インターンを始めたのは今年の1月です。 当初は大学院への進学を目指していたのですが、それが頓挫しました。その代わりに大学で専攻していた商学分野で学びを深めたいと思ったのがインターンを探し始めたきっかけです。
本来であれば大学院に通っていた期間をインターンに費やすため、より裁量の大きい企業で業務にコミットすることで、1年間を有意義に過ごせるような勤務先を探していました。 実際弊社で働いていても、インターン生ながら裁量の大きさを感じています。
弊社は経営初期の企業に投資を行っておりまして、私は投資判断以外の一連の投資業務を担当しています。 具体的には、投資ができる可能性のある企業を発掘し、経営者との面談を設定します。そのあと企業から投資判断に必要な情報を頂き、精査、企業の成長可能性を評価し、社内で共有します。 複数の投資案件を掛け持ちしつつ、これらの業務を並行して行っています。 最終的に投資を行うか否かの判断は上司の方が行うとはいえ、一連の投資業務に携われる点において、裁量の大きさを感じております。
私は京都府にある同志社大学に通っており、インターンを始めるためにわざわざ上京する必要がありました。 そのため、インターンでの業務を自分にとって価値あるものにできるのかという点では、自分にとって一か八かの挑戦であり不安もありました。
大きく2つあります。 1つ目は投資業務です。 先ほどお話しした通り、投資先候補企業のリサーチ・企業資料の精査等の一連のプロセスを担当しております。 2つ目は弊社の子会社に関する業務です。 具体的には、子会社の事業分析を行った上で、経営戦略の策定・事業化に向けた資料作成を行っています。
1つ目は、地道なプロセスを通じて投資先の企業様を見つけることができた時にやりがいを感じます。 候補企業を探し、面談を組み、投資可否を判断するというプロセスなのですが、まず候補企業を探すこと自体が困難だと僕自身感じています。 その後、面談を組むことができたとしても、実際に投資可否の判断に至る企業は非常に少ないです。 例えると、砂の中から砂金を見つけ出す作業と同じくらい地道な作業です。 そのため、多くの難所を潜り抜け最終的に投資可能な企業を見つけ出せた時には達成感があります。 また、投資先の企業の方から直接「あなたにお会いできてよかった」と言っていただけたことがあり、その際には自身の存在意義を実感できました。 2つ目は、企業資料の精査を行うにあたり、経営者の方の価値観を理解できた時にやりがいを感じます。 企業の方から提供していただく資料に掲載されている情報には、企業の過去の実績と計画が掲載されています。しかしその計画は必ず実現できるとは限りません。なぜなら、当然ですが未来は誰も約束できないからです。 とりわけ経営者の方が計画する未来は複雑です。それでも未来を理解し、評価しなければならないところがこの仕事の難しいところでもあり、面白いところです。 人が見ている未来を理解するには、その人の価値観を知る必要があります。しかしながら、どうしても企業から頂く情報だけでは経営者と同等の理解をすることが難しく、知れば知るほど疑問点が出てきます。 その際には、実際に経営者の方のお話を聞くことで理解度を深めていきます。お話を聞き、理解ができた瞬間は難解な問題が解けたかのような達成感があり、楽しいです。しかし、より楽しいのはその計画に説得性を感じることができた時です。経営に対する思いを共有することができたという実感があります。 以上の2点が投資業務のやりがいです。
地べたを這いずり回るような、地道な探し方をしています。 探し方としては2つあります。 1つ目は、特定の企業をピンポイントで探す方法です。 日頃からニュース等でトレンドや社会問題を捉え、それを解決するようなスタートアップを見つけて調べます。 2つ目は、多くの企業にまとめて目を通す方法です。 スタートアップのビジネスコンテスト等の出席企業一覧を一つ一つ見ていき、企業の選定を行います。
投資をする際には経営者との「関係性」が重要になります。なぜなら、関係性が深いほど、手に入れることができる情報の密度も濃いものとなるからです。 とりわけ創業初期の会社に対する投資ではその重要性は高まります。 なぜなら創業初期の企業はまだ収益モデルが確立されておらず、リスクが高いためです。その投資対象としてのリスクの高さを投資家は関係性を構築することにより低減させることができます。例えば、それは投資後のフォローアップで発揮されます。関係性が構築されていることによりアドバイスに耳を傾けてもらえることもできます。 経営者との良好な関係を築くには、投資前からの関係作りが必要で、関係を築けるかどうかも投資の判断に作用します。 そのため、例えばメール対応といった細かい作業であっても迅速かつ誠実にこなすことや、会食の際にお酒を自分から注ぎにいくなどして、経営者との良好な関係性を構築できるように気を遣っています。
