AI×データ活用でクライアントをサポート!コンサル業界でのインターン挑戦談 ・インターン募集情報ならゼロワンインターン

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2024.11.29

AI×データ活用でクライアントをサポート!コンサル業界でのインターン挑戦談

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参加したインターン先企業名: sento.group合同会社
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: 小林蒼斗
大学名: 法政大学
学年(取材時): 大学2年生

長期インターンを探し始めたきっかけはなんですか?

僕は2027年卒なのですが、2026年卒だと勘違いしており、急いで就職活動やインターンに関連する情報を収集し始めたのがきっかけでした。 先輩に言われて勘違いに気付いたのですが、折角準備を始めていたので、「だったらインターンやってみようかな」と軽い気持ちで応募しました。

インターン先の業界、職種はどのように決めましたか?

高校から英語を勉強していたこともあり、英語を使える仕事がしたいと考えていました。 その結果、英語を活かしながら収入が得られる業界として「IT」に興味を持ちました。 しかし当時は、業界への理解が少なかったため、エンジニア職だと、コーディング作業が中心で、クライアントの要件を1から整理したりなどの、直接的なやり取りが少ないのではないかと考え、英語を使う機会が限られると感じました。 そこで、ITと英語の両方を活かしながら、クライアントとも直接関わることができる職種として「ITコンサルティング」に辿り着きました。

初めてのインターンで不安だったことはありますか?

インターンを始める前に不安だったのは、技術的なスキルへの自信のなさでした。 プログラミングについては大学で学んでいたので多少の自信はありましたが、コンサルティング業務ではスプレッドシートやExcelの関数を使ってデータを整理する必要がありました。 こうしたスキルは大学では教わる機会がなかったため、「ちゃんと使いこなせるだろうか」という不安を抱いていました。 実際、初日にスプレッドシートを渡されて「これで作業を進めてみて」と言われたのですが、全く手がつけられず、5時間ほど何もできないまま時間が過ぎてしまいました。 AIツールを使うようになってからは徐々に慣れてきましたが、最初はかなり苦労しました。

インターン先での担当業務について具体的に教えてください。

前提として、日本企業には、事業を進める上で集まった顧客データを蓄積するための拡張性、汎用性のあるデータベースを保有せず、データの管理がバラバラになってしまっている企業が多くあります。 弊社では、全ての企業が当たり前にホームページを持っているかのように、各社が自社の独自のデータベースを持っている状態を目標にしています。 そういった前提をもとに、主にお客様が社内でバラバラに管理していたデータ(Excelのデータや部署別で導入を進めたSaasのソフトのデータ等)のサイロ化(※)を解消するために、企業内のあらゆる情報を一元管理するデータベースをつくっているのですが、その導入を進めるにあたって発生する様々な業務をサポートしています。 (※サイロ化…データの管理が部署ごとに分断されており、データの連携が取れていない状態。) 具体的には、データモデルの構築、保有データから考えられるBI(グラフ)の作成、新規データと既存データとの統合や整合性の整理といった業務が挙げられます。 今まで僕が関わった案件は主に2つあります。 1つ目は、美容サロンのECサイトに関する業務です。 化粧品を販売するECサイトの購買履歴をデータベースに統合し、そのデータからBIツールを使ってグラフを作成します。 そのグラフをクライアントに共有することで、例えば「この商品がよく売れているので、在庫を増やそう」といった具体的なアクションを決めてもらうサポートをしています。 2つ目は、水族館の予約システムのデジタル化に関する業務です。 学校等の団体が予約をする際、世の中のレジャー施設、動物園、水族館は、従来FAXや電話を使って団体来場の予約を受け付けているんです。 これを、そのままスマホやPCから直接予約申込できるシステムを作っています。 その中でも僕の主な役割は、予約状況を常時見られるようにグラフ化したり、「昨年は予約があったが、今年はまだ予約が入っていない団体が今月〇〇件ある」といった情報を抽出することです。 その上で、継続的に必要な示唆やKPIであれば、それをクライアントの方と話しながら、ダッシュボード化して提供しています。 そうすることで、「特定の都道府県から多くの学校が訪れているので、その地域に広告を展開しよう」といった戦略を立てることにも繋がったりしています。 どのようなグラフを作成すればよいかについては、指導をしてもらいながら進めていますが、どちらの業務も基本的にデータを分析したり、グラフを作成する事が多いですね。

