参加したインターン先企業名: 株式会社DMM Boost
参加したインターン: 営業
名前: 深町 瑞輝
大学名: 法政大学
学年(取材時): 大学3年生
インターンを始めた1番のきっかけは、就職活動に向けて、アピールできる実績が欲しいと感じたことでした。 ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として社会経験を積むことができれば、就活に備えることができると考えました。 また、就活自体が早期化している今、社会に出て働く経験をしておかないと、全くイメージが湧かないまま進むことになると思い、不安でした。 そのため、自分の社会人としてのスキルや知識の現状を把握し、今後に役立てたいと考えたのが動機です。
自身の性格的に、オフィスでずっとパソコンに向かって作業するよりも、人と関わる仕事の方が向いていると感じていました。 実際、普段のアルバイトでも居酒屋で働いていて、お客様と日本酒の話をしたり、フランクに会話を楽しむ場面が多く、そうした接客が好きだと感じていました。 営業職なら、人と直接コミュニケーションを取れる機会が多いため、自分に合っていると感じました。 また、営業を通して、人と話す力やコミュニケーション能力をさらに伸ばしていきたいという思いもあったため、まずは営業職に挑戦しようと思いました。
インターン先を選ぶ上で、自分が成長できる環境かつ、サポートが充実している場所が良いと考えていたので、知名度の高いDMMなら、その点で安心できると思いました。 また、同じオフィス内でも他部署の方々と話せる機会が多いことも決め手になりました。 将来の選択肢を増やすためにも、幅広い視野が得られる環境を重視していたため、営業以外の領域への理解も深まることは非常に魅力的でした。
社会に出て働くことに関して全く知識がなかったため、入社前は怖かったです。 特に、どのような言葉遣いやマナーを求められるかが分からなかったので、不安でした。 服装や立ち居振る舞い、ビジネスマナーといった社会的な基本スキルが足りないと感じていたので、最初はかなり身構えていました。 ただ、DMM Boostはカジュアルな雰囲気で、かっちりしすぎない環境だったため、入社後はあまり形に囚われすぎず、徐々にリラックスして仕事に取り組めるようになりました。
主な業務はテレアポ(電話営業)です。 入社後の研修を終えると、早速電話で新規の企業様にご提案を行い、納得していただけたら商談の設定まで担当しました。 テレアポ業務は、インターン生が担当するメイン業務なのですが、経験を積むと、営業以外の業務にも挑戦できます。 ちなみに僕は、マーケティングやグループディスカッション、研修のサポートにも参加しています。 マーケティングでは、インターン生を新規で募集するためのInstagramアカウントを0から立ち上げ、そこからの応募促進を目指す活動を行っています。 僕は投稿内容の企画立案や、投稿のキャプション作成、投稿の分析・改善などを担当しています。 グループディスカッションは「業務」ではないのですが、インターン生同士の交流や意見を出す力の向上を目的に、自主的に行っています。 同じテーマに対してグループに分かれ、意見を出し合いながら発表準備をする過程があり、1回あたり1〜2時間程度使って行っています。 研修のサポートでは、新しく入ったインターン生向けに、研修資料の作成などを行っています
研修では、まず扱う商材について学びます。 次に、電話営業のロールプレイングを行い、社員とともに具体的なやりとりの流れや返答の仕方を練習しました。 最初はスクリプトを見ながら練習し、実際に社員とやりとりしてフィードバックをもらう流れで進めました。
僕も最初は、ノルマに追われるんじゃないかと不安でした。 しかし、実際には最初の目標はアポイント数ではなく、架電数が基準なんです。つまり、いきなりアポイント数を取ろうとするのではなく、どんどん電話をかけて慣れていくことが大事です。 架電数の目標があるおかげで、目標未達による過度なプレッシャーは感じませんし、強制的なノルマもありません。 そのため、適度な緊張感のもとで、自身の改善点と向き合いながら働くことができます。 社員や先輩も横について見てくれているので、不安なことや分からないことはすぐに質問できます。
