参加したインターン先企業名: 株式会社EXIDEA
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: 髙橋 朋也
大学名: 日本体育大学
学年(取材時): 既卒(学部)
インターンを始めるまで、ずっとスポーツ一色の人生でした。 ただ、大学2・3年生の頃、周りが就活をやり始めたタイミングで自分にはスポーツの道しかないことに気が付きました。 元々プロを目指していたのでその道しか見えていなかったんですが、やっぱりなかなか厳しいっていう現実があって。スポーツの道で仕事を探すのか、もっと新しいことに挑戦して自分の可能性を広げることのどちらが楽しいかを考えた時に、後者の方が面白そうだと感じました。 こういった経緯で、全くITとは無縁だったんですが、マーケティングの長期インターンを始めようと思いました。
起業を志す中でマーケティングの重要性を学んだのが大きいです。 通っていたプログラミングスクールの社長に勧められて、当時スクールに通っていた5人で本気で学生起業を目指す機会があったんです。みんなプログラミングをやっていたので、スクールでの知識を使って大学生の時間割アプリを作りました。 でも、アプリの認知を広げることができなかった結果全く伸びなくて…笑 結局どれだけ良いプロダクトを作ったとしても、認知を広げない限り誰にも伝わらないということに気付きました。このタイミングで、マーケティングの重要性を身をもって感じたんです。 これがマーケのインターンを選んだきっかけです。
インターンは2年間やっていたのでかなり多種多様なことをやっていましたが、メインの業務はWebメディアの運営です。 僕が入社した時は「1メディア1経営」という言葉が社内で流行っていて、1つのメディアを運営するのは1つの会社を経営するのと同じだとする文化がありました。 今は「最高の1ページを作る」というワードを使うようになりましたが、本質は同じです。顧客満足度を高めるために一つ一つの仕事をこだわり尽くす姿勢には変わりありません。 そのため、研修が終わったらすぐに1メディアを1人で運営するように言われて、右も左も分からないままメディア運営を始めました。
結論、めちゃくちゃ勉強しました。 長期インターンを始めるタイミングで、日体大を休学し部活も辞めて全てをビジネスに捧げる決意をしていました。 それからは週5でインターンをやり、朝起きてから夜寝るまで膨大な研修内容をインプットするのに集中していました。 最初の3ヶ月間の研修期間は、勤務時間が終わった後も自分なりに勉強を続けていましたね。
新規事業でなかなか結果が出せなくて「これで給料をもらっていていいのか」と悩んでいた時期があります。 ただ、当時はめちゃくちゃ周囲の人のせいにしていました。「もっとサポートがあってもいいんじゃないか」、「もっとスピード感を持ってやればできる」、「周りがよければ…」と、常に他責思考でした。 その事業がクローズした後、自分の中で自責で考えることを大事にしていますし、成果が出せるようになったのもこの思考が身についたからだと思います。 何かが起こった時、常に原因を自分の内側に置いて、何ができるのか、どうすればいいのかを自分に問いかけ続けています。 そういうマインドの変化がかなり大きかったと思います。
上司の皆さんが向き合ってくれたからだと思います。学生インターンの僕に対しても、忙しい中沢山時間を割いてくれました。 マネージャーの方から経営陣の方まで自分のことを気にかけてくれたり、会話の時間をとってくれたので、そういう会社の文化みたいなところにかなり救われたと思います。
グロースハックの視点で仕事に携わる力です。 EXIDEAでは「グロースハックカンパニー」というものを打ち出しています。グロースハックというのはマーケティングとサービスの両側面を担うことで、特に弊社では「顧客満足の最大化」を最も重要視しています。 顧客満足を最大化するためにSNSや広告などのマーケティング側だけをやるのはかなり一方通行で、実際に顧客を満足させられているのかというと微妙なんですよね。 グロースハックでは、マーケティングに加えてそもそものサービス・プロダクト自体をより良いものにしていく思考を持っていて、それが結果的に顧客満足の最大化に繋がっていきます。 弊社の例でいうと、Webメディアを作る際、ただSEOを強くすることだけに注力するのではなくて、まずは自社コンテンツを磨き込み「本当にユーザーのためになるのか」という視点を持つことを常に意識しています。 EXIDEAで働く中で、このような思考を持ってマーケティングをする能力が培われたと思います。