リモート勤務ならではのメリットと、課題に感じたことを教えてください。

授業が忙しい時にはたまにリモートで働くこともあるのですが、sento.groupは、スケジュールの柔軟性が利くのが利点だと思います。 例えば、大学の空きコマを使って仕事で出てきた知らないワードを調べ物をしたり、その後、自宅ではタスクを進めるなど、効率よく時間を使えるのは助かっています。 ただ、その一方で、リモート特有の課題も感じています。 リモートワークでも、ビデオ会議や画面共有など様々なツールを活用していますが、特に新しいことを学ぶ場面では、対面でのコミュニケーションが効果的かつ早い印象です。 せっかく大学生の早い時期からスタートしたインターンなので、成長できることを重視したいと考えており、リモートだけだと色々課題感あるなと感じることもあります。 例えば、リモートで先輩に質問する際、どうしてもタイミング調整が必要で面倒だったり、説明してもらう際にも、ホワイトボードでの全体像の共有など、対面ならではの利点を活かしきれない場面があるなと感じます。 他にも些細なメモのやり取りなど、対面であれば即座に解決できる事項に時間がかかったり、「リモートであること」による不便さが、成長スピードの低下に繋がることは避けたいと考えています。 そのため、オフラインでの対面コミュニケーションも取り入れながら、効率的な環境がいいなと思っています。ハイブリッドですね。

長期インターンで印象に残っているエピソードを教えてください。

会社が提供している生成系AIツールを自由に使えることに驚きました。 弊社では5〜6種類のAIツールを導入しており、インターンを開始するとアカウントを発行してもらえて、それらを自由に利用できるため、日常業務や学びに活用できたのはとても良い経験でした。 社会人になる前に、様々なAIツールを会社が払ってくれていることで、無料で試し、自分なりに使いこなせるようになったことは大きなメリットだと感じています。 また、インターン先のオフィスが恵比寿にあるため、ランチも美味しいです笑。 オフィス周辺にはおしゃれで美味しいお店が多く、毎日のランチが楽しみの1つになりました。

インターンで特に大変だったこと、苦戦したことはありますか?

インターン、大学生活、プライベートのバランスを取ることが難しいと感じる場面が多くあります。 弊社はスタートアップということもあり、少数精鋭のため、インターン生にも結構抽象度の高い調査や、自分で調べないと進められないタスクが割り振られます。 そのため、自分のタスクがたまってしまったりすると、ちょっとオフィスに行くタイミングを増やすことで、聞きながら進めないといけない場面もあり、平日の動きが難しくなることがあります。 休日はもちろん会社も休みなのでよいのですが、僕自身のめり込むタイプということもあり、ずっと調べ物をしたり新しいAIツールを試してみようかなと思う時間が増え、友人と遊ぶ時間が減ったような気がします笑。 こうしたスケジュールの調整は少し大変ですが、計画的に時間を使うことの重要性を学ぶきっかけにもなっています。

働くモチベーション、やりがいはどんなところにありますか?

私が最もやりがいを感じたのは、チームで対応したクライアントから感謝の言葉をいただいた時です。 入社当初は、上司からの指示のもと、決められた業務をこなすことが中心でした。その過程で、クライアント対応における基本的な考え方や、チーム内でのコミュニケーションの取り方などを学んでいきました。 ある程度経験を積んだ頃、上司から「この部分は任せてみようと思うけど、どう?」と言っていただき、チームの一員としてクライアント対応に携わる機会をいただきました。 もちろん、最終的な提案内容は上司のレビューを経てからの共有となりますが、「こうしたらいいと思うのですが、どうでしょうか?」という私からの提案に対して、「その方向性でいいと思う」と背中を押していただけることも増えてきました。 あるプロジェクトでは、クライアントからの質問に対して、自分からクライアントに説明をする機会があり、その際、理解しやすい説明を心がけ、クライアントから「とても分かりやすかったです。ありがとうございます」という言葉をいただきました。 このように、まだまだ部分的ではありますが、チームの一員としてクライアントからも信頼され、自分の仕事がクライアントの価値に繋がった時に、大きなやりがいを感じています。

インターンシップを通して身についたスキルはありますか?

