この企業で募集中の長期インターン

参加したインターン先企業名: sento.group合同会社
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: 鈴木 理寛
大学名: 慶應義塾大学
学年(取材時): 大学4年生
大学生活を送る中、ふと「自分ってこれまで、何かをやりきった経験があるんだろうか?」と立ち止まる瞬間がありました。周りには、受験勉強や部活をやりきって大学にたどり着いた人も多くて、自分だけがどこか“ふわっと”している気がしたんです。 もちろん、自分なりに打ち込んでいたことはあります。たとえば、バンド活動。音楽は好きだし、仲間も大切にしてきました。でも、どこか物足りなさが残っていました。「もっと何かを積み上げた実感がほしい」という気持ちが、少しずつ大きくなっていって。 「今からでも、何かに本気で向き合ってみたい」そんな思いがきっかけで、長期インターンに挑戦することにしました。
今の長期インターンシップ先に出会ったのは、本当に偶然でした。前のインターンを辞めたタイミングで、友人から「うちの隣の会社がインターン生探してるらしいよ」と声をかけられて。 話を聞いてみると、sento.group合同会社はITの力で企業の課題を解決する会社でした。「データを整理して、使える形に整える」「業務フローを見える化する」など、目の前の“困った”をテクノロジーで解決していく。正直、ITにもデータにもそこまで詳しいわけではなかったけど、「これ、面白そうだな」と直感的に思ったんです。「やったことないことに挑戦したい」という気持ちもあって、応募を決めました。
最初に担当したのは、大手学習塾の業務をもっと効率よくするためのシステムづくりでした。 たとえば、教室のスケジュールを管理したり、先生の勤務状況をまとめたり。そういった“現場の困りごと”をデジタルの仕組みで解決していくような仕事です。入社したばかりの頃は、何がなんだかよくわからなくて、「本当に自分にできるのかな…」と不安でした。 でも、社員の方が「とりあえず触ってみよう」「やってみながら覚えればいいよ」と言ってくれて。 まずは簡単な資料作成やメモ取りなどから始めて、少しずつシステムの動きや使い方を学んでいきました。慣れてきた頃には、「この画面の見た目、ちょっと組んでみてくれる?」といった仕事も任されるようになって。今では、お客さんにシステムの使い方を説明するための“お試し画面”を一人で作れるようにもなりました。 最初は「何もわからない自分」だったのが、少しずつ「頼ってもらえる存在」に変わってきた。その実感が、僕にとって一番の成長だと思っています。
実は、年末に社員みんなでスーパー銭湯に行ったことがあって(笑)。 みんなで大浴場に入って、「最近の生成AIどう思う?」とか「エンジニアのキャリアって今後どうなるんだろうね」みたいな話をしていたのがすごく印象に残っています。そういう場所でも仕事の話で自然と盛り上がれるのが、この会社っぽいなと思っていて。普段リモートで働いていることが多いと、対面の場では意外と深い話ができたり、距離が一気に縮まる感じがあるんです。 あの銭湯の時間があったから、業務委託で関わっているベテランのエンジニアの方にも、その後はSlackで気軽に「ちょっとここだけ聞いてもいいですか?」って話しかけられるようになった気がします。 仕事のしやすさって、こういうちょっとした関係性から来るんだなと思いました。
最初は「自分にできることって何だろう」と不安だったけど、1年経った今では、「自分の強みはここ」と言えるスキルがいくつか見えてきました。たとえばGoogleスプレッドシートや業務改善のツール操作。クライアントに合わせた分析設計やポータルサイトの構築。「わかりやすく伝える力」も、仕事を通じて磨かれました。 日常でもそれを活かしていて、母の料理教室の業務管理をデジタル化したり、大学からの課題通知をLINEに自動転送するBOTを作ったり。インターンで学んだことが、日常や身近な人の役に立つのは不思議でおもしろい体験でした。
バンドは大学入ってからずっと続けていて、サークルでもライブハウスでもドラムを叩いています。自分にとってはすごく大事な活動なので、長期インターンを始めたからといってやめる選択肢はなかったです。このインターンは勤務時間が柔軟でリモートもOKなので、そういう意味ではすごく働きやすいです。 大学の授業が終わったあとに作業することもあれば、バンドのライブがある日は、その前にMTGだけ入って、帰ってから作業を進めたりしています。深夜に作業することもありますね。 前にインターンとして働いていたところは、音楽活動との両立にあまり理解がなくて、正直やりづらかったです。sento.group合同会社は「成果を出せばOK」というスタンスで、ちゃんと仕事していれば細かいことは言われない。 Slackのアイコンもドラムを叩いてる写真にしていて、それくらいオープンにやらせてもらってます。音楽と仕事、どっちも全力でやれてる今の環境は、自分にとってすごくありがたいです。
「なんとなく気になるけど、自分にできるかわからない」僕も最初はそうでした。でも、やってみてわかったのは、“始めてから考える”で全然いいということ。最初から何かを持っていなくても、少しずつ形になっていくし、そこで得た経験は絶対に何かに活きてきます。学生生活の中で、「ただの授業でも、ただのバイトでもない」リアルな仕事の経験。一歩踏み出してみる価値は、きっとあると思います。