参加したインターン先企業名: 株式会社A(エース)
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: 内田桃歌
大学名: 横浜国立大学
学年(取材時): 大学4年生
インターンを始めたいというのは大学入学前の春休みの時点で思っていました。 大学入学前に短期のリゾートバイトをやったのですが、その際に出会った医学生の方にインターンのお話を伺ったのがきっかけでした。 そこで初めて長期インターンというものを知り、自分でも長期インターンについて調べるようになりました。 もともとマーケティングに興味があって大学では経営学部を志望していたというのもあり、長期インターンではマーケを中心に探しました。 入学前の春休みに応募したのですが、春学期の授業が忙しく断念してしまいました。秋学期に再度やってみないかと連絡いただき、実際には1年生の10月から開始しています。
私は長期インターンを探す際に、主に2つのポイントを意識して探していました。 1つ目は社員の方や経営陣の方と近い距離で働けること、2つ目はインターン生であっても裁量が大きいことです。 弊社はどちらにも当てはまっていたので、勤務先の企業として最適だと考えました。 弊社のインターン生は各事業部の中でさらにチームに分かれて働いているのですが、チーム内ではマネージャーの社員さんと気軽に話せますし、経営陣の方ともすぐに1on1をして話せる環境です。 そのため、目上の方と頻繁にコミュニケーションをとる中で社会人としての振る舞いやビジネスそのものについて理解を深められています。 裁量権については、長期インターンで事務的な作業しか任せてもらえなければ、私が当初目的としていた「マーケティング実践的に学ぶ」ということが果たせないと思ったので、特に重視していました。
現在はインターン生が50人ほど在籍していて、インターン生が働く体制が整っているのですが、私が入社した当初はまだインターン生が10人ほどしかいなかったので、実際の働き方のイメージがつきづらく不安はありました。 また、大学との両立についても不安でした。 私自身も大学1年春の段階では働き方が不安で始められなかったのですが、実際はシフトを柔軟に調整できるなど、働き方が自由な会社も多くあります。 私の場合、実際働いてみると業務内容や働き方が自分に合っていたので良かったですが、入社前に不安がある方は面接の段階で積極的に質問して不安を解消しておくことをおすすめします!
私は特に準備はせず、ありのまま話すようにしていました。 インターン先には自分に合う合わないがあると思っていて、選考の際に自分を隠していて、面接官の方に見抜かれることもありますし、入社できたとしても社風に合わず働きにくくなる可能性もあります。 なので、選考の段階から自分のありのままで行けば良いと思います。
私はSNSマーケティング事業部と新規事業開発の事業部に所属しています。 SNSマーケティング事業部では、クライアントの方と直接お話しする中で課題をヒアリングし、予算におさまるように予算に合わせて解決策をご提案します。 そこからプロモーションに合ったインフルエンサーの選定、SNSの投稿管理、その後の分析や振り返りを行います。 一気通貫で自分が担当することもありますが、慣れてくると自分の担当クライアントを後輩インターン生に手伝ってもらいながら進めることもあります。 特に規模の大きいクライアントの方だと、社員の方と協力して進めます。 新規事業開発の事業部に関しては2023年11月に発足した事業部なのですが、既存のサービスに加えて新サービスを立ち上げるためのリサーチを行っています。
私の場合、SNSマーケティング事業部の求人に応募したので、初めはその事業部に配属されました。 その後の配属に関しては、社員の方と1on1などをする中で適正を見極めながら新しい事業部に挑戦する流れだと思います。
1番やりがいを感じるのは、クライアントの方から売上が上がった報告を受けたときです。 自分の考えた施策がクライアントの課題に対して効果があることを実感できたときには、やっぱり嬉しいです。
そうですね。 担当したクライアントさんに関しては、大体月に1回のペースでオンラインや対面でお会いして、月の振り返りや今後の方針についてお話しします。 初めは部分的に関わることが多いですが、業務に慣れてくるとクライアント対応も全てインターン生が担当できます。
