参加したインターン先企業名: ヴァンテージIT株式会社
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: 中田 陸
大学名: 日本大学
学年(取材時): 修士1年
大学院に進学すると決めた段階で、2年間の大学院生活で研究以外にも何かやりたいと思い、長期インターンシップに行くことを計画していました。 半年ほどほぼ独学でプログラミングを行い、ある程度の実力をつけた上で学部4年の12月にヴァンテージITで長期インターンを始めました。
自慢できるような大きなことはしていませんが、まずはネットを参照しつつWebアプリの基礎的な部分を固めました。 その後で、モバイルアプリも自分でやってみたいと思い、簡単なものではありますがAndroidのアプリの制作を行っていました。写真を撮って、画像認識して、画像加工するというような簡単なアプリです。
まさにヴァンテージITでインターンをしている1つ上の先輩がいて、その先輩がきっかけで知りました。 その方には、インターン以外にもエンジニアのことについて勉強を見ていただいたり、教わったりしていました。
先述の通り、自分の信頼できる先輩が働いていらっしゃったというのが大きな理由ではあります。 その他の理由としては、裁量の大きさです。 元々エンジニアインターンと聞くと、モバイルアプリだけ、Webアプリだけ、というように部分的な業務しかできないイメージがありました。 それに対してヴァンテージITは、開発事業部の面で見ると、その人の力量ややりたいことを加味して様々な業務を任せていただけるんですね。 僕は実力をつけたい、業務に慣れたいという理由で入ったので、今思うとそういった点が自分に合っていたんだと思います。
色んなことをやらせてもらえる点です。 元々がっつりモバイルアプリの制作をしていたとか、Webアプリをやっていたという訳ではなかったので、エンジニア業務の中でも何が自分に合っているのかがわからない状態でした。 なので、一つの領域に拘らずに色々な業務に触れさせていただける企業を探していました。
今は、既存のiosアプリの新規機能の開発や既存機能の改善をメインでやっています。 入社した当時は、業務に慣れるために1つのプロダクトの一部分の機能を主に任せていただいていたんですが、今では携わっているプロダクトで言ったら2、3個はあるので、裁量的には相当大きくなったと思います。
基本的に自分が携わっているのは他の企業様から受託されたアプリなんですが、先方のご要望はエンジニアではない方から発されたものが多く、抽象的な意見をいただくこともあるんですね。 そういったご要望をエンジニア的な視点で見て、自分で解釈してコードに落とし込む作業が綺麗にできたときには楽しさを感じます。
まず週間スケジュールについて、大学院では授業がほとんど無いのでとてもシンプルです。 インターンは週3で入って、残りの週2で研究室に行く感じです。大学に行く日とインターン出勤日は完全に分けています。 次に1日のスケジュールについては、基本的には業務開始前に社員の方にその日にやることを報告し、優先順位をつけて上から消化していっています。勤務時間で言うと、平均1日6時間くらいですね。
全てを完璧にした状態でインターンシップを始めるのは、1人ではなかなか難しいと思うんですね。 なので、プログラミングの基礎的な勉強をするか、簡単なプロダクトを自分で手を動かして作ってみるかのどちらかになると思います。個人的には、後者のように簡単なものでも1から自分でアプリを作ってみたりする方が、実践的な開発能力が養われると思います。 プログラミングの知識自体は必要になることもありますが、大体実務をやっていく中で自然と身につきます。
開発を行う上でのコミュニケーション能力です。 社員の方やインターン生との会話だけでなく、受託を受けている企業様とも間接的に仕事上のやりとりをすることもあります。そういう意味で、開発を進めていく上でのコミュニケーションスキルが養われたと感じます。 1人で開発を進めていくというよりかは、他の人の進捗を見ながら必要に応じて話し合いつつ進めているので、コミュニケーション能力と同時にプログラミング自体のスキルももちろん身に付きました。
僕は、元々Androidアプリを扱えるということでヴァンテージITに入り、最初の1、2ヶ月はAndroidアプリの開発を中心に携わっていました。 そのアプリには別のインターン生が担当していたios版もあったんですが、その人が抱えている別の案件が急に忙しくなり、それまでiosアプリを担当したことのない自分がやらざるを得ない状況になってしまったんです。 元々iosアプリを扱ってみたいと思っていたとはいえ、かなり急だったので、僕の中ではかなりテンパっていました。ただ、最終的には空いている時間をフルに活用して勉強し、何とか乗り切ることができました。 当時はきつかったですが、結局現在ではiosアプリをメインでやっているので、あの時iosとAndroidのどちらも担当した経験は、自分の中ではかなり有意義なものとなりました。
弊社に限ったことかもしれないのですが、長期インターンシップとはいえ、想像していたより堅苦しいものではないというのが発見でした。 社員の方は自分の実力を見てくださるものの、学生だという身分を理解した上で接してくださいます。なので、自分みたいな成長したい思いがある学生にはうってつけだと改めて思いますね。
エンジニア面の話にはなるんですが、コーディングを行う上で、自分にできることとできないことがコードを書かなくても具体的に想像がつくようになったことですかね。 こういう変化が、自分の業務を進めていくにあたって自信にも繋がっています。
業務中では、仕事の邪魔にならない程度に同期と会話をすることはありますね。 業務外でも、開発事業部の同期はかなり仲が良い方だと思います。業務が終わった後にご飯に行くこともありますし、昼休憩には大体いつも一緒に昼ご飯を食べています。 忘年会や新年会など、年に3、4回程度会社全体でのイベントもあるので、そういうときに事業部を超えて同期と関わることもあります。
エンジニア事業部内でいうと、多種多様な業務をやらせていただけることです。 ただ無茶振りされるのではなく、その人の実力を加味した上で、能力に見合った色々な業務に挑戦させてもらえる環境があります。 実力を見て色々やらせていただけるのはメリットではありますが、言い方を変えると実力主義とも言えます。なので、知識や成長に貪欲だったり、自分にできることの幅を増やそうと主体的に努力できる人には個人的におすすめできます。
8点くらいです。 入社当時に比べ、社員の方からも一応認められるレベルにはなってきたのと、自分の中でもそれなりに仕事をこなせてきているという意味でこの点数にしました。 10点ではない理由としては、先輩や社員の方には及ばないと思う部分も多くあり、まだまだここからだと思っているためです。
自分がヴァンテージITに入って感じるのは、インターンをやっている歴がたったの1ヶ月違うだけで、かなり実力に差が生まれることもある世界だということです。 インターンを検討している方々の中で、もしもある程度自分の中でやっていけそうだと思えるなら、やろうと思った瞬間にすぐ始めてみると良いと思います。 また、始めるにあたってまだ不安があるなら、簡単なアプリを作ってみるとかそういった形で、小さくても良いので何か1つ成果を作ることで自信をつけ、早めに挑戦するのが吉だと思います。