参加したインターン先企業名: ゴエンキャピタル株式会社
参加したインターン: 営業
名前: K.U
大学名: 慶應義塾大学
学年(取材時): 大学3年生
長期インターンを始めたきっかけは、もともとM&A営業のインターンを経験していたことにあります。 以前のインターン先では、企業や事業の買い手企業様に対する営業を中心に行っていましたが、次第に売り手の企業様に対する営業にも挑戦してみたいと考えるようになりました。 その理由としては、個人的に売り手営業の方が自分にとってよりチャレンジングで自分のスキルを高められると感じたことや、報酬面での魅力もあったことが挙げられます。 買い手営業では、各企業の特性や相手のニーズを深く理解しながら丁寧にアプローチするスタイルが求められるのに対し、売り手営業ではスピード感を持って多くの企業にアプローチする必要があり、求められるスキルやアプローチ方法が大きく異なります。 この違いに最初は戸惑いもありましたが、売り手営業の方が自分に合っていると感じ、楽しく取り組んでいます。
入社後に感じた魅力としては、社内のホワイトさがあります。 M&Aの営業は個人的に厳しい成果主義の印象ですが、ゴエンキャピタルでは穏やかで和気あいあいとした雰囲気が特徴です。 もちろん成果は求められますが、厳しく詰められることはなく、大学生インターンに対して比較的優しい環境だと感じています。 インターン生に対するサポートが手厚いため、不安を感じている方でも挑戦しやすい企業だと思います。
M&Aにおける売り手企業に対するアウトバウンドコールを通じてアポイントを取ることです。アウトバウンドコールとは、これまで接点のない企業に電話をかけてアポを獲得する営業手法のことを指します。 具体的には、まず対象となる企業のリストを作成します。例えば、特定の地域でアポが必要な場合、その地域に基づいた企業リストを用意し、そのリストを基に電話をかけてアポイントを取得します。 作成したリストに沿って、ひたすら架電を重ね、目標とするアポイント数を達成することが業務のゴールとなります。 ただ、アポイント取得後にも、企業から財務情報である決算書を受け取る「決算書受領」、企業の売却を進めるための「アドバイザリー契約」を結ぶという段階があります。 そのため、単にアポイントを取るだけでなく、その後のプロセスに繋げられるよう意識して業務に取り組んでいます。
インターン生同士の交流については、かなりある方だと思います。 ゴエンキャピタルの特徴として、大学生インターン同士が業務を通じて協力しやすい仕組みがあります。例えば、通話履歴が共有されており、先輩インターンのスクリプトを参考にできるなど、他のインターン生が試行錯誤して作り上げたノウハウを学べる環境が整っています。 このような情報共有が、インターン生同士の交流や支え合いにも繋がっていると感じます。インターン生同士の連携や助け合いを通じて成長しやすい環境も魅力の1つだと思います。
相手から信頼を得ることを重視しています。そのために、言葉遣いや話し方を丁寧に整えたり、プロフェッショナルな雰囲気を意識して作るようにしています。 営業では、第一印象や相手からの信頼感が大切なので、この人に任せても大丈夫だと思ってもらえるような振る舞いを心掛けています。
意識しているのは、試行回数を増やすことです。 M&A営業の架電業務においては、成功率が非常に低く、例えば200件電話をかけて1件アポイントを取れるのが平均という厳しい世界です。そのため、成果が出ない日が続くこともあります。 そうした時には、試行回数が足りていないと考え、まずは行動量を増やすようにしています。 もちろん、1回1回の失敗を振り返り改善することも大切ですが、営業のように成果が出るまでに多くの試行を必要とする業務では、数をこなすマインドを持つことが重要だと感じています。 この姿勢は営業に限らず、就職活動や他のチャレンジでも活かせる考え方だと思っています。数打てば当たるというシンプルな発想ですが、実際にはその積み重ねが成果につながる場面が多いです。 失敗に直面した時には、まず行動を継続し、その中で改善点を見つけていくというスタンスを取るようにしています。
