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2025.09.26

勉強一筋の毎日から一歩踏み出して長期インターンへ。データサイエンスの実務経験が、夢をぐっと近づけた

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株式会社グラフの長期インターン体験談_西連寺 将豪の画像

参加したインターン先企業名: 株式会社グラフ
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: 西連寺 将豪
大学名: 明治大学 総合数理学部
学年(取材時): 大学3年生

どうして長期インターンシップを始めようと思ったのですか?

大学では保険数理を学び、将来はアクチュアリーを目指しています。アクチュアリーとは、数学を使って保険や金融のリスクを分析する専門家です。資格取得には複数の試験があり、これまでサークルやアルバイトには参加せず、勉強中心の大学生活を送ってきました。集中して取り組めた一方で、「このまま知識だけで終わっていいのか」という不安も抱えていました。 そんな中、アクチュアリー試験の1科目に合格し、一つの区切りを迎えました。その経験が転機となり、「次は現場で挑戦してみよう」と思えるようになったんです。 ちょうど授業や資格勉強が落ち着いた3年の春。学びを実務につなげる絶好のタイミングは今しかないと思い、長期インターンに踏み出しました。

このインターンシップを選んだ理由と、実際に働いてみてどうでしたか?

インターンを探すときに意識していたのは、「新宿から通いやすいこと」「時給が良いこと」「データサイエンスを実務で経験できること」の3つでした。探していた条件に合う会社は限られていましたが、その分、今の会社を見つけたときは「ここだ!」と確信できました。実務でデータサイエンスに関われるのはすごく貴重だし、自分の将来にもつながると感じて、迷わず挑戦を決めました。 今は大学と並行しながら週3〜4日出社して、しっかり業務に取り組んでいます。春学期は月・水・木がインターン、火・金は大学、土日は休みというサイクルでした。試験期間はシフトを調整してもらえるので、無理なく両立できています。

実際にインターン生としてどんな仕事をしていますか?どんな学びがありましたか?

今は大手企業の案件に入っていて、商品レコメンドのアルゴリズム開発・効果検証を担当しています。簡単に言うと「ユーザーが次に欲しそうな商品をどう予測するか」を仕組みに落とし込む仕事です。論文で紹介されている手法を実際のデータに当てはめたり、既存のアルゴリズムを少し改良して効果を検証したりと、かなり本格的な内容に関わっています。学生だからといって補助的な作業だけをやるのではなく、プロジェクトの一員として役割を持てるのは、このインターンの大きな魅力だと思います。 また、このインターンでは専門知識だけじゃなく、“伝える力”も磨かれていると感じます。社員の方はいつも「なぜこの方法なのか」という背景から説明してくれるので、ただ真似をするのではなく、自分で考えて整理する習慣が身につきました。資料作りも大学の研究発表とは違い、「相手にどう伝わるか」を徹底的に意識します。実際にアドバイスを受けながら改善する中で、内容だけでなく表現まで工夫できるようになったのは大きな成長です。知識に加えて、実務で通用するスキルが鍛えられていると感じます。

職場の雰囲気やインターン生同士の関わりを教えてください。

出社すると、社員とインターンがだいたい同じくらいの人数で混ざって働いています。学生でも遠慮せずに質問できる雰囲気があって、先に入ったインターン生がリーダー的に後輩をフォローしてくれる体制もあるんです。社員の方も「この案件はこういう目的で進めていて、そのためにこの仕事を任せている」と背景からしっかり説明してくれるので、ただの作業じゃなくて意味を理解しながら取り組めます。 そして何より大きかったのが、博士課程の先輩との出会い。僕が1本の論文を読み込んで実装するのに苦戦している間に、その先輩は何本も論文を読み進めて次々に成果を出していく。その姿を見て「レベルが違う」と圧倒されましたが、同時に「自分もいつかこうなりたい」と思える理想像を持てたのは、大きな刺激になりました。

このインターンで大変だったことは?そしてどんな時にやりがいを感じますか?

最初は本当に分からないことだらけでした。英語の論文を読むだけでも大変で、やっと実装してもエラーが続いて一日が終わってしまうこともあります。正直、心が折れそうになる瞬間もありました。でも社員の方に相談すると、「なぜこの方法を選ぶのか」と背景から丁寧に説明してくれるので、一気に理解が深まります。インターンの先輩にも気軽に質問できて、一人で抱え込まずに進められるのはすごく助かっています。 だからこそ、試行錯誤したコードがようやく動いたときの達成感は格別です。「次も挑戦してみよう」と思える大きな原動力になっています。博士課程の先輩が何本もの論文を読み解いて、次々成果を出す姿を間近で見ると、圧倒されると同時に「自分ももっと頑張ろう」と思えます。サークルやアルバイトをしていない分、勉強とインターンに集中できる環境は自分に合っていると感じます。もちろん大変ではありますが、「今の頑張りが将来につながる」と思えるからこそ続けられています。

これからの目標と、長期インターンシップを検討している後輩へのメッセージをお願いします。

これからの目標は、まず今取り組んでいる案件を最後までやり切ること。そのうえでアクチュアリー資格の勉強も続けながら、データサイエンスの実務経験をもっと積んでいきたいと思っています。知識だけじゃなく、現場での経験も合わせて力をつけていきたいです。 長期インターンの魅力は、実務経験が得られるだけじゃなくて、意識の高い仲間や優秀な先輩と出会えることだと思います。博士課程の先輩や社員の方から受けた刺激は、自分が努力を続ける大きなきっかけになっています。もし「やってみたいけど不安だな…」と迷っている学生がいたら、思い切って一歩踏み出してみてほしいです。得られる経験や出会いは、大学生活だけではなかなか味わえないもので、きっと将来につながる力になると思います。

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