印象に残っているエピソードは2つあります。 1つ目は、僕が入社当初からお世話になっていた先輩インターン生です。 6月に入社した僕には4月から先に入っていたインターン生がいて、その中でも特に営業が上手な方がいました。 年は同じですが、その方は毎回出勤するたびにアポを取るほどで、僕の最初の架電も横で聞いてもらい、度々的確なアドバイスをもらっていたのが印象に残っています。 例えば、「こういう時はこう返すといいよ」とか、「今の話し方だとここが原因でアポにつながらなかったかも」と指摘をくれ、そのおかげで僕は少しずつアポが取れるようになりました。 2つ目のエピソードとして、そのアドバイスのおかげで、8月にはインターン生の中でアポ獲得数が1位になれたことです。 彼のおかげで成長できたと実感していますし、僕もいつか同じようにアドバイスできる人になりたいと感じました。
特に大変だったのは、8月にアポ獲得数1位に至るまでの6月と7月の過程です。 社員に用意してもらったスクリプトがあったのですが、それを自分らしく言い換えることが本当に難しかったです。 渡されたスクリプトは非常に整っていて、営業らしさが出ている分、自分の良さである自然さ、フランクさが少し失われる感じがしていたんです。 そこで、学生らしい柔らかさを残しつつ、営業感が強くなりすぎないように少しずつ言葉を柔らかく組み替えました。 自分らしい表現に変える作業が1番大変だったなと感じています。
「時間を守る」習慣がしっかりと身についたことです。 大学では課題の提出がギリギリになってしまうこともありましたが、習慣的にインターンに参加することで、自然と生活リズムも整い、今ではアラームなしでも起きられるようになりました。 また、営業を通じてコミュニケーション能力が向上しました。 インターンで関わる方々は本当に様々なので、相手の言葉の意図を汲み取り、その時々に応じて対応する力がつきました。 さらに、言葉遣いも学びの1つです。 大学生からすると丁寧な言葉遣いがむずがゆく感じることもありますが、実際の社会では丁寧な言葉遣いが欠かせないと実感しました。 インターンの経験がなければ、これらの基本を社会人になってから学ぶことになったと思うので、学生のうちに社会人としてのスキルを磨けるインターンシップは、本当に貴重な機会だと感じています。
DMM Boostの社風は、非常に風通しが良いと感じます。 社員とインターン生の距離が近く、業務中でも質問がしやすい環境が整っています。 例えば、新しいプロジェクトに関するアイディアを出す際も、社員からインターン生に積極的に声をかけてくれるため、自然と自分の意見を言いやすくなります。 また、他のインターン生との距離感もちょうどよく、互いにサポートし合える文化が根付いていると感じています。
大学の授業は水曜日と金曜日のみで、その日は授業後にアルバイトを入れることが多いです。そのため、インターンは入れていません。 インターンは、授業が入っていない火曜日と木曜日に行っています。 月曜日は丸一日オフの日にしているので、土日月は遊びや休息に使っています。 週の流れとしては、月曜日が完全オフ、火曜日と木曜日がインターン、水曜日と金曜日が大学とバイト、土日は休息や遊び、といったサイクルです。
僕の場合、体調を崩しやすいこともあり、無理してやりすぎないことを心がけています。 今は就職活動が忙しいこともあり、インターンは週1回に抑え、バイトも必要な範囲にしています。 両立のポイントは、どれも全力で取り組みすぎず、バランスを保つことだと思います。 目標は少し低めに設定しておき、それを達成できたらラッキーくらいの気持ちで取り組むと、自分にプレッシャーをかけすぎずに上手く進められます。 また、あくまで学業を最優先にして、課題があるときはインターンの時間を調整するなど、柔軟に対応することも大切だと感じています。
僕は新しく入ったインターン生に向けて、研修資料の作成を担当しているのですが、まだ実際に新人研修を担当したことがないので、今後は自分が作成した資料を使って新人研修に立ち会いたいです。 そして、その研修を通じて新人の方々が成果を上げてくれる姿を見ることができたら、非常に嬉しいです。 また、8月にアポ数でトップを取った経験から、周囲のインターン生にもアドバイスをする機会が増えました。 アドバイスしたメンバーが結果を出してくれる一方で、自分のアポ数が少しずつ減ってきたため、今後は自分の実績で全体のアポ数にさらに貢献していきたいと考えています。
長期インターンに挑戦しようか悩んでいる学生さんに伝えたいのは、あまり気負わずに一歩を踏み出してみてほしいということです。 私も最初は緊張していましたが、実際に始めてみると、そこまで構えなくても大丈夫だなと感じました。 就職活動での短期インターンのように、一発勝負で結果を求められる場面も少なく、もっと気楽な感覚で進められると思います。 やらずに後悔するより、やってみて初めて得られるものが多いですし、貴重な成長の機会になると思うので、ぜひ気負わず挑戦してみてください!