や経常利益が上がっている場合は、リストラや資産売却など大幅なコストカットをした可能性があります。逆に営業利益や経常利益が下がっている場合は、今後の成長のために大きな投資をした可能性もあります。数字の良し悪しを表面的に判断するだけでなく、その裏で何が起こったのかを考えたり調べたりしながら読み解くようにしましょう。また、競合他社のIR情報と比較することでその企業の成長度合いを把握することもできます。

 

4.質問内容を考えておく

業界研究、企業研究で把握しきれなかったことを質問事項としてまとめておきましょう。企業に関する基本的な情報は事前に調べられるはずなので、「会社とのミスマッチを防ぐための質問」を念頭に置いて質問内容を検討することをおすすめします。具体的には、以下のような内容が考えられます。

 

  • 今の仕事のどのようなところにやりがいを感じますか?
  • 部署配属の制度やキャリアパスはどのようになっていますか?
  • 飲み会や上司との関係など企業カルチャーについて教えてください。
  • 入社前と入社後で企業に対するイメージが変わった点はありますか?

 

質問は、就活や入社後の参考になることだけを聞くようにしてください。「御社は海外進出した方がいいと思うのですがいかがでしょうか?」といったような質問は上から目線で失礼ですし、就活や入社後にどう活かすのかが分かりません。また、企業理念や経営についてOBや面接官に質問するのも望ましくありません。これらは経営者が決めることなので、社員が明確に答えられる事項ではないためです。

 

OB訪問の際は、質問事項を事前にメールで共有することをおすすめします。質問への回答を事前に検討してもらえるので、より有意義な情報を引き出せる可能性が高まります。

 

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訪問時にミスをしないよう事前確認をする

当たり前ですが、企業についてどれだけ詳しく勉強してもOB訪問や面接の当日に遅刻したり失礼なことをしたりしてしまっては意味がありません。念には念を入れて、訪問時にミスをしないよう事前確認をしておきましょう。

 

5.日程・場所・交通機関の時間を確認する

意外とよくあるミスが、OB訪問や面接の日程を勘違いしていたということです。念のため、日程をやり取りしたメールを再確認しておきましょう。OB訪問の場合は、質問事項と合わせて前日にリマインドメールを送ることもおすすめします。面接は仕事の一環ですが、OB訪問は善意で対応してもらうものなので場合によっては失念されてしまっている可能性もあります。念のためリマインドメールを送ることで、お互い再度日程を確認しておきましょう。

 

場所についても再確認しておいてください。一次面接と二次面接が違う場所であるケースもありますし、駅から離れた場所であれば思っていたよりも時間がかかってしまう場合もあります。場所と最寄り駅からのアクセス時間をしっかりとチェックしておきましょう。

 

また、電車やバスなど交通機関の時間も事前に確認しましょう。OB訪問や面接の会場近辺へは20~30分前に到着できるようにして、会場へは5~10分前に訪問しましょう。遅刻したくないからといってあまりにも早く訪問するのはマナー違反です。相手もスケジュールを立てて仕事を進めているので、予定時間から大きくずれてしまうと対応することができません。予定より早く到着しそうになった場合は、カフェや本屋などで時間をつぶしてから向かうようにしてください。

 

6.スーツを前日に準備しておく

当日着る予定のスーツは前日に準備して、シワや汚れがないか確認しておきましょう。前日にもスーツを着る予定がある場合は、シワや汚れがつかないように丁寧に扱うようにしてください。インナーのシャツはしっかりとアイロンを当てて清潔感のある装いになるようにしましょう。靴は柔らかい布で拭いてホコリを落とし、場合によっては靴墨で磨くようにしてください。

 

服装は第一印象を左右する重要な要素です。OBや面接官にいい印象を持ってもらうためにも、スーツの準備もぬかりなくやっておきましょう。

 

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まとめ

OB訪問や面接を有意義なものにするためにも、企業研究に取り組んで事前対策を万全にしておきましょう。企業ホームページにも載っていないリアルな情報を知ることは、就活で有利になるだけでなく入社後のミスマッチを防ぐためにも大変有効です。就活や入社後に活かせる情報は何か?ということを考えて、ディープな質問を考えるようにしてください。いきいきとやりがいを持って長く働くためにも、OB訪問や面接を有効活用して疑問点や不安な点を解消しておきましょう。