参加したインターン先企業名: かもめエンジニアリング株式会社
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: 早川 葵
大学名: 青山学院大学
学年(取材時): 大学4年生
私は大学入学時から、4年間の大学生活を出来る限り有意義に過ごしたいという意識が強くありました。 最初の半年は授業やサークル活動を楽しみましたが、次第に「もっと何か挑戦できることはないか」と思うようになりました。 そのタイミングでインターンという選択肢をネットで知り、興味を持ちました。 就職活動の準備を兼ねて、社会人としての経験を少しでも積んでみたいという気持ちもあり、1年生の11月に入社しました。
主な決め手は三つあります。 一つ目は、面接の雰囲気がとても良かったことです。 当時の面接官だった上司やインターン生が話しやすく、「ここで働いたら楽しそうだな」という印象を受け、自然と入社を決めました。 二つ目は、人とコミュニケーションをとる機会が多いことです。 私は以前、住宅展示場で呼び込みのアルバイトをしていたことがありました。 そこで色々な方と関わってコミュニケーションをとる経験をしてきたことから、対人スキルが活かせそうな職種に絞って探していました。 三つ目は、勤務地が立地的に通いやすく、リモート勤務も可能だったことです。 大学生活や就職活動と両立しながらインターンに参加したいと考えていたため、自分に合った働き方ができる点は非常に魅力的でした。
メインの担当業務は、インサイドセールスです。 インサイドセールスとは、マーケティングで集客した「リード」と呼ばれる見込み客に対して、メールや電話でフォローアップを行い、アポイントを獲得し、その後の営業チームへ繋ぐ役割を担う業務です。 私が担当した具体的な業務としては、ウェブセミナーで集客したリードや、ホームページなどから問い合わせのあったお客様にアプローチを行い、次の営業プロセスへ進むためのアクションを取っていました。 基本的に、興味を示してくれたお客様への対応が中心ですが、時には初めての方へのアプローチもありました。 また、何度か連絡を取っているお客様へのフォローアップも業務の一部です。 もう一つ、マーケティング業務の一部として、会社のブログ記事の執筆も担当しました。 弊社はセキュリティ製品を扱っており、これらに関連するトピックについてブログ記事を書いています。 自分でトピックを選定し、記事を企画・執筆して公開するまでの一連の作業を行っています。
記事の構成を考えることや、執筆するテーマを選定することです。 特に、取り扱っている商材がセキュリティ系のため、業界のトレンドを把握し、それを記事に反映する必要があります。 しかし、毎回同じような内容のブログ記事を出してしまうとメディアとしての価値が上がらないため、常に新しい切り口を見つけ、テーマを工夫するようにしています。 このように、読者にとって有益で飽きない記事を提供するためにテーマを選定したり、読みやすい構成を考える点がライティング業務の難しさだと思います。
ブログ業務では、ITやセキュリティ分野に関する専門知識が必要になるので、常に情報収集を欠かさないようにしています。 私はITに関するメディアや日経新聞のようなサイトでトレンドをチェックしたり、メールマガジンに登録して新しい情報をキャッチアップするようにしていました。 自分のペースでコツコツとインプットを続けることが大切だと感じています。
自分がチームに貢献できたと実感する瞬間にはやりがいを感じます。 例えば、執筆したブログ記事による成果が見えた時や、インサイドセールス業務を通じて少しでもチームの力になれたと感じた時は、「やってきてよかった」と思える瞬間です。 私は常に、自分はチームのために役立つことができているかを考えながら取り組んでいます。 そのため、成果が形になり、チームのためになったと感じられる瞬間は特に達成感があります。 自分の存在がチームにとって価値のあるものだと感じられた時こそ、インターンをしていて最大のやりがいを感じる時です。
一つ目は、社会人としての基礎スキルです。 具体的には、電話のかけ方やメールの書き方、仕事を進める上での人との関わり方を学びました。特に、電話やメールのスキルは就職活動の場面でも大いに役立ちました。 二つ目は、人に教える力です。 インターンの後半では後輩に教える立場になる機会があり、どのように伝えれば分かりやすいかを考えることが求められました。 相手に寄り添った伝え方や指導のスタンスを意識するようになり、人に教える力が少しずつ身についたと感じています。 三つ目は、時間管理力と効率的な業務の進め方です。 複数のタスクを同時進行で進めるため、業務の開始前に「何時から何時までにこの仕事を終わらせる」といったスケジュールを立てていました。 計画的に1日の流れを組み立てることで、業務を正確かつ効率的に進める習慣が身につきました。
チャレンジを応援してくれる環境にあると思います。 自分から「これをやってみたい」と提案すると、「いいんじゃない?やってみなよ」と背中を押してくれる雰囲気があり、のびのびと働けるところが魅力だと思います。 また、失敗に対する寛容な姿勢も大きな魅力だと感じています。 私自身も失敗した経験がありますが、その時も「次から気をつけよう」という前向きなフィードバックをもらいました。 失敗を次につなげることを重視し、フォローし合う文化があるため、とても働きやすい環境だと思います。 挑戦を後押しし、失敗を糧にする前向きな文化が、このインターン先の魅力であり、自分にとってありがたい環境だと感じています。
長期インターンに対して、「難しそう」とか「自分にできるのかな」という不安を持つ方も多いかもしれません。 実際、働いてみると楽なことばかりではなく、大変な部分もあります。しかし、その分やりがいや成長を実感できる機会も、またたくさんあります。 成長できるのは、仕事のスキルだけではありません。 様々な立場の人と関わりながら、社会人として、人としての成長を感じる場面も多くあります。こうした経験は、今後の人生において大きな財産になると思います。 不安はあるかもしれませんが、少しでも興味を持ったインターンがあれば、まず応募してみることをお勧めします。 一歩踏み出すことで、きっと新しい発見や成長に繋がるはずです。