参加したインターン先企業名: 株式会社スキュー
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: ニコ
大学名: 青山学院大学
学年(取材時): 大学4年生
ITスキルの向上が目的でした。インターン生になる前年、私はオーストラリアに1年間留学していました。現地で国際交流団体を立ち上げ、多国籍なチームで活動していました。その中で、他国のITスキルやプレゼン力のレベルの高さを実感し、日本の基本的なIT教育しか受けていない自分とのスキルの差を痛感しました。この経験から、帰国後はITスキルを磨ける環境で働きたいと考えるようになりました。 また、留学中に日本社会を外から見る機会を得たことで、広い視点で物事を捉える重要性を認識しました。情報が個人の興味にパーソナライズされがちな現代社会で、多様なモノやコトに触れる仕事がしたいと考え、PRインターンを志望しました。
業務内容は、SNS投稿素材の作成や提案・報告書の作成サポートが中心でした。その中で、パソコン操作やアプリケーションの活用力が向上し、ITスキルが向上しました。入社当初は3時間かかったインスタグラムのリール動画作成が、現在では30分ほどで完成できるようになりました。社員の方からも「クオリティが上がった」とフィードバックをいただくと、とても嬉しく感じます。 また、多岐にわたる業務を通じて、タスクの優先順位を考えながら処理するマルチタスク能力が身に付きました。元々、私は目の前のタスクに集中しすぎる癖がありました。しかし、多忙な環境で働く中で期限やボリュームを考慮した効率的な業務遂行が習慣化しました。社員の方々が「至急」「来週までで大丈夫」など明確な指示をくださるため、自然と業務計画を立てやすい環境で成長できたと感じています。
クライアントへ提案する企画考案業務は最も難しく、印象的でした。PR会社の重要な役割として、社会動向やトレンド、企業の特徴を踏まえ、魅力的なアイデアを企画する必要があります。最初は若者世代の女性にしか響かない企画しか思いつきませんでしたが、OJTの社員の方からのアドバイスを通じ、商品を手にする消費者の立場で考える大切さを学びました。その結果、トレンドや社会情勢を意識し、見えない消費者を想定して発想する力が身に付き、大きな成長につながったと感じています。
社員の方との距離が近く、フィードバックを迅速にいただける環境が魅力の一つです。インターンの中には学生が主体で運営するものも多いと聞きますが、株式会社スキューではPRのプロである社員の方々とチームを組んで業務に携わることができます。OJT形式で業務を教えていただけるため、実践を通じてスキルを習得しやすく、質問や相談がしやすい環境でした。パソコンの知識や企画経験がなかった私が、アイデアやコンセプトを自身で作りインターネット上でデザイン化できるようになったのは、不足部分にすぐ気づき、改善できる環境のおかげです。 また、アットホームで社員の方に話しかけやすい雰囲気も、このインターン先の大きな魅力だと感じています。会社の懇親会では、社員の方と沢山お話することができてとても楽しく親睦を深めることができます。
長期インターンは、幅広いスキルを養うことができるので非常におすすめです。目的だったITスキルだけでなく、提案力や大人とのコミュニケーション能力など、さまざまなことを学びました。また、個人的には、就職前に他業界の経験を得られたことも良い経験です。私は別の業界にご縁があり、4月からはPRとは全く関係のない分野で働く予定です。しかし、インターンを通して情報社会の裏側を学び、社会の中で広がるモノ・コトには見えない人たちの努力があることを実感しました。 長期インターンは、学生生活では得られない貴重な経験や人々との出会いを提供してくれる場です。社会人としての礼儀や常識も身につけることができました。幅広いスキルを習得したい方、新しい環境で挑戦したい方には、ぴったりの経験だと思います。