就活生に大人気の航空業界。
ANAやJALなどの大手企業は特に注目が集まりますよね。
「航空業界に興味はあるけれど、まだ具体的に考えたことはない、、、、」
なんていう大学生も多いのではないでしょうか?
今回はそんな人気の航空業界から日本航空(JAL)についてまとめます!ぜひ見ていってくださいね。
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この記事の目次
日本の航空業界って?「格安航空」現る
JALについて細かく見ていく前に、おおまかに日本の航空業界について紹介します。
まず、航空業界というと旅行を思い浮かべる就活生が多いと思います。
航空業界は旅行者を運ぶだけでなく、貨物を輸送することで業績を挙げているという面もあります。
業績規模は3兆4800億円、平成22年以降増加傾向にあります。
格安航空・LCCの出現により価格競争が激化
航空業界の市場規模は、旅行業界の伸びとともに平成22年以降増加傾向にあります。
日本の航空業界は長い間、
- JALの愛称で親しまれる日本航空
- ANAの愛称で親しまれる全日本空輸
の2強が牽引してきました。
しかし最近では旅行業界の盛り上がりに合わせて、ジェットスターやPeach,バニラエアなどの「格安航空、通称LCC」が台頭し、業績を伸ばしています。
インターネットで各社の航空券の価格を比較できるサイトも流行り、航空券の価格競争が目立つようになりました。
そんな格安航空の流れを受け、JALやANAも料金を低価格に設定するなどの動きが広がっていますね。
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日本航空JALってどんな会社?過去に経営破たんした?
日本航空(JAL)について紹介していきたいと思います。
まずは、JALの会社概要をご覧ください。
社名 | 日本航空株式会社 |
設立 | 1951年8月1日 |
代表取締役社長 | 植木義晴 |
従業員数 | 11449人 |
従業員数 | 東京都品川区東品川 二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル |
従業員11449人を抱えるJALが設立されたのは1951年です。
元々は国が保有していた国営企業だったJAL。様々な合併を通して、1987年に完全民営化を果たしました。
現在の売上高ランキング(業界動向serch.comより平成27-28年度)では、
5位 AIRDO 473億円
4位 パスコ 527億円
3位 日本郵船 846億円
2位 日本航空(JAL) 13,366億円
1位 ANAホールディングス 17,911億円
で、ANAに続く第2位の売上を誇っています。こちらの売上は国際線・国内線全ての売上を加味したものですが、国内線だけの売上高だとANAを逆転して、第1位です。
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JALの破たん 国有企業から民間企業に
就活生の皆さん、JALが一度経営難に陥り、破たんしたことは覚えていますか?
JALは2008年のリーマン・ショックを機に、投資の失敗や大型機の保有で失敗してしまい、その組織の弱さも問題視されました。
財政破綻を機に、元々国有企業だったJALはしっかりとした企業体質が築けていなかったとう問題が浮き彫りになりました。
その後有識者委員会が開かれ、JALの再建について話し合われました。
結果、JALはビジネススタイルを大型機メインから中型機に移行したり、大幅なリストラを行い、従業員の給料水準も下げたりといった再建計画を行いました。
こうした努力の結果、現在は黒字、日本を牽引する企業に返り咲きました。
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JAL VS ANA どんなところが違うの?
航空業界を志望している学生にとってJALもANAも憧れの企業ですよね。
ただこの航空大手2社の違いがよく分からない学生もいるのではないでしょうか?
ここではJALの特徴をANAと比較しながら紹介します。
JAL | ANA | |
ビジネスモデル | 国内線に強み | 国際線に強み |
強み | こだわりの品質 | 量を増やす |
社風 | チーム主義 | 個人・自由主義 |
年収 | 679万円 | 853万円 |
JALは国内線に強く、ANAは国際線に強いという特徴があります。
海外旅行が増えてきたことを受けて、最近ではJALも国際線での活躍を見せています。
JALの強みはなんて言っても品質。おもてなしの精神と、上質なサービスを売りにしています。
一方のANAは便数を拡大し、より利便性の高い空の交通手段として立ち位置を築いています。
社風については、JALは元々かなりお堅く、風通しもよくない環境があったと言われていますが、破たんを機に大きく変化。今ではチーム一丸となってより良いサービスを目指しています。
一方のANAは国際線に元々強かったということもあり自由で個人主義な社風だと言われています。
JALとANA、日本の大手二大航空会社ですが、それぞれに特徴があるようですね。
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気になる!JALのパイロットやCA
航空業界といえば憧れるのはパイロットやCA(キャビンアテンダント)。特に日本を代表する企業であるJALのパイロットやCAになりたい!という就活生も多いはず。
今回はJALのパイロットやCAについて紹介します。
憧れの職業、パイロットになるには?
