この企業で募集中の長期インターン

参加したインターン先企業名: 株式会社グラフ
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: 宇賀神 虎之介
大学名: オレンジコーストカレッジ(アメリカ)
学年(取材時): 大学2年生
わたしは今アメリカのコミュニティカレッジに通っているんですが、夏休みに日本に一時帰国することになったので、その期間を活かして何か挑戦したいと思ったんです。 同級生たちはちょうど社会に出るタイミングで、就活をしている人も多かったので、自分も「今の自分が社会でどれくらい通用するのか」を一度試してみたいという気持ちが強かったです。将来を見据えたうえで、自分のスキルを確認したかったし、実際に経験して学びたいという思いもありました。
インターン先を選ぶ際には、大きく2つのポイントを重視していました。ひとつは、その会社が自分に「自走して成果を出すこと」を期待してくれるかどうかという点です。自分は性格的に、ただ言われたことをやるだけではなく、「自分には何ができるのか」「どんな価値を提供できるのか」を自分で考えて動くタイプなので、ある程度裁量があって、提案を実行に移せるような環境を求めていました。 もうひとつは、その会社がどんな事業をしているか。将来のキャリアを考えるうえでも、自分が興味を持てる分野に関わりたいと思っていて、特にAIやデータサイエンスといった領域には強い関心がありました。株式会社グラフはまさにその分野の事業を展開していたので、すごく惹かれました。
選抜プログラムがあったり、月次で査定して昇給があるなど、成果をちゃんと評価してくれる仕組みがあるのが魅力でした。実際に参加してみても、アウトプットを出せばそれに応じて任せてもらえる仕事の幅がどんどん広がっていく感じがあって、やりがいがありました。
最初はエンジニア職としてアプリ開発に携わりました。入社時に継続改善開発が進んでいたAI研修資格認定事業「LAD(ラッド)」のEラーニングシステム開発です。動画形式でAIやデータサイエンスを学べるプラットフォームなんですが、チューターコミュニケーション機能やランキング機能、ビジネス実務案件紹介なども付帯機能として開発することができ、かなり本格的な経験になりました。
国内主要産業トップ企業向けのサービス自体はもともと会社の方で構想されていたもので、「来期からコンシューマー版が走り出すのでアプリケーションを作ってほしい」と依頼を受け、自分が中心となって開発を担当しました。担当テーマの実装は基本的に一人で進めていました。 技術面はわたしが担い、ビジネス的な視点やUX設計については社員の方々と意見を交わしながら進めていきました。 最後はサービスローンチの直前までシステム要件実装とビジネス要件実装に関わらせて頂きました。本当に学生でそんな経験できるの?って思うようなことをやらせてもらえたのは、すごくありがたかったです。
そうですね。インターンに参加する以前から、アプリ開発は独学で学んでいくつかリリースしていましたが、これまで個人開発では、自分ひとりで完結することが多かったので、誰かとすり合わせながら進めるような経験はあまりありませんでした。 でも今回のアプリ開発は、会社のチームで取り組むプロジェクトだったので、みんなで「どんな方向性が一番いいのか」を随時話し合いながら進めていく必要がありました。 そうしたチーム開発の中で、意見がぶつかる場面もたくさんありました。「こうしたほうがいいと思う」「いや、こっちのほうがいいんじゃないか」と議論が長引き、2〜3時間の会議の末に何も決まらなかったこともあります。 そうした経験から、「この会議で何を決めたいのか」という目的を事前に明確にし、話が脱線しないようにアジェンダを整理しておくことの大切さを学びました。 メモや頭の中で会議の進行を組み立てておいたり、時間の配分を意識したりすることで、生産性の高い話し合いができるようになったと思います。 ちょっとコンサルっぽいかもしれませんが、そういうビジネススキルも自然と身につきましたね。
わたしは自分自身、物事に深くコミットしたいタイプだと思っていて、特に「社会からちゃんと評価されたい」という気持ちが強いです。そういった意味では、インターンに大きなモチベーションを持って取り組めたと思います。 中でも、毎日オフィスに通って、社員の方々や社長と顔を合わせる環境に身を置けたことは、自分にとってすごく大きかったです。個人開発では味わえない、リアルな現場の空気感や緊張感がありましたし、誰かに何か言われなくても、周りの人たちが日々真剣に働いている姿を見るだけで、自分のやる気が自然と引き上げられる感覚がありました。 社内には普段あまり関わることのないような方々もいらっしゃって、せっかくなので自分から積極的にコミュニケーションを取るようにもしていました。そうやって自分の世界を少しずつ広げていけたのも、このインターンシップで得られた大きな学びのひとつだと思います。
とても風通しが良かったです。わたしは基本毎日出社してたんですけど、社員の方々や社長ともフラットに話せる雰囲気がありましたし、学生インターンだからといって遠慮する必要はなく、本当に良いものをつくるために、社員とインターンの垣根なく意見を出し合える環境がありました。
技術面はもちろんなのですが、それ以上にビジネス視点が身についたことが大きいです。サービスを作るだけじゃなくて、それを誰にどう届けて、どうやって収益化するのかまで考えるようになりました。あと、プロジェクトを推進するうえでの調整力とか、巻き込み力もかなり鍛えられたと思います。
わたしは将来的に、シリアルアントレプレナー(連続起業家)として複数の事業を立ち上げていきたいと思っています。そのために、ゼロからサービスを立ち上げて形にする経験はすごく重要で、今回のインターンでそれを一通り経験できたのは、本当に大きな財産になりました。
学生のうちから、社会人と同じようなプロフェッショナルな環境に身を置けるというのは、間違いなく貴重な経験だと思います。 大学生って、どこか少し鼻が高くなっているというか、自信過剰になりがちなところもあると思うんです。だからこそ、一度ちゃんと“現実を見せてもらう”というか、自分の甘さを痛感する経験をしておくのは、すごく大事なんじゃないかなと。 わたし自身はあまり就職活動を意識していたわけではないですが、それでもこういう経験は「ガクチカ」として十分にアピールできると思います。 挑戦してみたい気持ちが少しでもあるなら、絶対に飛び込んでみたほうがいいですよ!