長期インターンシップに参加しようと思ったきっかけや理由はなんですか?
マーケティングを勉強してみたいと思ったからです。
大学の講義でWebマーケティングを事業として行っている社長の話を聞いた際に、マーケティングの分野に興味を持ちました。
しかし、私の所属している社会学部ではマーケティングに関する講義がほとんどなく、学ぶ機会が限られていました。そこで、実践的に経験を積むためにインターンを検討し始めました。
また、就職活動が近づいていることも理由の1つでした。自己アピールできるエピソードを作りたいと考え、インターンに挑戦してマーケティングスキルを身につけたいと思いました。
インターン先を選ぶ際に気をつけていたことはありますか?
インターン先を選ぶ際には、特に2つのポイントを意識していました。
1つ目は、業務内容が自分の興味や学びたいことと合っているかどうかです。
私はWebマーケティングに関心があったため、その分野に携われる環境が整っているかを重視していました。
2つ目は、企業がどのような学生を募集しているのか、という点です。
募集要項には「起業したい人」「営業力をつけたい人」「マーケティングを学びたい人」「成長機会を求めている人」など、企業側が求める学生像が明記されていることが多いです。
自分の性格や学びたいことと、企業が求めている人材像が一致していないと、たとえ面接でうまく取り繕って入社できたとしても、ミスマッチが生じてしまう可能性があります。
そのため、自分の興味関心と企業の方針が合っているかを確認した上で選考を受けるようにしていました。
インターン先での業務内容について教えてください。
Webマーケティングの一環として、SEOに関わる仕事をしています。
SEOとは、検索エンジンで上位表示されるよう記事を工夫し、多くの人に読んでもらう仕組みです。例えば、Google検索で上位に表示される記事ほど目に留まりやすく、閲覧数も増えます。
私の担当業務では、記事の作成や、サイト全体の改善を担当しています。最初は指示に沿って記事を書きながらSEOの基礎を学び、その後は記事の改善提案や、分析ツールを活用したサイトの問題点の特定にも関わるようになりました。
また、現在は通常の業務に加えて、後輩インターン生への引き継ぎや育成も担当しています。
具体的には、業務の進め方を教えたり、業務フローを整理したマニュアルを作成して共有することで、よりスムーズに業務が回るようサポートしています。
長期インターンを通して特に大変だったことは何ですか?
特に苦戦したのは、思い描いていた結果がなかなか出ないことでした。
マーケティングでは、記事の読者の求めているものを分析し、それに合わせた施策を考えて実行するのですが、絶対に上手くいくと思って進めた施策でも、期待した成果が得られないことが多々ありました。
自分が正しいと思っていた方法でも、結果が伴わないと「なぜ上手くいかないんだろう」と悩むこともありました。
しかし、マーケティングは一度の成功・失敗で終わるものではなく、試行錯誤を繰り返しながら常に改善していくことが大切だと学びました。
間違ったから終わりではなく、次はどうすればより良くなるかを考え、少しずつ修正しながら成果を積み重ねていく、そのプロセスこそがマーケティングの本質なのだと気づくことができました。
インターンシップで特に印象に残っているエピソードを教えてください。
自分が書いた記事が社外の方から評価されたことです。
私は参加していなかったのですが、ある日社外とのミーティングがあり、後から上司に「ミーティングであなたが担当した記事がすごく良いと褒められていたよ」と伝えてもらえたんです。
普段の業務では、記事を執筆したり、改善の提案をしたりと地道な作業が多いので、自分の仕事がどのように評価されているのか実感しにくいこともあります。
しかし、このとき初めて、自分の書いたものが社外の方にも評価されているんだと実感できました。
直接ではなくても、第三者を通じて自分の仕事が認められたことがとても嬉しかったです。
チームで働く中で意識していることはありますか?
自分の意見を発信することです。
インターンを始めたばかりの頃はミーティングの場でも周りの話を聞いているだけのことが多かったのですが、同期のメンバーが積極的に意見を出している姿を見て、自分ももっと発言しなければと刺激を受けました。
今では、業務の中で気づいたことをメモしておいたり、自分の意見が正しいかどうかを気にしすぎず、とりあえず伝えてみる勇気を持つことを意識しています。
周囲に積極的に発言する人が多い環境だったからこそ、自分も自然と意見を言えるようになったのだと思います。
インターンを通して身についたスキルや学びはありますか?
マーケティングの基礎的な考え方を身につけることができました。
もともとマーケティングを学びたいという思いでインターンを始め、会社で用意してもらった教材や資料を活用しながら、基礎をしっかりと学ぶことができました。
また、インプットした知識を実務の中で使いながら仕事を進めることで、単なる学習にとどまらず、実践を通して理解を深められたと感じています。
また、インターンでは日常的に成長意欲の高い社員や学生と一緒に仕事をしているので、自然と自ら発言し、考えを伝える力が身についたと思います。
社内で印象的なエピソードや、ユニークだと感じた文化は何ですか?
社内の雰囲気として特に印象的なのは、社員やインターン生同士の距離の近さです。
新しく入ってきた人にも積極的に声をかける方も多く、みんなフレンドリーに接しています。
そのため、個人的にはとても馴染みやすい環境だと感じています。
また、全体的に若い人が多く、活気があります。和気あいあいとした中でも、しっかりと仕事に向き合えるバランスの取れた社風だと感じています。