【プロフィール】
株式会社クラベス 代表取締役 堀内文雄
1984年、東京都生まれ。上智大学経済学部卒業後、株式会社ワークスアプリケーションズに入社。
国内ERPパッケージベンダーで、教育管理システム、ID管理システム、営業支援システムやECシステムのコンサルティングを担当。入社2年目には、最年少でマネージャーに就任した。
退社後、株式会社クラベスを設立。同社は、主にECサイトの売上を最大限に向上させるためのシステム開発、サービス開発、コンサルティングを手がけている。『世の中に今までなかったものをつくり出し、付加価値を与えること』を目指し、22世紀を見据えた挑戦を続けている。
エンジニアのインターン採用では、プログラミング言語やwebサービスの開発の知識を問われることが多い。しかしクラベスでは、そういったスキルがない、未経験の学生も積極的に採用をしている。
なぜクラベスでは、未経験者インターンを歓迎しているのか。実はその背景には、クラベス独自の考え方が関係してくる。
代表自身が学生時代に参加したワークスアプリケーションズのインターンシップや、入社から最年少のマネージャーに昇格するまでの経験が、人材に対する考え方に関係していると語る堀内氏。
どのような原体験なのか、詳しく話を伺ってみた。
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優秀なエンジニアは開発の経験値ではなく問題解決能力が必要
質問:はじめに、クラベスの事業内容について教えてください。
ECサイトのシステム開発をはじめ、関連サービスの開発、コンサルティング業務を行ってます。
ECサイトは、「お店から離れた場所でも、webを通して実際のお店で買い物をするのと同じような体験」ができますよね。ここに、弊社が理想とする考え方があります。
それは、「どこでもドア」のような『時間も場所も選ばない世界をつくり出す』こと。どこにいても買い物や仕事ができる環境です。
その理想を描くようになった背景は、前職での経験にありました。日頃から部下の顧客先に同行していると、“1週間で約10時間も移動時間に費やしていた”ことがわかったんです。
「これってムダな時間じゃないか?実は週休3日でできるんじゃないか?」と考えていました。その気づきこそが、このビジネスをはじめようと思い立ったきっかけです。
現在は、どこドア事業の第一弾として、離れた場所にいてもミーティングを円滑に進められるような仕組みづくりを進めています。
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質問:堀内さんご自身もインターンシップを経験されたそうですが、当時のお話を聞かせてください。
私は、ワークスアプリケーションズのインターンシップに参加しました。そもそも大学は文系の学部で、タイピングすら苦手だったんです。学生時代も飲食店のアルバイトなどをやっていて、PCを触るような環境にはいませんでしたから。
それでも、「これからの時代はPCのスキルが必須になる」と感じ、その苦手を克服するために応募しました。他の参加者の中にはバリバリにプログラミングができる人もいて、ちょっとだけ焦りましたけど(笑)。
インターンシップの内容は、20日間ひたすら課題を与えられてその課題を解決する「テスト」のようなものでした。最初は難しくて、理解すらもままならなかったんですが、一つ一つ学びながら、課題をクリアしていきました。
お話したとおり技術力はなかったのですが、それでもくじけることはありませんでしたね。当時、代表から「優秀な奴しかいらない」と言われて、自分を試したい、認められたい、認めさせたい!という思いがありました。
当時のワークスアプリケーションズのインターンシップは、入社の選考も兼ねていました。私は未経験者として参加しましたが、問題解決能力を評価してもらえて、インターンを突破し、のちに入社しました。
エンジニアやコンサルタントに必要なものは、スキルや経験、技術力だけではないことを、身をもって体感しましたね。
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問題解決能力は、問題に本気で向き合うことで磨かれる
質問:ワークスアプリケーションズでは入社2年目に、当時最年少でマネージャーに抜擢されたわけは?