1つ目は、先輩方への恩返しです。 自分が成果を出せず辛い時も変わらずサポートし続けて下さった先輩や上司の方に対して、まだ何も返せていないという気持ちがありました。 そのため、自分がEXIDEAに入社することで会社を良い方向に引っ張っていけたらと思ったのが理由の1つです。 2つ目は、スキル的に成長できることです。 インターン生時代の終わり頃からは、事業部のトップの方々にマネジメントしていただいたことで、成長スピードがかなり早くなりました。 経営層の方々から直接ご指導いただけることってなかなかない貴重な機会だと思いますし、そういう成長スピードの観点から考えても、自分に良い経験になると思い入社を決めました。
視座が上がりましたね。 インターン生の目線で見る会社と、社員の目線で見る会社ではやっぱり違うんです。例えば事業部全体での数字の変化を追ってみたりとか、なかなかインターン生の時点では持てていなかった視点を持つことができているなぁと感じます。 そういう視点を持つことで、EXIDEAで働く中での視座が上がったと思います。
個人的には、学生のうちに企業の組織に所属しておくことはすごく価値がある経験だと思います。 インターン経験者とインターンをせずに就職する人の間には、専門的なスキルはもちろん、ビジネスマナーといった基本的なスキルにおいても、経験値にかなり差が出てくると思います。 僕自身、インターンを始めたての頃は「お世話になっております」とか知らなかったんです笑 なので、そういう意味でも、一度会社がどのようなものなのかを経験するためにインターンをやっておくことは学生にとってすごく有益なことだと思います。
100個くらい挙げたいんですが、1番は「仕事に対するスタンス」です。 最近事業部では、「最高の1ページを作る」というワードがワンワードになっているんです。この言葉に含まれる意味はいくつかあります。 1つ目に、Webメディアを作っている僕たちが最高のコンテンツを作るという意味。2つ目に、ユーザーさんが僕らのサイトを経由したことで不安や悩みが消え、最高の1ページになるという意味。3つ目は、僕たちが運営するメディアに掲載している広告の担当者さんにとって最高の1ページにしてもらうという意味。 それに加えて、僕たちも仕事を通して人生における最高の1ページを作っていくという意味もあります。 では、こうした「最高の1ページ」を作るために何ができるのかを考えた時、顧客満足の最大化を本質として捉えていこうというスタンスがEXIDEAでの働き方の前提になっています。 お金のためを一番の目的としてやらないのが会社の好きなところでもあります。
成長できる環境ではあるので、成長意欲の強い学生の皆さんには非常に向いていると思います。 あとは「グロースハック」に興味がある人。誰かのためになりたいとか、どうせ仕事をするなら誰かを幸せにするような意義を持って仕事をしたいと思っている方は大歓迎です! 他者貢献の意識という外側のベクトルもあり、同時に自分も成長したいという内側のベクトルも両方持っている方にとっては、EXIDEAでの経験が有意義なものになると思います。
人生の質を上げるのはやっぱり集中と選択だと思っています。 インターンをアルバイト代わりにやるのもいいと思いますが、何かを成し遂げたいとか、理由はないがビッグになりたいとか、ビジネスで成長したいとか何かしら志があるのであれば、そこに集中と選択をして、やるなら思いっきりやる。 それでもし失敗しても他を選択すればいいだけです。目指すところが大きいほど自分に返って来るものも大きいと思います。 失敗は無いし、成功と思えば成功です。そこは自分に自信を持って、とはいえ謙虚に誠実に、情熱を持ってインターンを始めてもらえたらとても良い経験になるのではないかと思います。