この企業で募集中の長期インターン
参加したインターン先企業名: TAIMATSU株式会社
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: Fuga Okuzumi
大学名: 横浜国立大学
学年(取材時): 大学3年生
私は2024年7月から、TAIMATSUで長期インターンシップに参加しています。 当時の私は、大学で学び始めていたPOSデータなどを用いた「データ分析」と、個人的に関心のあった「伝統工芸」や「海外」というテーマを掛け合わせて、自分にしかできない経験を積みたいと考えていました。 そうした中で偶然出会ったのが、TAIMATSUでのインターン募集でした。 数多くあるデータ分析系インターンの中でも、TAIMATSUは和包丁を扱う企業であり、顧客の9割以上が外国籍、社員の多くも外国籍という非常にグローバルな環境であることを知りました。 「データ分析」「日本の伝統」「海外・グローバル」という、まさに自分が求めていた要素の積集合だと感じ、強く惹かれました。 募集を見つけたその日にカジュアル面談を申し込み、翌日には実際にオフィスで働き始めていました。 迷う間もなく行動に移したほど、この環境で挑戦したいという気持ちが強かったことを今でも覚えています。これが、私がTAIMATSUで長期インターンに参加することを決めた背景です。
このインターンに参加してすぐ、広告データとPOSデータを活用したデータ分析業務に取り組みました。 具体的には、店舗別・商品別・期間別の売上分析に加え、広告データと売上データを組み合わせた分析を行い、現場の意思決定に活用されるレポートの作成や、その自動化にも携わりました。 こうした業務を通じて学んだのは、単に「データを分析すること」そのものではなく、データは意思決定のための手段であるという考え方です。 数値をきれいにまとめることも重要ですが、それ以上に「この分析結果から何が言えるのか」「現場では次にどのような行動を取るべきなのか」を常に意識するようになりました。 また、大学では整備された綺麗なデータを扱うことが多かった一方で、実務では欠損の多いデータや、そもそも自らデータを取得するための仕組みを構築した上で扱う必要のあるデータを使う経験をしました。 こうした実務ならではの難しさはありましたが、その分、分析の前段階から関われる点に大きなやりがいを感じました。 さらに、顧客の多くが外国籍で、社内にも多国籍のメンバーがいる環境だったため、文化や前提の違いを踏まえて物事を考える力も身につきました。 同じプロジェクトに関わっていても、人によって注目するポイントや解釈が異なることを実感し、相手の立場や目的を意識して意見を伝えることの重要性を学びました。 技術面では、Pythonを用いたデータ処理や自動化、Excelやスプレッドシートでのレポート設計など、実務に直結するスキルを身につけることができました。 一方で、それ以上に大きな学びは、「分からないことがあれば自ら調べ、仮説を立て、まずは手を動かしてみる」という姿勢です。 このインターンを通じて、知識やスキルだけでなく、実務の中で価値を出すための考え方や行動の仕方を学ぶことができたと感じています。
今回の長期インターンシップを通じて最も印象に残っているのは、クールジャパンDXアワードで最優秀賞を獲得した経験です。 私がTAIMATSUのインターンに参加してから約4か月が経った頃、社内で「クールジャパンDXアワードに応募してみないか」という話が上がりました。 このアワードは、データやデジタル技術を活用して日本の魅力(クールジャパン)を世界に発信する革新的な取り組みを表彰するものです。 私は、インターンとしてこれまで作成してきたデータ分析ダッシュボードや、TAIMATSUが以前から取り組んでいたDX施策を整理し、それらを外部の審査員に伝えるための資料作成とプレゼンテーション動画の制作などプロジェクトの全般を担当しました。 応募から2ヶ月ほど準備を重ねた結果、一次審査・二次審査を通過し、最終的にファイナリスト3社のうちの1社として選出されました。 ファイナリストは、八芳園で開催されるクールジャパンDXサミットの場で10分間のプレゼンテーションを行い、最優秀賞が決定されます。 この過程で最も苦戦したのは、社外の人に向けた資料作りでした。 単に情報を詰め込むのではなく、「どの順序で伝えれば伝わるのか」「どのようなストーリーであれば共感を得られるのか」、さらには「スライド上で人の視線がどう動くか」といった点まで意識する必要がありました。 何度も上司にレビューをしてもらい、その度に修正を重ねました。また、インターンという立場であっても、会社の代表として表に立つ以上妥協はできないと考え、最終選考のプレゼンに向けた練習も何十回と行いました。 その結果、最優秀賞を受賞することができ、大きな達成感と喜びを感じました。 この経験を通じて、アウトプットの質は技術力だけで決まるものではなく、「誰に、何を、どう伝えるか」を徹底的に考え抜く姿勢が重要であることを学びました。 また、インターンであっても、責任ある役割を任され、本気で取り組めば会社や社会に対して大きな価値を提供できるのだと実感した経験でもあります。
今回参加したインターンシップ先で特に魅力を感じた点は、立場や年次に関係なく、価値提供を基準に役割や裁量が与えられるチーム文化です。 TAIMATSUでは、インターンであっても「できること」「やりたいこと」に対して積極的に任せてもらえる環境がありました。 実際に、データ分析やダッシュボードの作成、外部向けの資料やプレゼンテーションの作成など、会社の意思決定や対外的な評価に直結する業務を担当させていただきました。 肩書きではなく成果や姿勢を見て評価される点に、大きな魅力を感じました。 また、社内には外国籍のメンバーも多く、多様なバックグラウンドを持つ人が集まっているため、「前提を揃えること」や「なぜそう考えるのかを言語化すること」が自然と求められる文化がありました。 そのため、単に指示をこなすのではなく、自分なりの意見や仮説を持った上で議論に参加することが当たり前となっており、主体性を持って働く姿勢が鍛えられたと感じています。 さらに印象的だったのは、「まずやってみる」という挑戦を後押しする雰囲気です。 完璧さも大事ですが、それ以上にスピードや改善を重視し、試行錯誤を繰り返しながら前に進む文化があったからこそ、インターンである私も臆することなく新しい取り組みに挑戦することができました。 このような環境の中で働いたことで、チームの一員として価値を出す意識や、自ら考え行動する姿勢が自然と身についたと感じています。
私が他の大学生にも長期インターンシップをおすすめする理由は、大学では得られない「実務の中で価値を出す経験」ができるからというものが思い付きます。 大学では、理論や整った前提条件のもとで学ぶ機会が多い一方で、実務の現場では課題が明確に定義されていなかったり、データが不完全であったりすることがほとんどです。 長期インターンでは、そうした不確実な状況の中で「何が課題なのかを自分で考え、どう行動すべきかを決める」経験を積むことができます。 また、インターンという立場でありながらも、チームの一員として責任ある仕事を任されることで、自分のアウトプットが誰かの意思決定や成果に直接影響する実感を得られました。 この経験は、自分の強みや弱みを客観的に理解するきっかけにもなり、将来どのような環境で働きたいのかを考える上で大きな指針になりました。 さらに、長期インターンは「自分は社会で通用するのか」という不安に対して、実体験を通じて答えを得られる場でもあると思います。 うまくいかないことやぶつかる壁も多くありますが、その分、成長を実感できる瞬間も多く、学生のうちにこうした経験ができることは大きな価値だと感じています。 だからこそ、少しでも興味がある分野や環境があるのであれば、ぜひ長期インターンシップに挑戦してほしいと思います。 早く現場に飛び込むことで、自分の可能性や選択肢を広げることができると、私はこのインターンを通じて実感しました。