評価された大きなポイントとしては、「仕事を断らなかった」ことですかね。
自分に限界を作らず、周りの人よりも成果を出すにはどのようにすべきか、お客様のためにはどのようにすべきかを考えました。日本には大手監査法人といわれる会社が4社あるのですが、そのすべてにワークスアプリケーションズの「教育管理システム」という商品を導入してもらったんです。その担当が私でした。1法人以外は営業もしました。
監査法人にいる公認会計士の方達は、その資格を継続していくために、決められた授業を受けることが義務付けられています。
監査法人における「教育管理システム」は、その方々の資格を左右する非常に重要な位置づけでした。他の企業ではプラスに働く要素が強かった分、マイナスの要素をなくす方向に開発部隊に動いてもらうためへの社内外の調整が大変でした。
それを実現するためには、お客様の業務とシステムの細かい仕様までを理解していなければいけません。コンサルティングをすると同時にエンジニアとしても、問題解決能力を高めていきましたね。
入社間もない私にとっては、ものすごくハードルの高い仕事。けれども商談には、ほぼ私ひとりで行っていました。頼れる人がいないので、自分で考えて、問題を解決するしかありません。
当時は、他社もあわせて11社ほど担当していましたが、上司は「堀内さんならできる」って、気持ちいいムチャぶりばかりしてもらってました(笑)。
またマネージャーに昇格するには、当然ながら部下を統率するマネジメント能力があるか見られます。
当時はまだ2年目でしたが、教育係として新人のメンターを行っていました。自分より3ヶ月後に配属された人のメンターすらやってました。
先ほどの11社の仕事と並行して常時3人程度のメンターを行っていたので、もう余裕なんてあったものじゃありませんよ(笑)。
結果的には、こうした身の丈以上の仕事に対しても、「絶対、解決してやる」という姿勢が、評価に繋がったのではないでしょうか。
自分の処理能力を超えた問題に繰り返しぶつかることで、問題解決能力が磨かれていくのだと実感しました。若い頃にこうした経験をできたことは、今になっても大きな財産ですね。
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質問:クラベスのインターンシップ生には、どんな仕事を任せていますか?
はじめは、プログラムの開発の一部を任せます。主に導入後のお客様の保守部分や追加開発に関わっていただきます。
「世界中に公開されているサービスの中で、自分がどのようにかかわっているのか」を意識してもらいます。少し慣れてきたら、実際に新機能の開発を一人で任せています。
プログラム型のインターンシップではなく、実際に手がける仕事に携われること、かつそれが世界中に公開されているもの、というのが醍醐味ではないでしょうか。
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実務だからこそ、「お客様にとって、本当に必要なことはなにか」を考えるきっかけになると思うんです。それはモノゴトの本質に迫る作業です。
また、私達も答えを教えずにインターンシップ生に自ら考えてもらうような仕事の任せ方をすることもあります。初めは苦戦するかもしれませんが、問題に取り組む回数を増やすことで必ず力になると思いますし、そうした環境を提供したいと考えてます。
当社のインターンシップでは、経験の有無を問いません。モノゴトを筋道立てて考える力があれば、技術力は後からでも習得できますからね。学生時代の学校で学ぶ技術力の差は、社会に出たらほとんど関係ありません。
「いかに成長するために日々取り組んでいるか」「新しい物を身につけていけるか」が重要です。
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昨日より今日、今日より明日!成長を楽しむ事が大事!
質問:インターンシップに不安を感じている学生さんへ、一言お願いします。
日々、成長していくことを楽しんでください。
はじめは不安だったり、できないことも多いと思いますが、「今日はこれができるようになった!」とポジティブに考えることで仕事も楽しくなります。わからないことが多ければ、その回数が多いので圧倒的に楽しいはずです。
私自身、タイピングも分からない状態からのスタートでした。現時点で未経験だからといって、引け目を感じる必要はまったくありませんよ。必ず成長できることが分かっているからこそ、弊社では未経験者も積極的に採用しています。
まずはやってみないと、問題解決能力も磨かれませんから。ぜひ、最初の一歩踏み出してみてください。
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