参加したインターン先企業名: 株式会社M&Aコンサルティング
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: T
大学名: 早稲田大学
学年(取材時): 大学4年生
きっかけはM&Aコンサルティング社(以下、MAC)でインターンをしていた友人の紹介です。卒業が近づいてきたのにともないこれまでの学生生活を振り返ってみて、社会人の方と会話することに課題があると感じていました。 そんなときに友人からご紹介いただいたMACが、ちょうど私の内定先とも関連性が高いことから、コミュニケーションの課題克服に加えて実務面でも学べることが多いと思ったので、参加することを決めました。
大学一年生のときに、高校時代にお世話になった方が投資銀行に就職してM&Aに携わっているという話を聞いたことです。 自分でもM&Aについて調べてみたり、会計やファイナンスについて勉強したりするうちに「自分も携わってみたい」と思うようになりました。 就職活動では自分の視野を広げるために、セカンダリーサイドのマーケティングや事業会社のファイナンス部門なども見ました。 ただ、投資銀行のほうが財務の専門性を身に付けられることに加え、アドバイザーとして企業の意思決定に関わることができる点から、就職先を決めました。
主にリサーチと資料作成に携わっていました。稼働時間は10時から夜まででしたが、ほぼフルリモートでの勤務だったので、フレキシブルに働くことができたのではないかと感じています。 私がインターンシップに携わっていた時期が夏休みだったこともあり、大学やゼミとの兼ね合いもなく業務にコミットできました。 資料作成では、売主側の企業向けのプレゼンテーション資料の作成に携わらせていただきました。 また、売り手・買い手候補となる顧客リストを作成するなど、本来は投資銀行の1年目の社員が担当するような業務も経験させていただき、非常に勉強になりました。
内定先企業へ就職した後でも役に立つようなことを、たくさん教えていただきました。 具体的には、Excelの初歩的な操作やリサーチを適切かつ効率よく進める方法、資料作成時に気を付けるべきことなどです。 とくに気を付けたのは、自分が作成した資料に対して根拠をしっかり明記したことです。 「どこから数字を持ってきたのか」「なぜそう思ったのか」といったことを理論的に説明できるように、意識して資料作りに努めました。 2ヶ月間と言う短い期間でしたが、仕事の進め方や提案資料を作成するうえでの全体像については、おおむね掴むことができたのではないかと思います。 また、担当上司の方が投資銀行から転職された経歴をお持ちだったこともあり、今後のキャリアを築くうえで役に立つお話をいただけました。業界のリアルな話やキャリアパスなどを聞くことができたのは、とても大きかったです。
決してお客様扱いではなく、一人の社員として接していただいたと感じています。 私が作った顧客提案向けの資料を採用していただいたときに、強く感じました。他のインターンシップに参加した友人からは「単純なタスクをこなすだけ」という話を聞いていた中で、MACでは責任ある仕事を任せていただいたと思います。 とくに、金融業界は内密な情報を扱う特性上、インターン生に共有される情報に制限があると思われることを考えると、就職前に非常に有意義な業務に携わらせていただいたと感じています。
業務中のコミュニケーションには、かなり気を遣いました。 リモート業務がメインで担当上司と顔を合わせることがないので、すれ違いがないようにこまめなやり取りを意識していました。多いときでは、1日に数十件もやり取りする日もあったかと思います。 一方で、わからないことがあった場合はすぐに「わかりません」と返すのではなく、考える時間を作り、思い浮かばなかったときに相談するように気を付けていました。 担当上司の方と緻密にやり取りすることを通して、社会人の方とのコミュニケーションの課題を克服する過程での、大きなターニングポイントになったのではないかと感じています。
ぜひ勧めたいです。私は諸事情により2ヶ月程度と短期間でしたが、投資銀行で活躍されていた方の直下で新卒1年目と同様の業務に携わらせていただきました。 投資銀行に限らず金融業界へ就職を予定される方、もしくは希望される方にとっては、非常に学びのあるインターンシップになると思います。 私が顧客提案向けの資料作成に携わらせていただいたように、仕事の質も一定以上は求められるので、大変な部分はあるかもしれません。ただ、仕事の進め方や資料作成に必要なスキルをしっかり指導していただけるので、成長できる環境はしっかり整っていると思います。 責任をもって自分の仕事の取り組める人や金融業界への就職を考えている人にとってはとくにおすすめなので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。