弊社では社員もインターン生も出勤時間に決まりはなくて、基本的にタスクベースで業務を進めています。 先ほどお話ししたインフルエンサーの選定やSNSに投稿するクリエイティブの下書き作成など、個々の業務が期限内に終わっていれば問題ないです。 なので、1日の流れは特に決まっていないんです。 例えば、授業の間の空きコマの1時間でタスクを進めたりミーティングを入れることも可能です。 また、予定に合わせて中抜けすることもできるので、大学や就活との両立もしやすいと思います。
イレギュラー対応は少し大変だと感じます。 例えば、自分が選定していたインフルエンサーさんの都合が悪くなり参加できなくなったときの対応などです。 インフルエンサーさんの都合とはいえ、クライアントの方には関係のないことなので、私たちで臨機応変に対応しなければならないところが大変なポイントかなと思います。 また、後輩のマネジメントに関して悩むこともあります。 私は現在4年生でインターン生の中では最高学年なので、チーム内の後輩インターン生に対していかに上手く自分がやってきたことを伝えるか、いかに早く成長させられるかみたいなところを考えるのは難しいですし、今1番注力しています。
SNSマーケティングの分野について以前より詳しくなれたのはもちろん、基本的なビジネススキルや相手の期待以上の成果を出そうとする行動意識が鍛えられたと思います。 インターン生とはいえ、クライアントとの関わりの中でお金が発生していますし、自分の行動次第で会社の売上が変わります。 そのため、バイトに比べて責任が重いですし、社内外の人と信頼関係を構築しながら自分から主体的に行動を起こしていくマインドになったと思います。 自分でこれだけ裁量の大きい環境を選びましたし、会社側も私に信頼を置いて任せてくださっているので、それに応えたいという思いもあります。
留学していた際に、ボランティア関連のプロジェクト責任者を務める中で活かせました。 そのプロジェクトを推進するにあたり、どのようにメンバーをマネジメントしてどのような順序で進めていくかという場面で、弊社のインターンシップでの経験で得たスキルを活かせたと思います。 また、就活に関しても、インターンの先輩に相談しながら業界知識や就活の進め方について知ることができました。 特に私はコロナ世代で大学内での先輩後輩の繋がりが希薄だったので、大学以外のコミュニティとしてインターンがあったのは本当にありがたかったです。
働き方の自由度は自分が思い描いていた以上でした。 インターン生に責任と信頼が置かれているからこその自由度の高さだと思いますし、厳しくいえば期限までにタスクが終わっていないと問題になります。 私はその自由さを活かして好きなときに旅行に行くこともありますし、他のインターン生もサークル活動と上手く両立しながら働いています。 責任は大きいものの、その分自由に働かせてくれる環境は入社してからびっくりしたポイントです! また、大学のコミュニティよりも多様な人と出会えるところにも驚きました。 高校時代までは社会人の方とお話しする機会がなかったので、前職のご経験に関する面白いお話が聞けたり、新しい発見も多いです。 同じインターン生でも大学はバラバラなので、他大学の人たちのモチベーションや普段の生活について話せて面白いです。
長期インターンを早くから始めて経験年数を積んでいると、社員の方と対等に働きながら高い視座で会社のビジネスに向き合えるのがメリットだと思います。 企業にもよりますが、私の感覚ではインターン1年目だと与えられた業務を自分で回せるくらいだと思っていて、プラスアルファのところはその先にあるのかなと思っています。 早くから始めておくと、社員さんや先輩方と早い段階から交流することができるので、将来の進路や就活の進め方などについて、早めに情報を取り入れられるのも利点だと思います。
長期インターンは大学生活に必ずしも必要とは限らないと思っていて、サークルやバイトの方が優先度が高い方もいると思います。 そのため、自分に必要かどうかは人それぞれだとは思います。 ただ、既に始めたいと思っている方に関して話すと、自分にとってインターンシップが有意義なものになるかは自分の行動次第だと思います。 どれだけ成長できそうなチャンスを取りに行くか、どれだけ自分で積極的に行動できるかが大事になってくると思うので、やると決めたら主体的にやってみてほしいです。 私にとっては第一コミュニティになりましたし、皆さんも大学以外のコミュニティを持てるチャンスだと思うので、興味がある人は応募して挑戦してみるのが1番かなと思います。