チームで協力して目標を達成する力がつきました。 ゴエンキャピタルでは、個人の成果だけでなく、チーム全体で成功することを大切にする文化があります。 そのため、情報や成功事例を共有し、メンバー同士がサポートし合いながら業務を進められています。
インターンで得た学びを活かせた場面としては、まず就職活動が挙げられます。 現在M&A業界の企業から内定をいただいており、選考の過程でこのインターンでの経験が役に立ちました。特に、業務内容や業界特有の知識を身につけたことで、他の候補者よりも有利に進められたと感じています。 また、精神的な強さや努力の重要性を体感できたことも大きな学びでした。 このインターンでは「頑張れば頑張るほど結果が返ってくる」という成果報酬型の仕組みを実感することができました。 働いた時間に応じて賃金が支払われる時給制とは異なり、自分が出した成果が直接報酬に繋がることを体感できたのは非常に新鮮で、日々働くモチベーションにも繋がりました。 この経験は、他の活動や将来のキャリアにおいても「結果を出すためにどれだけ努力するか」を意識しながら取り組む姿勢に繋がっていると感じています。
1週間の勤務スケジュールは以下の通りです。 日曜日:午前中は自由に遊び、午後は塾講師の仕事をしています。 月曜日:9時からフルタイムでインターンシップに参加しています。 火曜日:月曜日と同様、9時からフルタイムでインターンに参加しています。 水曜日:大学の授業が1限から5限まであります。 木曜日:午前中に大学の1、2限の授業を受けた後、午後からインターンで働いています。 金曜日:1限から4限までゼミや授業があり、午後は自由に過ごしています。 土曜日:就職活動をやることが多いです。夜は遊ぶ時間に充てることもあります。 スケジュール管理のコツとしては、主に2つのことを意識しています。 1つ目は、長期的に計画を立てることです。1日単位ではなく、1ヶ月単位でスケジュールを立てるようにしています。これにより、突発的な予定に対応しやすくなったり、計画が崩れても軌道修正しやすくなります。 2つ目は、ルーティン化することです。曜日ごとに取り組む内容を固定化し、習慣化することで、モチベーションの上下に関係なく動けるようにしています。例えば、土曜日は就活、日曜日は塾講師と遊び、平日はインターンと授業、といった形でほぼ固定しています。
具体的な目標として、大学生の間に月収100万円を達成したいと考えています。 一方で、忙しいスケジュールの中でも体調を崩さないことも大事な目標です。 仕事はもちろん頑張りつつ、友人との時間も確保して、自分の生活全体を楽しめるようにしたいと考えています。今は仕事もプライベートも両方大切にしたいので、そのバランスを上手に取りながら成果を出していきたいと思っています。 また、このインターンを通して気づいたのは、自分の経験やノウハウを他のメンバーと共有することの大切さです。 これまでは自分が成果を出すことに集中していましたが、このインターンを通じて「自分が知っていることを他の人にも伝えて、チーム全体を良くする」という意識を持つようになりました。
M&A業界は厳しい環境ではありますが、その分、大学生では経験できないような収入を得ることができる魅力的なフィールドです。お金を稼ぐことが好きな人や、将来に向けて社会で戦う力をつけたいと思っている方には、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。 正直なところ、このインターンに向いているのは「お金を稼ぎたい」「将来社会で活躍したい」という強いモチベーションを持っている人だと思います。 普通に友達を作りたいとか、サークル感覚でインターンをやりたいという気持ちであれば、もっと気軽な環境の方が向いているかもしれません。 しかし、「大学生のうちに挑戦したい」「社会人と対等に渡り合う力をつけたい」といった上昇志向やハングリー精神を持つ人には、この環境がきっと良い経験になるはずです。 将来、本気で社会で活躍したいと思っているなら、大学生のうちにこうした経験をしておくことで、社会人になってから大きなアドバンテージになると思います。挑戦を恐れず、一歩踏み出してみてください!