「安全性」「定時性」「快適性」「効率性」が求められるパイロット。そんなパイロットをJALでは自社養成しています。
パイロットになるには、まず地上業務からスタートします。訓練だけでなくお客様と接点を持つためです。
それからCoreフェーズと呼ばれる飛行訓練や基本操作を8か月間学びます。それ以外では3か月国内で座学を学び、5か月米国で訓練することもあるようです。
その後7か月のBasicフェーズに入り、更に飛行訓練や操作について学びます。
そのままIntermediateフェーズやAdvancedフェーズに進みます。具体的にシミュレーションなどを用いて技術を磨きます。大体6か月程度行われます。
最後に行われるのが路上訓練です。実質飛行を通して経験を積みます。またライン運航に必要な知識を身に着けます。
こうして約30か月程度の訓練を通して晴れて副操縦士デビューです。長い訓練を通し、「安全」な運行を可能にしているんですね。
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CA1年目は国内線。国際線デビューは2年目以降?
JALのCAとして入社すると、2か月間の初期訓練に入ります。ここではCAとしての心遣いや安全を守るための訓練を学びます。
1年目はまず国内線乗務が主で、2年目から国際線移行訓練を行い、国際線乗務をすることになります。
それからキャリアを積むと、ファーストクラスを担当することになったり、昇格を通してリードキャビンアテンダントになり、チーフキャビンアテンダントになることが出来ます。
最終的には管理職としてCAを指導する立場になります。
JALのCAの特徴としては、落ち着いた雰囲気を持った上品な人、だと言われています。
人気のJALのCAなので、しっかり準備を重ねて就職活動に臨むことが重要ですね。
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JALが求める「7つの人物像について」
「やっぱりJALってかっこいいな~、、、」「JALに入りたい!」
就活生の多くが憧れるJAL。どんな人材が求められているのか気になるところですよね。
ここでは、JALが公式に求める人物像を紹介したいと思います。
求める人物像1:感謝の心をもって謙虚に学ぶ
感謝の気持ちを常にもち、世の中すべてから謙虚に学び、自己成長できる人財
求める人物像2:果敢に挑戦し、最後までやり遂げる
失敗を恐れず常に新しい事に挑戦し、人任せにすることなく最後までやり遂げる人財
求める人物像3:プロ意識を持つ
自分の仕事に誇りと責任をもち、地道に自分の専門を極める人財
求める人物像4:採算意識をもつ
JALグループが社会から必要とされ、永続的に発展する為に、強い採算意識をもつ
求める人物像5:多文化を尊重し、適応する
世界の多様な文化と積極的に触れ合い、異なる文化・価値観を尊重できる人財
求める人物像6:仲間と共に働く
仲間と共に働き、仲間のために頑張ることに誇りと喜びを感じられる人財
求める人物像7:お客様に心を尽くす
すべてのお客さまに、感謝の気持ちを形にしてお返しすることができる人財
以上の7つの人物像を掲げています。
他の企業にも求められそうな人物像もありますが、JAL特有といえるのは「感謝の心を持って謙虚に学ぶ」「仲間と共に働く」「お客様に心を尽くす」などが言えそうです。
航空業界というサービス業界で活躍するJALが「感謝の心」「謙虚さ」「お客様の心」を大事にしているかが分かります。
また、JALの社風の特徴でもある「チームワーク」は「仲間と共に働く」という点に表れていますね。
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最後に
JALの企業研究いかがでしたでしょうか?
JALは一度財政困難を経験していますが、今ではそれをバネに日本の航空業界に返り咲いた、ある意味力強い企業と言えるかもしれません。
気になる人はさらにJALについて企業研究を進めてみてはいかがでしょうか?
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