この企業で募集中の長期インターン

参加したインターン先企業名: 行政書士法人メイガス国際法務事務所
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: R
大学名: 東京農業大学
学年(取材時): 大学4年生
インターンに参加する前は大学とアルバイト先を行き来するだけの毎日で、変わり映えのない日常に少し物足りなさを感じていました。 そんな中で何か新しいことに挑戦したいと思うようになり、以前から知り合いだった事務所の代表に相談したところお誘いいただき、今のインターンを始めることになりました。
●外為法に基づく該非判定 農大で得た知識を活かして、バイオリアクターやオートクレーブなどのバイオ関係の資機材を輸出する際に必要な、該非判定(外為法に基づき輸出貨物が輸出規制に該当するか判定する作業)を行っています。 ●弊所のオウンドメディアに掲載するコラム執筆 記事の内容は、事務所の雰囲気や職員同士の交流、職員の趣味に関するものから、実際の業務や他社訪問のレポートまで多岐にわたります。コラムの内容を企画する段階から携わり、執筆、公開まで一貫して担当しています。 ●行政書士資格保持者向け就職説明会の運営補助 参加者の方々に向けたパンフレットやノベルティの配布を行い、弊所のブースへの集客も担当しました。限られた時間の中で多くの方に弊所の魅力を伝えられるよう、待機中の方や次のブースに迷っている方に対して、パンフレットと一緒にお菓子のノベルティを手渡しし、積極的にお声がけするように心がけました。 庶務的な仕事や事務作業から、高度で専門的な仕事まで、様々な業務に関わることができています。
事務業務が多い日の流れとしては、最近は決算時期が近いこともあり、まずは決算に関わる業務を少し手伝った後、教育本部(セミナーハウス的な施設)で、所内教育の時間があります。 その後は、実際の業務に関連するテーマで、お客様からいただいたメールに対して自分なりに該非判定(輸出品に軍事転用のリスクがあるか、輸出規制に該当する品目か等を判定する)をする機会をいただくこともあります(最終的な判断は上司が行います)。また、別の日にはオウンドメディア用のコラム執筆に取り組むこともあります。 クライアント様の訪問や他業種への見学がある日は、現地集合で会議に同席し、議事録を取ることが多いです。会議後はその内容をまとめて共有し、事務所に戻ってからは通常の業務を進めます。 最近はフルタイムで8時間勤務する日が多く、週に1〜2日出勤しています。事務所の繁忙期にはもう少し頻度が高くなることもありますし、学業が忙しい時期には月1〜2回出勤のペースになることもあります。
普段はなかなか触れることのない分野に関わる機会が多く、そのたびに新鮮な驚きがあって楽しいです。 例えば、ドローンやゲーム機の中にも「外為法(外国為替及び外国貿易法)」の規制対象となる部品が含まれている可能性があることを知ったときは、自分の担当業務が身近なものと関連していることにとても驚かされました。 普段は遊び道具や日用品として見ていたものが、法律や業務の視点から捉え直せるようになったのは、このインターンならではの面白さだと思います。 一方で、難しいと感じるのは、自分の専門分野以外の知識も積極的に身につける必要があることです。 私は大学で醸造を専攻しているのですが、業務では法律の知識が求められる場面が多く、法律を基礎から学び直す必要がありました。自身の専攻以外の分野にも幅広くアンテナを張り、積極的に学ぶ姿勢を持つことがとても大切だと実感しています。
所内教育に関しては、出勤するたびに毎回時間を設けていただいています。直近では、私の専攻である生物分野に関連する内容が取り上げられましたし、少し前には航空機関連の勉強を行いました。 実際の業務の中で「この件についてはどう思う?」と社員の方に質問をいただくことも多く、自分の考えを整理して答えることで、勉強で学んだ知識を定着させるようにしています。 また、所内教育以外にも、他士業の方々との勉強会や、外部研修にも参加できる機会があり、実際に私も参加させていただいています。 弁理士、社労士、司法書士など、普段なかなか接点のない専門家の方々と直接お話しできるのは非常に貴重な機会ですし、業務内容だけでなく最新の法改正に関する議論を目の前でお聞きできるのもとても刺激的です。 外部研修では大規模な動物病院に手術見学に伺ったり、JAMSTEC(しんかい6500などを運用して海を研究している国の機関)にお邪魔して説明をお伺いできたりと、様々な貴重な経験を積ませて頂いています。
インターンを通して得た学びは本当に沢山ありますが、その中でも、1つの物事に対してあらゆる可能性を検討する意識が身についたと感じています。 私自身は最終的な決定権を持っていませんが、業務の中で「この場合はどう考える?」と意見を求めていただく機会が多く、目の前の物事に対して自分なりに考え抜く習慣がつきました。 また、所内教育や普段の業務では「なぜその選択肢を選んだのか」だけでなく、「なぜ他の選択肢を選ばなかったのか」という理由まで聞いていただくこともあります。そのため、一つひとつの判断に対して根拠を明確にし、自分の考えを論理的に整理する力が鍛えられました。 特に弊所では外為法に関する業務に携わることが多く、判定は絶対に誤ることは許されません。 こうした重要な業務に携わる中で、自分が判定の決定権を持つ立場になったことを仮定して、常に今自分にできる最善の判断は何かと考えるようになりました。
学生のうちからインターンに挑戦しようとする姿勢は、とても前向きで素晴らしいことだと思います。多くの学生がサークルやアルバイトで大学生活を過ごす中、自分にあえて負荷をかけて慣れない環境に挑戦することは、きっと将来の自分にとって大きな財産になるはずです。 実際に社会人がどのように働いているのか、その姿勢や業務の進め方を間近で見て学べるのは、長期インターンならではの貴重な経験だと思います。 もし少しでも興味があるなら、まずは気軽に応募してみてほしいです。きっと、新しい世界が広がるきっかけになると思います!