この企業で募集中の長期インターン
サポート行政書士法人
事務/アシスタント 愛知県【名古屋】行政との交渉や申請に挑戦!法律実務が学べる長期インターン
サポート行政書士法人
事務/アシスタント 東京都【新宿】学生のうちに提案力と実務力を!補助金サポート実践インターン
参加したインターン先企業名: サポート行政書士法人
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: サファリ ケイハン
大学名: 東京都立大学
学年(取材時): 大学4年生
最初のきっかけは、「英語と法律のどちらも生かせる仕事をしたい」という気持ちでした。大学では法学と英語を中心に学んできて、どちらかを諦めるのがもったいなく感じていたんです。 そんなときに、外国人の方の在留手続きを支援する“入管業務”を知りました。英語を使いながら法律に関わることができる点に強く惹かれ、「いつかこうした仕事に携わってみたい」と思うようになりました。 調べてみると、こうした入管手続きを専門にサポートしているのが行政書士だと知り、「まずは行政書士の仕事を現場で体験してみたい」と感じるようになりました。そこでインターンの募集を探し、サポート行政書士法人に出会いました。 サポート行政書士法人は、英語を使う機会があること、規模が大きく幅広い業務に触れられそうなことが魅力で、「ここなら将来につながる実務経験が積めそうだ」と思ったのが応募の理由です。 実際、行政書士法人として扱う許認可の分野も多く、東京・名古屋・大阪に拠点を持つ規模の大きさや、スピード対応・翻訳体制など、学べる環境が整っている点にも惹かれました。
現在任されているのは、宅建士の資格者管理です。大手不動産会社の宅建士の方々をまとめて管理する業務で、更新の時期も変更内容も一人ひとり違うんです。住所や氏名の変更、勤務先の異動、そして5年に一度の資格更新。そのすべてを期日を守って申請していく必要があります。 最初は本当に戸惑いました。似ている書類でも条件がまったく違ったり、期限がずれていたり。頭の中で整理しようとしても追いつかない日もあって、社内決裁に出した申請書が付箋だらけで戻ってきたこともあります。 「ここも違う」「ここも抜けてる」そんな指摘が重なるたびに落ち込みましたが、毎回“なぜ間違えたのか”を一緒に確認してくれる社員の方がいて、改善するチャンスをもらえる環境でした。少しずつできることが増え、自分の力で期日通りに申請が通ったときは達成感がありました。
宅建業の知識は、本当にゼロからのスタートでした。 それでも何とかなっているのは、「やりながら覚える」スタイルだからだと思います。座学の研修がたくさん用意されているわけではなく、その都度、先輩社員の方から業務の説明を受けて、まず自分でやってみて、フィードバックをもらって改善する。このサイクルを繰り返す中で、少しずつできることが増えていきました。 いきなりお客様対応を丸投げされることはなく、「今の自分にちょっと背伸びした仕事」を、先輩が見守りながら任せてくれるイメージです。教科書を読んでから動くより、実際に案件に触れながら学ぶ方がしっくりくるタイプなので、この環境は自分にはすごく合っていました。
SNSの運用も担当させてもらっています。これは自分から「やってみたいです」と言ったことがきっかけでした。 会社ではたくさんの種類のSNSを運用しているのですが、海外向けの発信に強いLinkedInはまだ使っていなくて、「英語での情報発信にも力を入れた方がいいんじゃないか」と感じたんです。思い切って代表に相談したら、「それ、ぜひお願いします」とすぐに任せてもらえました。 そこからは、投稿のテーマ決めから英語での文章作成まで、運用を一通り担当しています。発信している内容は、在留資格に関する基本的な情報や、最近行われた法令改正など、海外の方が興味を持ちそうなテーマです。 最初は反応もほとんどなくて、「これ本当に読まれているのかな…?」と思っていましたが、少しずつ閲覧数が増えていき、「あ、ちゃんと届いているんだ」と感じられるようになりました。 “やりたい”と声を上げたことを、そのまま挑戦させてもらえる。インターンなのに信頼して任せてもらえていることが本当に嬉しいし、もっと頑張ろうというモチベーションにもつながっています。