1つの企業のビジョンを創る過程にやりがいを感じます。 投資業務では企業がすでに創り上げたビジョンを評価をしていましたが、子会社の経営戦略の策定においては0からビジョンを構築していきます。 具体的には弊社の社長と共にビジョンを擦り合わせ、事業モデルに落とし込んでいくのですが、一緒に夢を現実にしていくような感覚があり高揚感を感じる反面、有用なアイデアを出し続けなければいけないという難しさがあります。 日々、話し合う中で弊社社長のアイデアの豊富さには驚かされます。
入社当時、投資に関しては素人でしたので、自分自身でネット等を使って逐次調べていました。 弊社には、「分からないことはまず自分で調べる」という考え方があります。なぜなら聞くことで質問する人と回答する人、双方の時間を無駄にするからです。 そのため、業務を進める中で行き詰まった際には、質問する前に自主的に調べるようにしています。 それでも理解できなければ、質問を最大限具体化させたうえで、社長や社員にお尋ねし、自身のインプットの間違いを正していただいています。
1つ目は、スピード感を持って仕事をする力です。 ビジネスにおいては、日々状況が変動していきます。そのため、スピード感を持って投資先の企業を探し、迅速に対応していくことが重要になります。 考え抜く力も非常に大切ですが、限りある時間の中でベストなアウトプットができるように常に意識しています。 2つ目は、言葉の厳密性です。 具体的には、「事実と意見を区別する」ということに気を遣うようにしています。これにより、自分の思考も深められています。 特に投資業務を行う上では、これが非常に重要になってくると思っており、日々改善しています。 3つ目は、前提を切り崩して考える力です。 これは子会社の戦略策定業務で培われた力です。 例えば、自分の固定観念のもと、A・B・Cという3つの戦略を考えているとすると、戦略Dがあることに気が付かないことがあるのです。 そのため、まず自分の中にある前提を認識・分解し、戦略の道筋を理路整然と考えられる力の必要性を日々感じています。
変わりました。 インターンを始める前は、インターン生は学生扱いされ、重要なタスクは任されないものだと考えていました。 しかし弊社では、インターン生ながら責任ある仕事を任せていただき、チャレンジできる環境を提供していただいています。
3つ挙げられます。 1つ目は、裁量の大きさです。 投資先開拓を1から任せていただける企業は、私が探した中では弊社しかなく、業務内容に心からやりがいを感じています。 2つ目は、インターン生のチャレンジを後押しする柔軟性です。 社内でインターン生がした提案に対して都度検討してくださるなど、柔軟に対応してくださいます。 3つ目は、失敗を許容する文化です。 学生インターンということで、社員の方と比べると専門的知識はそれほど蓄積されていません。そのため、失敗と学習を通して覚えていく必要があります。 弊社では、仮に失敗したとしてもそれを許容し、学びに繋げていく文化があります。 そうした環境があると、私含めインターン生は失敗を恐れず新たなことにチャレンジできます。
インターンというのは、社会に触れる上で1つの最適な手段です。 インターンに参加される方の多くは私含め学生の方だと思いますが、学生の間で社会がどのように動いているのかを間近で見ることができるのはインターンでしかできない経験だと考えています。 アルバイトも社会に触れる一つの手段だと思いますが、裁量の大きさはインターンのほうが一歩前にでると考えます。そうでなければ、アルバイトとの差別化ができない。一方で正社員かといわれるとそうではなく、責任は大人達がとってくれます。 つまりインターンは責任を最小限に抑えたうえでチャレンジができる。社会に触れる手段としてはうってつけではないでしょうか。 とはいえ、インターン生を受け入れている企業は様々あります。 時には企業の多さから考え込んでしまうこともあるかと思います。その時には、動きながら考えることも選択肢の一つではないかと考えます。幸いなことにインターンは動きやすい環境が整備されています。 インターンを検討されている皆さんにはぜひ参加されることをお勧めします。