この企業で募集中の長期インターン

参加したインターン先企業名: Strh株式会社
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: 吉川貴之
大学名: 玉川大学
学年(取材時): 大学3年生
私が長期インターンシップに参加しようと思った理由は、ITコンサル系の会社で現場の雰囲気を知りたかったからです。私は将来ITやコンサルティングの分野でキャリアを築きたいと考えており、その第一歩として実際の現場での働き方やチームの動き方を体感したいと思いました。またただ見学するのではなく、自分自身が業務に関わり、「自身のキャリアのためになることをしたい」という成長意欲を具体的な行動に移したいと感じたのも大きなきっかけです。
インターンを通じて私は、実際のビジネス現場で求められる基礎力を体感しました。その中で特に意識していたのが、業務の効率化をどうすればできるのかを常に考えるという姿勢です。単に与えられたタスクをこなすのではなく、「この工程は省略できないか」「もっと分かりやすく整理できないか」といった視点を持つことで作業の質とスピードの両方を高める工夫を続けました。 またインターンを通じて強く印象に残っているのは「仕事ができる人」と「仕事ができない人」の差は専門スキルの有無ではなく、OSスキルの徹底度合いで決まるという言葉です。OSスキルとは報連相や時間管理、相手への配慮といった業務遂行の“土台”となる力のこと。これが備わっている人ほど周囲からの信頼が厚く成果にも直結していることを間近で見て、自分もその土台を強化しようという意識が芽生えました。
長期インターンを通じて最も印象に残っているエピソードは、「100件の被リンクを獲得しよう」という目標を掲げたプロジェクトに参加したときの経験です。私はそれまでSEOや被リンクという言葉すらよく理解しておらず、まさに何もかもわからない状態からのスタートでした。最初は自分のアクションが成果につながっているのかも分からず、報告の仕方ひとつ取っても至らない点が多く注意される日々が続きました。 そんな中で痛感したのが、想像していた社会人像と実際に現場で求められているスキルとのギャップでした。私はもっと専門的な知識や経験が重視されると思っていましたが、実際には「現状を正しく報告する力」「タスクを整理して、段取りを組み立てる力」「相手の意図を汲み取って行動する力」など、基礎的な思考力や行動力、いわゆる“OSスキル”の方が重要だと感じました。 そこでやり方を見直し、「どんなリストを作るとアプローチしやすいか」「どうすれば返信率が上がるか」といった試行錯誤を繰り返しました。次第に自分の中で業務の型が見えてきて、最終的には100件の被リンク獲得を完了させることができ、大きな達成感と自信を得ました。
今回参加したインターン先で特に魅力を感じた点は、社員さんとの距離の近さです。この距離の近さによって、日々の業務が「指示を受けて作業するだけの仕事」ではなく「対話を通じて深く理解し、自分で考えて進めていく仕事」へと変化することを実感しました。 実際に作業を進める中で疑問が生じた時、すぐに相談できる環境が整っておりタイムリーかつ率直なフィードバックを受けやすい点が非常に大きな学びに繋がりました。社員さんはただ答えを教えるのではなく、作業が完了したタイミングや進捗中にこちらが気になった点について、社会人の目線から「なぜそうなるのか」「どう考えればよいのか」を論理的に説明してくれるため、自分の中での理解が深まり業務に対する納得感と自信を得ることができました。 また、このような対話を重ねる中で、「どうすればもっと良くできるか」「このやり方にどんな意味があるのか」といった思考の習慣が自然と身についたことも大きな収穫です。社員さんとの距離の近さがあったからこそ、安心して質問し意見を交わせる環境が生まれそれが自分自身の成長につながる貴重な体験となりました。
長期インターンシップは、将来どの会社に就職すべきか悩んでいる大学生にこそ強くおすすめしたいです。企業の説明会やネットの情報だけでは分からない“現場のリアル”を体感できるのが、インターン最大の魅力です。特に実際に働く中で社会人から直接フィードバックをもらえる環境は、自分の強みや課題を客観的に知る大きなチャンスです。 ただのアルバイトとは違い、業務を通じて責任を持つことで社会人として求められる視点や行動を学ぶことができます。そして、その過程で「自分はどんな環境に合うのか」「どんな働き方をしたいのか」といった新しい視点や価値観が芽生えることも多いです。なので将来のキャリア選択に迷っているなら、ぜひ長期インターンに挑戦してみてください。