生成AIの効果的な使い方です。特に成長を感じている点が2つあります。 1つ目は、クライアントのビジネスをより深く理解できるようになった点です。 以前は例えば「在庫管理に課題があります」「OOに課題があります」「XXをしたいです」というクライアントの言葉を表面的にとらえて議事録に書くだけでした。 しかし、AIとの対話を通じて「そもそもその業界が持っている課題は何か?」や「システム面やデータベースといった切り口でどういうことが実現できるといいのか?」など根本的な背景を学んだり、表面的な言葉から推測できる意図を推測することで、問題の根本的な要因まで掘り下げて考えられるようになってきている気がします。 2つ目は、AIへの効果的な指示の出し方が身についてきた点です。 当初は漠然とした質問をしがちで、意図と異なる回答が返ってくることも多かったのですが、具体的な条件や制約を明確に伝えることで、単純なスプレドッシートの関数やシーケンスの書き方にしろ、より正確な回答を得られるようになりました。 この経験は、プログラミングの関数を調べる時だけでなく、業界分析や概要書作成の際にも活かせています。 例えば、プロジェクトの概要書作成では、以前は丸一日かかっていた作業が1時間程度で完了できるようになりました。 その分、クライアントが何を希望しているか?などをより深く考えたり、社内でコミュニケーションする際にも根本的なことから説明してもらう時間が省け、より深い議論ができるようになってきました。 先輩方の持つ知見との差はまだ大きいかもしれないですが、AIを上手く活用しながら、一歩ずつその差を埋められているように感じています。

仕事の進め方で意識していることはありますか?

段階的にフィードバックをもらいながら進めるようにしています。 インターンを始める前は、100%の完成度で仕事を提出するのが理想だと思っていました。 しかし、その方法だと、もし完成度が期待に届かなかった場合、大きな時間のロスが発生するリスクがあることに気付きました。 そのため、上司から仕事をもらったら、まず1時間ほどで50〜60%の完成度に仕上げ、それを一度上司に確認してもらいます。 たとえ未完成でも、早い段階でフィードバックをもらうことで、改善点がすぐに分かります。 現在は生成AIも活用しているため、フィードバックの反映にかかる時間も短縮され、30分ほどで修正が可能です。 このように、フィードバックをもらいながら徐々に精度を高め、次は80%、最終的には100%に仕上げるというプロセスを取ることで、仕事のスピードが格段に上がります。 この進め方を通じて、効率的かつ効果的に仕事を進めることを常に意識しています。

入社前後で長期インターンに対するイメージは変わりましたか?

入社前は、データやAIを扱う会社ということで、全てがシステマティックに進んでいくイメージを持っていました。最新のテクノロジーを活用して、データ分析やAI開発がスムーズに行われているのだろうと想像していたのです。 しかし、実際に業務に携わってみると、その認識は大きく変わりました。 例えば、クライアントの要望一つとっても、「この機能を実装してほしい」という一言の裏には、様々な検討が必要でした。 「この要望を実現すると、既存の機能とトレードオフが発生するかもしれないが、その影響は許容できるのか」「本当にこの方法が最適なのか」など、細かな点まで丁寧に確認する必要があったのです。 データ面でも同様でした。クライアントから受け取ったデータには、想定と異なるデータ型が混在していたり、重複レコードが含まれていたり、欠損値が散見されたりと、実際の分析に入る前に、かなりの時間をデータクレンジングに費やす必要がありました。 このように、最新のテクノロジーを活用する裏では、意外にも地道で泥臭い作業が必要不可欠だということが、私にとって大きな発見でした。 同時に、こうした細かな作業の一つ一つが、最終的な成果物の品質に直結することも学ばせていただきました。

1週間の勤務スケジュールを教えてください。

月曜日は、朝から夜までオフィスに出社してフルタイムで仕事をします。 火曜日は、午前中から2限の授業があるため、その前に学校へ行き、新規インターンの面談日程の調整など約30分ほど作業を行うことがあります。 2限から4限まで授業があり、その後は1〜2時間ほどインターン生の1次面談をすることもあります。最終的には社長が面談するのですが、1次では「自分が一緒に働きたいか?」などの観点で、やってみたいと言ったらやらせてもらえることになりました。 今はゼロワンインターンで弊社の求人を掲載中のため、新しく応募してきたインターン生とのやりとりなどしています。 フルで業務にあたる日と、調整系などの業務を合間に行ったりなどのスキマ時間で進められる業務があり、メリハリをつけながら自身の業務を遂行できていると思います。

インターンと大学生活との両立のコツは何ですか?