一番変わったのは、時間に対する意識です。 もともと私はこだわりが強くて、ひとつの仕事を丁寧にやりすぎてしまうタイプでした。でも、会社の業務では“期限”も同じくらい大事です。丁寧にやりたい気持ちは大切ですが、時間をかけすぎると結果として誰かの作業が止まってしまうこともあります。 最初のころは、丁寧さとスピードのバランスが掴めずに苦労しました。でも、毎回ミスの原因を振り返ったり、社員の方のやり方を真似したりするうちに、「限られた時間の中で、どこまで質を出せるか」を考えられるようになりました。 “完璧にやること”が正解ではなく、“期限と質のバランスを取ること”が仕事なんだと、意識が変わった一年でした。
インターンを始めた頃は週二日で、社員さんと同じ時間帯で働いていました。慣れてきてから週三日に増え、今ではインターンが生活の中心になっています。大学三年生のうちに単位をほぼ取り終えていたので、四年生になってからは負担も少なかったです。 試験期間やレポートが重なる時期は、前もって「この期間は休みたいです」と相談すれば調整していただけるので、学業との両立も問題ありませんでした。同じように学生インターンが多く、みんな大学と両立しながら働いています。
実際に働いてみて、想像していた士業事務所のイメージとは全然違いました。もっと堅くて静かな場所を想像していたのですが、サポート行政書士法人は年齢の近い社員さんが多く、雰囲気もフラットで話しやすいです。分からないことをすぐ相談できる空気があって、とても働きやすい環境だと感じています。 また、慣れてくると行政やお客様と直接やり取りする場面も多く、色々な方と関わる機会があるのも魅力の一つです。「助かりました」「ありがとうございます」とお客様からメールをいただける瞬間は本当に嬉しくて、“自分の仕事が誰かの役に立っているんだ”と実感でき、やりがいにもつながっています。
いちばんの決め手は、「インターンを通して、この環境なら自分は頑張り続けられると感じたこと」です。 インターンを始めた当初は、「行政書士の仕事に触れてみたい」という気持ちが中心で、この会社に絶対入りたい、とまでは考えていませんでした。でも、一年近く一緒に働く中で、仕事の進め方や社員の方の姿勢、仕事との向き合い方、そして“やりたいです”と手を挙げたときの反応まで、全部ひっくるめて「ここは自分に合っている」と思えるようになりました。 代表の方や上長から「意識が変わってきたね」と声をかけてもらえたことも印象に残っています。自分の成長をきちんと見てくれている人がいる、という安心感はすごく大きかったです。そうした日々の積み重ねが、「ここでなら、社会人としての一歩目を踏み出したい」と思えた理由でした。 また、将来的には行政書士資格にも改めて挑戦して、専門性をより高めていきたいと考えています。インターンで得た実務経験を土台に、資格取得にもつなげていきたいです。
私から伝えたいのは、「少しでも興味が湧いたインターンには、ぜひ応募して、実際にその会社の業務を体験してほしい」ということです。 実際に働いてみると、イメージ通りの会社や仕事に出会えることの方が少ないかもしれません。でも、そのギャップを含めて、「自分に合う・合わない」がはっきりしてきます。その中で、「自分は働く上でどんな価値感を大事にしたいのか」「どんなスキルが必要なのか」が見えてくるはずです。 ITスキルなのか、英語なのか、コミュニケーションなのか。学生のうちに時間をかけて伸ばせる力は、社会人になってから急に身につけるのは難しいと感じています。 だからこそ、気になるインターンがあったら、まずは一歩踏み出してみてほしいです。私自身、このインターンがきっかけで就職先が決まり、働き方のイメージもぐっと具体的になりました。 「やってみたいかも」と思ったその気持ちを、ぜひ大事にしてほしいですし、積極的にアクションを起こしてほしいなと思います。