この企業のインターン参加者の体験談
参加したインターン先企業名: 株式会社Hパートナー
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: 田島 宝人
大学名: テンプル大学
学年(取材時): 大学4年生
インターンを始めようと思ったきっかけは、アメリカでの留学経験でした。 4年間アメリカに留学していたのですが、現地ではインターンシップの経験がないと就職が難しいと言われるほど、学生のうちから実務経験を積むことが当たり前の文化になっています。その環境を見てきたことで、日本でも学生のうちに仕事を経験しておくことは大切なのではないかと思うようになりました。アルバイトをするよりも、実際のビジネスに関われるインターンの方が面白そうですし、将来にもつながりそうだと感じたことが、インターンに挑戦した最初のきっかけでした。
Hパートナーを選んだ決め手は、親会社が東証プライム上場企業である株式会社光通信という信頼性と、子会社ならではの裁量の大きさが両立している点でした。東証プライム上場企業グループの一員として、法人営業の最前線に関われる規模感がありながら、子会社だからこそ挑戦できる範囲も広い。そのバランスが他にはあまりない魅力だと感じました。 さらに、面接で「インターンから子会社の代表になるケースもある」と聞いたときは、正直とてもワクワクしました。学生だからここまで、という線引きではなく、成果を出せばチャンスが広がっていく。ここならビジネスの経験値を一気に積めるのではないかと思い、挑戦してみたいと感じました。
Hパートナーは法人営業を中心に事業を展開しており、企業に対して電力などの商材を提案し、商談を通じて契約を獲得していくビジネスを行っています。営業には大手企業や商社などで経験を積んできた方も多く、そうした営業のプロフェッショナルが活躍しています。 私はインターン生として、その営業活動を支えるAIや業務自動化の仕組みづくりを担当しています。商談準備や資料作成など時間のかかる業務を効率化し、営業の方々が提案や顧客対応に集中できるような仕組みを作る役割です。学生でも課題を見つけて提案すれば任せてもらえる環境があり、大きな裁量を持って事業に関われる点が特徴だと感じています。
まず取り組んだのが、社内FAQをチャットボット化する仕組みです。申請方法や業務手順など約50件以上の情報を整理し、質問するとすぐに回答が表示されるチャットボットを作りました。AIタレントのような受付役を通して質問できる仕組みで、社内の多くのメンバーが利用しています。データベースやサーバー構成も含めて設計し、実際に運用できる形まで整えました。 また、企業分析から提案資料作成までを自動化するAIも開発しました。会社名を入力すると公開情報などをもとに企業分析を行い、提案用のパワーポイントを自動で作成する仕組みです。これにより、これまで約120分かかっていた資料作成を約5分まで短縮することができました。営業の方々が提案や顧客対応に使える時間を増やすことにもつながっています。
その後は自動化チームの一員として、さまざまな業務効率化の仕組みづくりにも関わりました。例えば、音声入力から議事録を自動で要約するAIや、見積書をOCRで読み取り請求金額などの情報をExcelに出力する仕組みです。 こうしたツールは、ただ精度が高いだけでは実際の業務では使われません。どのように業務の流れに組み込むか、誰が更新・管理するのかといった運用まで設計することが重要です。開発だけでなく、実際に使われる仕組みとして整える経験ができたことは、とても実務的な学びでした。
これらの仕組みの多くは、ゼロから自分で調べて構築していきました。社内には「こういうことができたらいい」というアイデアのリストがあり、その中からテーマを任せてもらう形です。 どのツールを使うのか、どんな方法で実装するのかを自分で調べ、ミーティングで「どれくらいの業務改善が見込めるか」や「費用感はどれくらいか」といった点を提案します。そこで承認をもらえれば、自分たちで開発し、実際の業務の中で運用していくという流れでした。 もともと自分で会社を立ち上げようとしてWebサイトを制作していた経験もあったので、そうした試行錯誤の経験が役立った部分もあったと思います。とはいえ、最初からすべての知識があったわけではなく、調べながら形にしていくことの連続でした。
最初は、AIにあまり馴染みのない方も多かったと思います。ただ、実際にツールを使ってもらう中で「こんなことができるんだ」と驚かれる場面は多かったですね。 営業の方から「これAIでできない?」と声をかけてもらうことも増えましたし、それまであまり話したことのなかった方からも「AIのこと教えて」と声をかけてもらうようになりました。そうした会話が増えていく中で、社内でも少しずつAIが身近なものになっていったように感じています。 もともとは社内で「AI」という言葉を聞く機会もそれほど多くなかったのですが、ツールを導入していく中で自然と会話に出てくるようになりました。自分が作った仕組みをきっかけに、会社全体の中でAIへの関心が少しずつ広がっていったのを感じられたのは、とても嬉しかったですね。
親会社である株式会社光通信の代表取締役・和田社長に呼ばれて面談をしたときのことです。 「話をしたいと言っている」と聞いたときは、正直かなり驚きました。何を話すのかも分からなかったので、とりあえずその時点で自分が取り組んでいる業務を簡単にまとめたプレゼン資料を作り、面談に臨みました。 実際にお話をしてみると、和田社長から新しい事業の構想についてのお話がありました。そして、その事業で代表を務めないか、というお話をいただいたんです。 面接のときに「インターンから子会社の代表になることもある」と聞いてはいたのですが、まさか本当に自分にその話が来るとは思っていなかったので、正直かなり驚きました。 もちろん、その場で「やります!」と答えました。こんなチャンスはなかなかないと思いましたし、絶対に逃したくないと思ったんです。
まず感じたのは、意思決定のスピードの速さでした。社長との面談のあと、すぐに開発や事業準備が始まり、会長とのミーティングや投資の検討も進んでいきました。アイデアとして話すだけで終わるのではなく、本当に事業として形になっていく。そのスピード感には正直驚きました。 すでに新会社の設立準備が進んでいて、将来的には時価総額1000億円規模を目指すような大きな挑戦になっています。 学生の立場でこうした規模の挑戦に関われる機会はなかなかないと思います。だからこそ、このチャンスを絶対に無駄にしたくないですし、全力で事業を成長させていきたいと思っています。
実際に長期インターンに挑戦してみて感じたのは、学生でも主体的に動けば本当にいろいろなことに挑戦できるということでした。課題を見つけて、仕組みを提案し、実装して、運用していく。そうした経験を実際のビジネスの中でできたことは、自分にとってとても大きな学びになりました。 特にHパートナーは、インターンでも提案したことを実際の仕事として任せてもらえる会社だと思います。自分も最初は業務改善の取り組みから始まりましたが、そこから新しい挑戦につながり、想像していなかったようなチャンスをいただくことになりました。 学生だからここまで、と線を引かれるのではなく、やってみたいことを提案すればチャンスが広がっていく。もし少しでも興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。学生のうちにここまで実践的な経験ができる機会は、なかなか多くないと思います。