私が心がけているのは、意識的に遊びやリフレッシュの時間を作ることです。 僕はインターンの仕事が好きで熱中しがちなため、大学生活を後回しにして、気づけばインターンに全力投球してしまうことがあります。 そのため、無理にでも週末に予定を入れて、遊びの時間を確保するようにしています。 特に、1週間に1回は「意識を低くする日」を作ることを心がけています。 友人と飲みに行ったり遊んだりすることで、気持ちをリセットでき、次の週もまた頑張ろうというモチベーションに繋がります。

改めて、sento.group合同会社の魅力を教えてください!

フラットな関係性と自主性です。 弊社では、敬語で話してはいるものの、堅苦しくなく、仕事をしっかりこなしていれば問題ありません。 入社して1ヶ月ほどですが、社長に対して「この業務をやっておいてください」と社長のタスクがボトルネックになっていれば直接お願いしたり、他の社員にも「いつまでにこれをお願いします」と依頼することもあります。 また、新しいツールの提案なども自分から進言して採用してもらえることも大きな特徴です。 これにより、「何か待って教わる」という受け身の姿勢ではなく、自分から調べて、「こうだと思うのですが、どうでしょうか?」「これのほうがいいと思うんですが」とか自主的に動いていった方が、学びの深さと速さが全然違いますし、実践的な経験ができていると思います。 もちろん、自分で考えなければならない部分が多いことは難しい面もあり、途方にくれることもあります。 しかし、その分、言われたことをやるだけという環境ではないところで仕事に取り組めるのは、私にとって大きな魅力です。

長期インターン経験を踏まえて、今後の目標はありますか?

今後の目標は、チームメンバーの業務を適切に管理し、サポートするスキルを身につけられたらなと思っています。 これまでは、上司から直接仕事を受け取り、それを自分で進めて完了させることが中心でしたが、今後は自分より後に入ってくるインターン生がまだ増えてくるため、上司からの依頼をガンガン引き受けつつ、他のインターンメンバーと割り振ったり、すでに自分がやったことのある業務は任せたり、自分だけで完了するだけではなく、協働しながらチームで仕事を進められるようになっていきたいと思っています。

長期インターンを検討している学生にメッセージ

インターンに興味はあるけれど、不安で足踏みしている方へ、 まずは、悩むよりもまず一歩を踏み出すことかなと思います。 どんなに頭の中でシミュレーションを重ねても、実際の業務で得られる学びには遠く及ばないというか、思ってたのと全然違うってことがよく起きるので。 例えば私の場合、最初は「もっとスキルをつけてから」と考えていましたが、実際に飛び込んでみると、想像していた課題と実際の課題は全く異なっていました。 次に大切なのは、素直な姿勢で学ぶ意欲を持ち続けることかなと思います。 分からないことは率直に質問し、新しい課題にも積極的に挑戦する。そうした姿勢を見せることで、先輩方や上司の方々も惜しみなくサポートしてくださいます。 特にsento.groupでは、自分の成長にコミットする姿勢さえあれば、会社全体でバックアップしてくれる環境・雰囲気があります。 教育体制が整ってるわけではないですが、むしろ初期から携われるのは大きな面白さの1つです。 また、自分のことを正直に伝えることがかなり重要だなと感じます。分からないことは分からないと伝える、自分の性格や特徴をよく理解して共有する、こうした素直なコミュニケーションが、着実な成長に繋がっていると感じています。 まずは一歩を踏み出し、素直に学ぶ姿勢を持ち続け、何でもやってみようという気持ちさえあれば、AIなども活用しながら確実にスキルアップしていける―それが私のインターンでの実感です。 時間のかかっていた作業が徐々に短時間でできるようになっていく過程も、大きなやりがいとなっています。 最初から完璧を目指す必要はありません。失敗することも経験の一部だと考え、そこで得た学びを次に活かしていけば、きっと成長に繋がるはずです!

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